「BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM 10th ANNIVERSARY」の公式サイトにて出場作品の原型が公開になりました。ワンピース部門（造形王頂上決戦）は昨年の優勝者である韓国のGORAESH氏が唯一の海外勢と参加する形になりますが、出来上がった原型を見ると、日本の原型師たちの造形レベルが高すぎて、差がはっきり出てしまったように見受けられます。


VAROQ（日本）〜モンキー・D・ルフィ〜



P.O.Pと題材が完全に被ってしまったルフィ太郎。表情はP.O.Pがモチーフになっている原作シーンを再現しているのに対して、こちらのルフィはニヒルな感じの笑みにアレンジされています。口にくわえた楊枝は、P.O.Pの場合は太くて茶色いために葉巻のような感じになってしまっていますが、こちらのルフィは彩色後にどう見えるか、注目のポイントです。

福家悠太（日本）〜製作キャラ：ロロノア・ゾロ〜



同じくワノ国編からゾロ十郎。ポージングは一刀流居合の「獅子歌歌」のまさに居合抜きしようとしているところでしょうか。この瞬間は原作では描かれていないわけですけども、敵を見据えた鋭い眼光と、への字の口で良い表情をしています。今回のレギュレーションでは彩色クオリティは上がるはずなので、漫画的な影の表現は原型段階では不要な気がしますが、これは彩色後のポイントかもしれません。



山口範友樹（日本）〜製作キャラ：ポートガス・D・エース〜



原作より良く出来ているという表現があっているか分かりませんけど、ベルトや靴、サイドホルダーなど服飾類が非常にリアルです。顔も原作より”良く出来ている”というのはもう突っ込む人はいないかもしれませんが、このアヒル口に関しては賛否は分かれるかと思います。また、ポージングはオリジナルのもので、穏やかな情景がイメージされますが、血管が浮き出た腕の造形は不要だったのではないでしょうか。



GORAESH（韓国）〜モンキー・D・ルフィ〜



ワノ国編からギア４ルフィ太郎。粗雑な点が見受けられる点で、やはり、他3作品に見劣りしてしまいます。今回のレギュレーションはプライズフィギュアで最上級ブランドの「SUPER MASTER STARS PIECE（SMSP）」シリーズから立体化するわけですけども、ギア４を選んでしまったために、スケールは一番小さいフィギュアになってしまい、SMSPの規格を活かしきれてないようにも感じられます。


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