・鬼ヶ島の戦い
侍同盟と百獣海賊団(+ビッグ・マム)の決戦の場は満月が照らすドクロドームの屋上とカイドウの屋敷のライブフロアの2つに大きく分かれています。
<ドクロドーム屋上>
百獣海賊団側の戦力:
カイドウ、ジャック、七鬼(ナンキ)、ギフターズ
侍同盟側の戦力:
錦えもん、傳ジロー、イヌアラシ、河松、アシュラ童子、雷ぞう、菊之丞、ネコマムシ、イゾウ、ミンク族の侠客団、銃士隊
988話
満月の光の下、ミンク族は
月の獅子(スーロン)になり百獣海賊団に襲い掛かります。スーロン化の時間は限られているため、ミンク族がどれだけ百獣海賊団の戦力を削れるかというところですが、スーロンでも獣型(マンモス)に変身したジャックに苦戦している様子です。ネコマムシとイヌアラシはカイドウ戦に備えてスーロンを温存していましたが、ここでスーロンを使い、ジャックに飛びかかるのでした。ネコマムシとイヌアラシのスーロンのデザインはまだシルエットになっていますが、キャロットを除く他のミンク族同様に見えます。ネコマムシとイヌアラシを除く赤鞘の侍たちとカイドウは未だ動かずです。
<ライブフロア>
百獣海賊団側の戦力:
キング、クイーン、飛び六胞、四鬼(ジャキ)(戦闘不能)、十鬼(ジューキ)、伍鬼(名前不明)、真打ち以下の百獣海賊団船員、ビッグ・マム(場外)、元オロチ軍の侍・忍者
侍同盟側の戦力:
麦わらの一味、ヤマト、任侠、侍、ハートの海賊団、キッド海賊団
989話
前回、ジンベエの魚人柔術・渦潮一本背負いとロビンの千紫万紅(ミルフルール)・大飛燕草(デルフィニウム)によって外へ転がっていった
ビッグ・マムは、腹いせに暴れたのか(
追記:988話で放った威国の模様)、屋敷の外の傳ジローが捕らえた
ササキを縛っていた神木がなぎ倒され、おかげでササキが解放されています。
飛び六胞はヤマトを捕まえるために動いていましたが、討ち入りが発生したことから作戦は中断され、カイドウがいる屋上に向かう敵を阻止するようにキングの命令を受けています。この混乱に乗じて、飛び六胞の
フーズ・フーはクイーンを殺す手伝いを
ドレークに持ちかけます。しかし、これはドレークをおびき出す罠で、ドレークはクイーン、フー、ホーキンスを相手に裏切りについて詰問を受けることになります。ドレークの裏切り行為は花の都「羅刹町」の牢屋敷に収監されていたローを逃したことです(
954話)。ドレークは前々から百獣海賊団内部で不審に思われていたのか(飛び六胞の中で唯一ツノをつけていないから?w)、あるいは牢の監視の目を盗めなかったのか、裏切り行為は監視がいたために目撃されていたようです。
クイーンが「今ちょうど消したい奴」(
980話)がいると言っていたのはドレークのことだったわけです。ホーキンスもドレークがローを解放したためにローにやられているので、ドレークに対して恨みがあります。既に敵とみなされ弁解不可能な状況ですが、ドレークが海軍本部機密特殊部隊「sword」の隊長(
956話)であることはまだバレていないようです。
討ち入りの混乱に乗じて逃げればいい気もしますが、ドレークは逃走よりも、sword隊員のコビーが信頼しているルフィとの共闘を選びます。敵の敵は味方というわけです。そもそも、ローを牢から逃がしたのは、海軍が手を出せないワノ国において、ルフィたちが百獣海賊団を打倒してくれることを期待したスパイ活動と考えられますから(ローに対する私情もありそうですが)、逃げるよりも自身が加勢した方が期待値が上がると判断したのでしょう。
ドレークを罠にはめる前、ホーキンスは「ある男」の明日までの生存確率を1%と占っており、ドレークは「不憫だ」と答えていましたが、この「ある男」とはドレークのことだったようです。
・明王
ヒョウ五郎がルフィのギア4「バウンドマン」を見て、「あの姿まさに
明王(みょうおう)…!!」と言っています。ワノ国における明王が何か不明ですが、仏教において信仰の対象になっている明王は一般的に憤怒の表情、ほぼ上裸、逆立った髪の毛、そして炎を纏った姿で描かれています。この特徴はバウンドマンに通じるところがあるので、明王はワノ国においても同じものかもしれません。
明王の炎はバウンドマンでは
覇気の模様がそれに当たるでしょうか。ギア4の覇気の模様については”謎”とされているのですが、あの炎のような模様がワノ国の明王との関連で明らかになるのかもしれません。特別な覇気あるいは別段階の覇気を示唆するものであれば、またルフィが強くなるきっかけをヒョウ五郎が教えてくれるのかもしれません。