悪魔の技を思いついてしまったお・・・
知っての通り、ロビンの
ハナハナの実の能力は、能力者の体の一部(全身も可)をどこにでも咲かせることが出来るというものです。咲いた体の一部は手や足であれば自在に動かすことができ、目や耳であれば知覚することができます。動くものに咲かせるのも容易で、対人戦では能力とサブミッション(関節技・絞め技)の相性が良く有効です。咲かせた体の一部には、さらに体を咲かせることができ、ネットのような構造物を作ったり、巨大化した体で重量級の攻撃を仕掛けることも可能です。また、実体を捉えることができないものは例外のようですが、視覚外のものにも咲かせることはできるようです。
ロビンの数ある技の中で印象に残っている強烈な技に
二輪咲き「グラップ」があります。
この技は両腕を咲かせて対象物を手で握るといういたって単純な技ですが、本編でのこの技の使いどころがハナハナの実の真の恐ろしさを垣間見せています。ロビンはこの技をフランキーに対して使い、太ももから両腕を咲かせてフランキーの股にぶら下がる”タマ”を両手で握り上げ、そのままもぎり取ろうとしたのでした。あまりの痛さにフランキーは叫び声を上げ、倒れ込んでいます。なんて恐ろしい…。
ただし、二輪咲き「グラップ」による局部攻撃は男にしか通用しません。
そもそもフランキーの”タマ”をよく平然な顔で握れるな、と思うわけですが、能力で咲かせた体は知覚はあっても本人の体そのものではないわけです。触覚としてフランキーの”タマ”の感触はおそらくロビンに伝わっていたはずが、ロビンの手が汚れたわけではないと。この点はロビンの技を考案する上で割と重要なポイントです(ロビン「…やだベタベタするわ」)。
男女問わずの局部攻撃なら、じゃあ
二輪咲き「カンチョー」だ、なんて話ではありません。まぁ、考え方は近いのですけど。
ロビンの技は標的を体の内部に向けると格段に恐ろしい技になります。カイドウやビッグ・マムに有力なダメージを与える方法としてルフィは内部破壊する覇気の力を習得しましたが、ハナハナの実の能力を使えばロビンにもカイドウやビッグ・マムを倒すことはおそらく可能です。
例えば、胸腔に咲かせて横隔神経を切ったり、気管をねじ切ったり、心房をむしり取ったり、腹腔に咲かせて後大静脈を破ったり、腸をねじ切ったり、、、なんて
悪質な技なんだ…。
しかし、体の内部に”咲かせる”というのは、特に言及されていませんが、おそらく能力の制約に引っかかるものだと思われます。なぜそう言えるのかというと、ハナハナの実に限りませんが、敵の体の内部を対象に無制限に能力を発現できるというのは能力として強すぎるのと、絵的にグロくなる可能性が高いからです。ロビンは「咲く場所を厭わない私の体」と言っていますが、体の中に体は咲けないとうわけです。ここではそういう能力の制約があることにしておきます。
ところが、その制約があった上で体の内部に到達し、致命的な傷害を与える方法がいくつか考えられ、
その技が決まると相手は死にます(ドン!)。
体の内部に侵入する入り口としては主に鼻、口、肛門が考えられ、パンツは大抵の人が穿いているでしょうから、入り口は鼻か口になります。入り口付近に適当に体を咲かせて、入り口に体を突っ込みます。後は内部に収まるサイズで体に体を追加して伸ばしていけば体の内部に侵入することができるわけです(生理学的に言うと体の外部ですが)。
口腔と鼻腔は喉でつながっており、喉頭蓋で気管と食道に分かれます。鼻腔もしくは口腔に指や手を突っ込まれることを想像しただけでも非常に苦しいですが、
喉や気管に指でも詰められようものなら、いとも簡単に窒息してしまうことでしょう。餅などを喉に詰まらせて窒息するのと同じ要領です。
この究極とも言える絞め技があれば、カイドウとビッグ・マムを倒すことができるでしょう。噛まれる危険がない鼻の方が口よりもリスクが小さいわけですが、カイドウとビッグ・マムの鼻の穴は大きいでしょうからね。この技を使って力は関係なくバッタバッタとロビンが倒していったら、まさしく悪魔の子です。
もちろん、この技が原作に登場することは一切ないと思うのですが、この技の対策は実は非常に簡単です。ジャックのようなマスクで鼻と口を常にガードしておけばいいわけですから。しかし、それでも顔や頭に腕を咲かせて、目潰しを仕掛けることは可能なので、実際はロビンマスクのようにフルフェイスのマスクをする必要はあるでしょう。それでも目隠しや、鼻と口を塞いで嫌がらせは出来ますが。やっぱり悪質…。
このようにハナハナの実の能力で技を考えてみると、エゲツない技はいくらでも思いつくのですが、ロビンはそういう技は使わずに、対人戦ではサブミッションをメインに使っているんですよね。ロビンの感じだと「ひどい事するわ」と言いつつ、やりそうなものですが、本当にひどい事だと思って自制しているのでしょうか。
もし、ハナハナの実の能力者がルッチとかだったら、少年誌の枠に収まらなかったかもしれません。
ところで、ハナハナの実の能力が覚醒するとどうなるのでしょう?
覚醒は周囲に能力の影響が及ぶということですから、地面や木、壁がロビンの体になるのでしょうか・・・? あまり強くはなさそうです。というか、元々周囲に咲かせることができるので覚醒の恩恵が少ないのでしょうね。言い換えると、元から強い能力だということです。ハナハナの実の能力を舐めてはいけません。