生駒里奈、乃木坂46卒業後は「ルフィみたいに航海していきたい」
本日3月7日に東京・東京ワンピースタワーにて行われた同タワーのオープン3周年PRイベントに生駒里奈(乃木坂46)が登場した。
東京ワンピースタワーは東京タワーフットタウン内にある、尾田栄一郎によるマンガ「ONE PIECE」のテーマパーク。2015年3月にオープンした。本日行われた3周年PRイベントには生駒と、彼女と同じく「ONE PIECE」の大ファンとして知られる渡部秀が、マンガの主人公・ルフィをイメージした衣装で登場した。衣装のこだわりポイントとして生駒は「ルフィをイメージした真っ赤な“ワンピース”と麦わら帽子」と説明。渡部は「ルフィはルフィでも映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』のときの城に突入するときのルフィを……」とさっそくマニアっぷりをアピールして、記者陣を驚かせた。また渡部が1997年の連載スタート時からの「ONE PIECE」ファンだと話すと、生駒が「私は今22歳なのでほぼ同期だ!」と声を上げた。
東京ワンピースタワーでは3周年を記念して3月9日より同作の特別版単行本「巻三三三」がパークへの入場者に配布される。「巻三三三」の読者第1号となった2人。その感想を生駒は「ぎっしり『ONE PIECE』の世界がつまっている。迫力がすごい」と声を弾ませ、渡部は「尾田栄一郎先生のメッセージがどれだけつまっているかということに重きを置いている」と大興奮の様子を見せる。「巻三三三」の中で特に好きなページを尋ねられると生駒は尾田とGReeeeNの対談ページをピックアップ。その理由を「マンガを読んでいるような感覚になってすごく面白かったです。ボリュームも多いし、いろんな裏話も知れた」と話す。一方、園内で行われているライブショー「ONE PIECE LIVE ATTRACTION “3”『PHANTOM』」の台本メモのページを挙げた渡部は「ファンなら誰しもがうれしい先生のラフや癖字が見れる。付け加えられた物語も重要なシーンで」と熱弁した。さらに「SBS」のコーナーで“麦わらの一味”全員のサインが見られることについてMCから振られると渡部は「ナミ、サンジ、チョッパー、ブルックのサインは本邦初公開なので、この4人のサインが見られるだけでも『巻三三三』の価値がある!」と大絶賛。生駒は「みんな個性があふれすぎてて。自分のサインの参考にしようかなと思いました」とコメントした。
東京ワンピースタワーでは4月からアトラクション「ルフィのエンドレスアドベンチャー」内のルフィシアターのアニメーションがリニューアルしたり、特別企画展「ログギャラリー」の新シリーズがスタートしたりと、新たな企画が続々登場する。これにちなみ「新たに挑戦したいことは?」と聞かれると渡部は「いつか『ONE PIECE』のゲスト声優がやれたらいいなと。大きな力でなんとか先生に届けてもらって……」と野望を口に。生駒は「親孝行」を上げたのち、「実は渡部さんは地元の先輩なので、渡部さんのその願いが叶うことを願っています」と言うと、渡部が「一緒に出られたらいいですよね。秋田をイメージした“ナマハゲール島”とかを舞台にした作品で(笑)」と声をかけた。
最後に渡部が「こういう職業をしていることを存分に生かして、『ONE PIECE』という作品の面白さをどんどん世の中にさらに広めていきたいと思います。皆さまにお届けできている喜びを味わいながらこれからの俳優人生もがんばっていきたい」と「ONE PIECE」への思いを語る。生駒は東京ワンピースタワーについて「ここに来ればすべてが面白く伝わってくるんじゃないかなと思います。たくさんの人に来てもらえればと思います」とアピールして、発表会見を締めくくった。
その後のフォトセッションで「ONE PIECE LIVE ATTRACTION」のキャラクターに囲まれると生駒は「うわ、どうしよう、カッコいい!」と赤面する。そのあとに行われた囲み取材で彼女は「キャラクターに会えて大興奮でした」とこの日の感想を述べた。さらに共演はこの日が初めてだと言う同郷の2人。互いに共演は念願だったと言い、特に生駒はテレビで渡部が出演しているのを観て「いつかこの人たちに仕事で会えるようにならなきゃ」と思っていたと感激した様子を見せていた。また3周年にちなんで記者から「3年後はどんなふうになっていると思いますか?」と聞かれると、乃木坂46からの卒業を発表している生駒は「芸能界で生き残ってればそれでいいです」と発言。また卒業の理由を「自立した大人になりたい」と説明し、「未来は明るいので、秋田を盛り上げたり、自分の可能性を広げたりしたい。ルフィたちみたいに、恐れないでしっかり航海していきたい」と今後への心持ちを語った。最後に記者から「乃木坂46でやり残したことは?」と聞かれると「やり残したことはないです。十分いろんなことをやらせてもらったのでもう何も望みません」ときっぱり。「最後はいいものを作って終わりたい」と力強く話した。
(音楽ナタリー)