週刊少年ジャンプ2018年4・5合併号（12月25日発売）には、『ONE PIECE』のパロディ読切企画「ONE PIECE ショート!」なるものが掲載されています。この企画には本誌で連載を持っていないジャンプ作家陣（主に若手）7名が参加しており、『ONE PIECE』のショートギャグ漫画6作とパロディ扉絵で構成されています。中でもコビーに激似の中学生の日常を描く４コマ漫画「コビー似の小日山」が秀逸で、栄ちゃんもイチオシみたいです。


■「扉絵」畠山達也

※作者の畠山達也さんはピンのお笑い芸人を兼業しているという異色のマンガ家。第83回赤塚賞の佳作受賞を経て、「少年ジャンプGIGA」（2016年）にて読切デビュー。

■「コビー似の小日山」なかまる










※本誌には、この他5本の四コマ漫画（計9本）が掲載されています。「最強ジャンプ」あたりで、このまま連載化しても良さそうなクオリティの高さです。作者は「ジャンプ＋」から派生した漫画投稿サイト「少年ジャンプルーキー」出身のマンガ家みたいです。


■「ニコ・ロビンの楽に生ぎたいっ」すがぬま たつや










※本誌には、この他6本の四コマ漫画（計9本）が掲載されています。この作品には「こんなロビンは嫌だ」というアオリ文句が付いているのですが、まさしくキャラ崩壊したロビンが”ハナハナの実”の能力の可能性を示してくれています(笑)。作者は「ジャンプ＋」で『時を最低限かける六田氏』というギャグ漫画を短期連載していました。


■「どこでもクロッカスさん」薗田亮介




本誌には、あと1本の四コマ漫画（計3本）が掲載されています。原作の名シーンにクロッカスが入り込んできてしまう構成でして、これなら何百本でも描けると思います(笑)。作者はジャンプスカウトキャラバン、第93回手塚賞投稿を経て、「ジャンプGIGA」（2017年）で読切デビュー。


■「ゴーストプリンセス ペローナちゃん」平方昌宏

※こちらはペローナが主人公の4Pのショート漫画。オチ以降はミホークと『干物妹!うまるちゃん』的な展開があれば良いなと妄想してしまいます。作者はジャンプ本誌でも連載経験がある平方昌宏先生。代表作は『新米婦警キルコさん』。


■「ワンピース 地獄編」仲間只一

※四コマ漫画2本（実質8コマ漫画1本）掲載。新世界編でも勝ち様が無い強い相手に直面し、麦わらの一味は5年間の修業をすることに。その結果…ルフィは傷と筋量を増やし、ゾロは八つ墓村風で四刀流に、フランキーはエヴァンゲリオンになり、チョッパーはシン・ゴジラ化。ナミの体の成長具合が気になるところですが、他の一味の様子は不明です。作者はJUMPトレジャー新人漫画賞受賞を経て「ジャンプNEXT!!」で読切デビュー。昨年、ジャンプ金未来杯で本誌デビューも果たしています。


■「部屋探し」伊原大貴

※こちらは一人暮らしするための部屋を探している大学生が主人公の6Pのショート漫画。不動産屋に紹介されたアパートの住人は奇人・変人がどうやら多いようで…。作者は「ジャンプ＋」、その前身の「ジャンプLIVE」ともに立ち上げ時にギャグ漫画を毎日更新で連載していたというギャグの奇才。この作者が描くキャラクターはどれも好感が持てて好きなのですが、書籍化はされてないんですよね。本誌で連載すれば人気が出ると思うのですが。あ、でも今回の読切はあまり面白くありません（ぁ


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