12月4日発売の『ONE PIECE』関連書籍5点ーー。
近所の書店がマヌケでして、同時発売のONE PIECEスピンオフ漫画が『ONE PIECE』と一緒に陳列されていないものだから入荷していないのかと思ったら、全く別の棚に並べられていました。売る気ないんかい!と。2冊ずつしか入荷していない様子を見たら明らかだったのですが、まぁ、ウェブ漫画の単行本の扱いはどこの書店もこんな感じなのでしょうか。
書店の消極的な売り出しに対して、私がプッシュしたいのはもちろんこちら↓
伊原大貴先生の『
恋するワンピース』第1巻ですね。
無料で読めるウェブ漫画の単行本にわざわざお金を出して買うという行為は、特に単行本派の人にはなかなか理解されないものだと察します。それにウェブ漫画の単行本はページ数が少ない上に値段が高いですからね。ただ、ウェブ漫画の収益のほとんどが単行本であることを考えると、単行本を購入する行為は好きな漫画の連載が続いて欲しいという気持ちからの献金的な意味合いが強いのかなと、私自身がそうなので、そう思います。
しかし、それは抜きにして『
恋するワンピース』の単行本は買う価値があるのでオススメです。
1)カバーデザインが素晴らしい
まずはこれですね。『ONE PIECE』の単行本を模倣したデザインになっています。表紙、背表紙、裏表紙いずれもです。背景の古地図はよく見ると地図ではなくキャラクターの名前(伊原先生の名前も)とハート、天使が描かれています。
2)表紙絵が素晴らしい
しかも、表紙絵は『ONE PIECE』第1巻の表紙を絵を模倣した1コマ漫画になっています。
3)背表紙は描き下ろし
『ONE PIECE』の単行本では表紙絵が使い回される部分は描き下ろしのキャラクターの立ち絵になっています。単行本を並べると絵が繋がるデザインになりそうです。
4)裏表紙のあらすじも漫画!?
裏表紙に記載のあらすじもキャラクターのセリフとして漫画になっています。
5)カバー折り返しにイラスト
後ろ側のカバーの折り返し(作者欄とは反対側)は『ONE PIECE』の単行本では既刊情報が載っているところですが、ここにはカラーの漫画が載っています(これは描き下ろしではない?)。『ワンパンマン』の単行本でよく見る手法です。
6)恒例のカバーめくり!
『ONE PIECE』の単行本でお馴染みのカバー下の表紙と裏表紙の仕掛けがあり、表紙も裏表紙もカバーをめくるギミックをネタにしたカバーとは別の漫画が載っています。『ONE PIECE』ファンなら思わずムフフとなる内容です。
7)扉表紙と目次
扉表紙は本家の『ONE PIECE』を倣ったデザインになっている一方、目次は本家より気合いが入ったデザインになっていました。
8)おまけページ多数!SBSとUGKも
話と話の間のおまけページには
伊原先生がTwitterで公開しているような絵日記の調子で(絵のクオリティは単行本が上)、伊原先生が登場する漫画が描かれています。収録話数は13話+描き下ろし1話と多く、その分おまけページも多いです。連載化の裏話や単行本作業のこと等が語られています。
また、『ONE PIECE』本家のおまけページで恒例のSBSとUGKを嘘風(ウソップ)が立ち上げようとしており、これもおまけページの漫画になっていますが、結局どちらも始まっていませんね(笑)。
9)描き下ろし漫画
これでもかというぐらい単行本描き下ろしがあるのに、さらに本編と同じボリュームの描き下ろし漫画が1話収録されています。内容は本編の学園ものとは別のファンタジーものでした。
10)尾田先生コラボ色紙プレゼント
単行本の発売を記念して栄ちゃんのウソップと伊原先生の嘘風(ウソップ)が並んで描かれたコラボ色紙のプレゼントキャンペーンが実施されています。応募にはコミックス帯に記載の応募券が必要です(応募締切:2018年12月31日)。このコラボ色紙は帯に掲載されており、これだけでも価値があるというものです。おまけページにはこの色紙を描いた時のエピソード漫画(絵日記)も載っていますよ。
また、このコラボ色紙プレゼントキャンペーンは同時発売のもう一つのONE PIECEスピンオフ漫画『コビー似の小日山〜ウリふたつなぎの大秘宝〜』第1巻でも実施されています。
こちらは栄ちゃんのコビーと なかまる先生の小日山が並んで描かれたもの。コビーのサイン色紙は初めて見た気がします。これだけでもやはり買う価値がありますが、『小日山』と『恋するワンピ』では本編の内容も単行本の充実度も違いがハッキリと出てしまった形です。
多分、私が『小日山』の2巻を買うことはないと思います。
『恋するワンピース』伊原大貴先生が可愛い件、先生の11つのコト
『ONE PIECE』生原画プレゼントの奇跡