NHK「クローズアップ現代」2月9日放送分
渋谷ジャック広告ポスター貼り
放送
3000回に当たる記念すべき今回のテーマは「"ワンピース"メガヒットの秘密」でした。
なんじゃこの空間ww
メガヒット作が生まれづらい今において、累計発行部数2億冊突破、初版発行部数380万部・・・と勢いがとまらないモンスター作品『ONE PIECE』をNHKらしい切り口でクローズアップ。
購買者層の9割が大人(紀伊国屋調べ)
そもそも紀伊国屋であんまり子供見かけないんですけど、気のせい?
子供だけでなく、どうして大人もはまってしまうのか、番組ではいろいろな角度からワンピースのメガヒットの秘密を探っていきます。
ワンピースにはまった大人たちがたくさん出てきました。
・ワンピースに家族ではまっている家族
お母さんは子供に「仲間思い」で「家族思い」な人間になって欲しいとのことです。
・ワンピースを研究している社会学者
関西大学社会学部 安田 雪 教授
人とのつながりという観点からワンピースを読み解こうとしているそうです。
文系のことはよく知りませんが、研究費の計上で「コミックス」って書くんでしょうか?・w・
ネットワーク論が専門とのこと・・・これはマジなのか
\宇宙/
タンパク質のネットワーク地図みたい・・・
安田さんはワンピースには一つの特徴があると言います。それは「
ゆるぎない 信頼」
「
ゆるぎない 信頼」こそが読者の心を掴んでいるそうです。
・鬱病で仕事をやめてしまったが、ワンピースと出会い人生が変わった男性
ワンピースはただの漫画ではないと彼は言います。
ロビンの境遇に強く共感し、「生ぎたい」のセリフに心を動かされたらしいです。現在新たな就職に向け勉強中。
番組最後はスタジオに戻って、甲南女子大学 馬場伸彦 教授がメガヒットの秘密を語りました。
要点だけ掻い摘まむとこんな(↓)感じです。
・夢を追わずに現実を見ろという現代社会 【建前】
・”空気を読む”ことが流行っている社会の中で人は本音で語れる仲間を欲している
↓
・本音と建前が乖離しない(夢を夢として語って、本気で語ることを笑わない)社会を求めている
↓
それが『ワンピース』の世界
とのことです。
栄ちゃんなら、たぶんこう言います。
「そんなに難しい漫画じゃないよ」
番組では栄ちゃんのアトリエが公開されました。
廊下にトラw 仕事場の扉は舵輪になっています!ところでこの人誰!!w
※現編集担当の井坂さん
手前に見えるのがたぶんアシスタントの机
窓が無い部屋の奥が栄ちゃんの机。暗いね!
週に1度の休み以外は、20時間ここで作品作りに没頭しているそうですよ!超人です。
2007年発売の『ワンピース10THトレジャーズ』に載っていた貼り紙は見当たりません。
2年前に引っ越したらしいので、これは前のアトリエなのかな?
書棚には任侠ものや黒澤明全集など日本の名作映画がずらり。
スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーが2年前、ラジオ番組に栄ちゃんを招いて対談したときの音声がちょっぴり使われていました。
鈴木:ワンピース読んでね、最初の感想・・・任侠ものだね。はっきり言うと
尾田:大好きです
鈴木:好きなんだー
尾田:(ワンピースは)『七人の侍』をイメージして
鈴木:やっぱりそうだよね。おれもそう思った
尾田:『仁義なき(戦い)』がもう(たまらない)
鈴木:『座頭市』とかああいうのは見てないんですか
尾田:『座頭市』も見ていると思います。全部見ていると思います。
その一時代を築いたエンターテイメントに興味があるんです。日本人の魂を描いていこうと思います。
ラジオポッドキャスト→
2009/12/06・
2009/12/13
\黄猿の田中邦衛さんも、赤犬の菅原文太さんも仁義なきの俳優ですね/
番組では改めて取材を申し込みましたが、アトリエの机にはこんなイラストが!
<インタビューは受けねェぞ!!
わざわざ
田中真弓さんのアテレコつきでしたww
結果として、インタビューは受けなくて正解だったと思います。
だってねぇ、こんな真面目な番組合いませんよw
オープニングの映像より、2月23日発売のSPUR(シュプール)の表紙がネタばれ。