映画の声ね、今回『STAMPEDE』に出させてもらったり、本当は古くはワンピース応援隊(注:正しくはワンピース応援団。2007年公開の劇場版『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』のプロモーションのために結成)っていう、10何年前の時にご一緒させてもらって、そこからず〜っと、一緒にたこ焼きパーティーやらせてもらったりとか、一緒に飲みに行ったりとかしてたんですよ。本当に忙しい間を縫って。尾田さんが、一度、体験してみたいということで、今だったら言っていいのかな?昔、かなり昔に中野のおキャバ(クラ)の方に行ったことがあるんです。「一度は山ちゃんがいるんだったら見てみたい」ということで、人生経験上。その店は地元の方からは”モンスターボックス”って呼ばれる(笑)。そこ行ったぐらいで(原作が)スリラーバーク行ったんで、そこで思いついたんじゃないかなって(笑)。
仲がいいけど自分の絵描いてくれ、なんて言えないじゃん。例えばさ、俺に「僕らが結婚したら僕らをテーマに漫才一本作ってくださいよ」みたいなことでしょ?そんな失礼なこと言えないじゃんね。でも、あんな素晴らしいものを描いてくれた尾田さん。
もちろん、LINEでお礼をしたところ、尾田さん「いや、約束果たしただけだよ」って返ってきたの。「え、ありがとうございます、約束覚えててくれたんですね」って、これ、本当ダメなやつだけどさ、「約束覚えててくれたんですね」って言ってる俺が約束覚えてなかったの。約束!?約束!?って、なって。
で、その後、尾田さんが多分、僕のこの感じを察して、約束の話をしてくれたのさ。LINEで。約束ってのがさ、10年前ぐらいに尾田さんととあるイベントに、クラブと呼ばれるところで、あるアーティストの誕生会をやるということで、尾田さんがたまたま「山ちゃん、行ってみない?」ってことで行かせてもらったの。結構大々的にさ、芸能人の方もちらほらいたりとかさ、モデルさんがいたりするとこで、で、そこ行ってさ、俺、結構酔っちゃって、その場にいたあるタレントさんからシャンパンの瓶一気(飲み)を促され、ベロンベロンになっちゃう事件があったのさ。そんで、そこでさ、どうやら言ったのよ。尾田さんに「尾田さん、俺、夢があるんです。もし俺が結婚するようなことがあったら、尾田さん、僕とその未来のまだ見ぬ奥さんの、2人の絵を描いてくれませんか?」って言った10年前のを、尾田さんが覚えてくれてたんだって。尾田さんは「山ちゃんっていう人間は多分、自分のキャラクターがそういうキャラクターでやってる、お笑いのことを一生懸命やろうとしてる人間だから、これを描く日が来るとはずっと思ってなくて」、僕のニュースを見た時に「あの約束を果たせると思って、すげぇ嬉しかった」っていう。素敵でしょ。カッコよすぎるよ、尾田さん。
で、「やっと約束を果たせて渡せたよ。500回の記念もあってさ」ってやり取りしてさ、「尾田さん、本当ありがとうございます」。本当にうれしいの。で、WAONさん、妻であるWAONさん(注:蒼井優さんが広告をしているイオンのWAONカードに由来。ラジオでの蒼井さんの呼び名になっている)も喜んでさ、「どこに飾ろうかな?」ってワクワクしててさ。
で、その会で他にも覚えてること何かあるかなって確認したら、尾田さんに夢を語って、「(僕が)いいよって言ったら、すごい嬉しそうにその場から立ち上がって、別の部屋にふらふらふらって行って、大きな声で山ちゃん言ってたの」。「何すか?」って言ったら、「そこら辺にいるモデルさんたちをばーっと指差して、『てめーらみてぇな側(がわ)だけの人間より俺の方が幸せになってやるからな!』」って(笑)。「どう思いました?」って言ったら「狂気だった」って(笑)。