・鬼ヶ島の戦い
前回、ついに決戦の火蓋が切られた鬼ヶ島の戦い。決戦の場は満月が照らすドクロドームの屋上とカイドウの屋敷のライブフロアの2つに大きく分かれています。屋上では、百獣海賊団側は
カイドウと大看板の
ジャック、ナンバーズの
七鬼(ナンキ)、ギフターズ、侍同盟側は赤鞘の侍(
錦えもん、
傳ジロー、
イヌアラシ、
河松、
アシュラ童子、
雷ぞう、
菊之丞、
ネコマムシ、
イゾウ)、ミンク族の侠客団、銃士隊による戦いが始まっています。
988話
満月の光の下、ミンク族は一斉に
月の獅子(スーロン)になり百獣海賊団に襲い掛かります。スーロン化の時間は限られているため、ミンク族がどれだけ百獣海賊団の戦力を削れるかの勝負です。ネコマムシとイヌアラシはカイドウ戦に備えてスーロンを温存している模様です。侠客団、銃士隊のスーロンのデザインはペコムズのように一見暴走しているかのような野性味溢れるもので、キャロットのようなスタイリッシュなものではありませんでした。共通しているのは(目の色以外では)毛量が増えることぐらいでしょうか。
ミンク族が戦う足元のライブフロアでは、百獣海賊団側は大看板の
キングと
クイーン、ナンバーズの鬼3人、真打ち以下の百獣海賊団船員、そして
ビッグ・マム、侍同盟側は
麦わらの一味、
ヤマト、侍達が入り乱れる混戦となっています。百獣海賊団にはこの他、飛び六胞が、侍同盟側にはハートの海賊団とキッド海賊団、マルコがおり、ペロスペローはどちらにつくか不明です。
989話
本話に登場したナンバーズはいずれも上半身裸でトラ柄のパンツを穿いており、角を生やしてまさしく鬼のような見た目で、以前登場したナンバーズの
八茶(
981話)とは少しタイプが異なるように見えます。フランキーのラディカルビームに倒れたナンバーズの
四鬼(ジャキ)は腹に「肆」とあることから、腹に「拾」と書かれたナンバーズの名前は「十鬼」でしょうか。
ビッグ・マムはナンバーズのことを、カイドウがパンクハザードから買い取った
古代巨人族の失敗作だと発言しています。確かに、ライブフロアに出てきたナンバーズ3人は古代巨人族のオーズやリトルオーズJr.に体格も風貌も似ているところがあります。パンクハザードから買い取った「失敗作」ということは、
シーザーが作り出したもので間違いなさそうです。シーザー(
追記:〜が所属していたベガパンク率いる科学班)はワンピースの世界でも空想上の生き物であるドラゴン(655話)を作り出していますから、血統因子(ワンピース世界で言うDNAまたは遺伝子のこと)の応用で古代巨人族を作り出したのでしょうか(
追記:ドラゴン十三號はベガパンク作。いずれにせよ血統因子の応用で生物を作り出すことができる模様)。ナンバーズはSMILEの覚醒能力者と予想していましたが、獣のような見た目や知性の低さは失敗作たる理由でしょうか。ともかく、パンクハザードに転がっていた巨人族より巨大な生物の頭蓋骨(655話)の真相がここに来てようやく明らかになった形です。