マンガと漫画家を徹底解剖する小学館発行の「漫画家本」シリーズの第4弾『
松本大洋本』(2017年12月27日発売)では、画業30周年を迎えた松本大洋先生を徹底特集。本書の目玉企画としては松本大洋先生がリスペクトする大友克洋先生とダウンタウンの松本人志さんとの対談2本を掲載。ロングインタビュー、全作品解説、設定資料や落書きの公開、未単行本化作品の掲載、セリフ集、論文(松本大洋論)、スペシャルゲストによる寄稿など、盛り沢山の225ページとなっています。
本書のあとがきでも言われているように、ゲストに参加している方々は”松本大洋好き”の面々で、自身の画集(ONE PIECE COLOR WALK 5~SHARK~)の対談相手に選んでもいる
栄ちゃんはトリビュートイラストを寄稿しています。その他、このゲストコーナーは、小泉今日子さんは20代の頃の『鉄コン筋クリート』にまつわる思い出を、ピースの又吉さんは『Sunny』への想い入れを、大学の先輩で初代アシスタントでもあった永福一成先生は漫研時代からデビュー時のエピソードを寄稿している等、バラエティに富んだ内容となっています(通常は交流のある漫画家や出版社つながりの漫画家によるトリビュートイラスト企画メインになるところだと思います)。