本日14日発売の週刊少年ジャンプ2018年33号は創刊50周年の記念号。『BLEACH』の久保帯人先生の新作読切が掲載されているだけでも通常であればニュース性がありますが、創刊50周年企画では『こち亀』の特別読切、井上雄彦先生と鳥山明先生の特別対談が掲載、さらに歴代連載漫画家100名超の直筆サイン色紙と巻末コメントが寄せられ、創刊50周年記念号に相応しいスペシャルな内容となっています。
表紙は連載作家陣が自身のマンガの主人公と歴代マンガの好きなキャラクターを並べて描いたもので、新旧ジャンプの歴史を感じる集合絵になっています(表紙は折り込み型で本号掲載の全連載陣の描き下ろし)。自他ともにドラゴンボールチルドレンと認める栄ちゃんは悟空とルフィが肩を組んだイラストを描いています。表紙登場キャラクターは現連載陣の世代的にか、特に30代のジャンプっ子にはドンピシャなラインナップになっているかもしれません。
誌面では表紙に描かれたキャラクターについての連載作家陣がコメントを寄せています(原作担当のコメントもあり)。
尾田栄一郎 先生
キャラクター名:孫悟空
作品名:『DRAGON BALL』鳥山 明 先生
子供の頃から漫画家になりたかった僕はある日、鳥山明という人の絵に魅了されてしまいました。なんて絵のうまい人だ!!と。悟空は勿論あらゆる人間、動物、背景まで摸写しまくる日々。指、筋肉、わき、全ての造形が魅力的です。ですから鳥山先生以外の描く悟空には興味を示さない、とても面倒くさいファンでした。今回の企画は僕の絵柄で悟空を描くというものでしたが、つまりあれも悟空とは認めません。2空半くらいです。
Σそこは2.5空じゃないんかい!ややこしいw
ついでに『ドラゴンボール 完全版』初版(2002年)の折り込み冊子用に栄ちゃんが描いた悟空も貼っておきますね。
純粋に好きなキャラクターを選ぶと作品被りがありそうなものですが、表紙登場キャラクターに作品被りは無く、そこはデザイン上の配慮があったものと思われます(実際、原作担当が選んだキャラクターには作品被り有り)。歴代ジャンプ漫画の中でも『ドラゴンボール』は人気が高そうですが、そこは栄ちゃんが悟空を頂きましたよ、と。
現連載陣を含めた歴代連載漫画家による創刊50周年記念の直筆サイン色紙は全部で101枚。本誌掲載の応募券1枚で応募する抽選で各1名に宛名付きでプレゼントされます。サイン色紙プレゼント企画はこれまでも本誌で度々ありましたが、今回は飛び切り数が多く、希望の好きな色紙を1枚選んで応募する形式なので、101枚もあれば応募の穴場になっている(当選確率が別段高い)色紙もありそうなものです。鈴木央先生の連載デビュー作『ライジングインパクト』のサイン色紙とか(画像の裏面に掲載)、今や貴重です。
栄ちゃんのサイン色紙は50周年仕様でいつものものよりちょっとだけ豪華。ルフィは海賊コートを着ている模様です。こちらは当然、倍率は高いでしょう、と。
本号の各連載漫画には、連載陣がデザインした特別仕様のジャンプパイレーツが隠されています。色紙の応募にはどれか1つを見つけ出すことが条件になっているという趣向です。また、色紙応募のダブルチャンスで、この海賊マークがデザインされたクリアファイルが5000名に当たるとのこと。
本号掲載の『ONE PIECE』911話にこのルフィ仕様のジャンプパイレーツが隠されているということだったのですが、意外に見つけるのが難しくて3回読み返しましたよw 反転していると分かっていれば簡単だったかもしれません。
こちらが歴代連載漫画家が創刊50周年に寄せた巻末コメント集。連載当時を懐かしむコメントやら近況報告やら告知やら、色々です。なお、荒木飛呂彦先生のみ指定の字数制限をオーバーした模様(笑)。現連載陣については通常通り、巻末目次にコメントがあります。こちらもいつも通りのコメントだったり50周年のお祝いコメントだったり様々です。
とりあえず保存用を入れて2冊購入しましたが、色紙応募用にあと何冊買えばいいものか・。・