・マルコ VS ビッグ・マム
ビッグ・マムと話して、考えを改めた
ペロスペローは
マルコとの共闘を破棄しています(
992話)。マルコは屋敷内の状況を全く把握していませんが、ペロスペローとの話をつけて屋敷に戻ろうとするビッグ・マムを危険度が高いという理由でとりあえず阻止し、屋敷正面入り口にてマルコとビッグ・マムの戦闘が始まりました。
ビッグ・マムのゼウスはまだ戦える様子ではなく、プロメテウスとマルコが直接ぶつかり合いますが、炎のプロメテウスがマルコの青い炎に焼かれた(?)のか、ダメージを受けています。困惑するビッグ・マムとプロメテウスに対して、マルコは「
不死鳥の炎は特殊なんだよい」と説明しています。それなら仕方ない(笑)。
プロメテウスが使えないならと、ビッグ・マムは自らの手でマルコの首を掴んで拘束し、ペロスペローに止めを刺すように命じます。ペロスペローが飴で作った弓矢を引き、マルコが追い詰められた状況で、992話から既に予想されていたように月の獅子(スーロン)化した
キャロットと
ワンダがペロスペローに奇襲して状況が一転します。
キャロットとワンダにとってペロスペローはペドロの仇であり、ここでスーロンを発動したということはペロスペロー打倒が鬼ヶ島の決戦における二人の主たる役割になるでしょうか。二人はマルコをネコマムシの旧友と認知していたようで、ペロスペローを引き受ける代わりにビッグ・マムを止めるように伝えています。
ビッグ・マムはペロスペローの状況を特に気にしている様子はなく、マルコを相手にしている暇も余力もないという様子です。ゼウスは既に奪還しており、ビッグ・マムの一番の目的はやはりルフィを打倒することだからです。ビッグ・マムは屋敷内に向かい、マルコはこれを追う形になりますが、二人は屋敷内で起きている「氷鬼」の状況を知りません。
・氷鬼
クイーンが放った生物兵器の疫災弾(エキサイトだん)「氷鬼」によりライブフロアは敵味方を問わず混乱に陥っています。接触感染する「氷鬼」は発症すると、肉体が強化されて凶暴化し、無差別に攻撃するようになります。一方で皮膚は氷で角ができるほど異常に冷えて凍るという特徴があります(感染した人間は1時間で死亡)。
混乱の最中、
ブルックは鬼に触れられたようですが、全く発症する気配はありません。
チョッパーによると、ブルックは皮膚も血管も体温もないためウイルスが増えないようです。
「体が冷えるからウイルスは急増する……だけど体内からそんな事できるか?」
「もしかして このウイルス」
氷鬼のウイルスについてチョッパーは考えを巡らせて何かに気づいた様子ですが、気をそらしている間に鬼に接触されたようで、ピンチに陥っています。感染した瞬間にすぐ発症する特徴もそうですし、樹からヒトに感染する奇病があるくらいですからワンピース世界のウイルス学は理解できませんが、チョッパーの思考を読み取ると、体温が低下することがウイルス増殖に必要であり、氷鬼のウイルスは体内ではなく体外(皮膚表面)で増殖するのかもしれません。そうだとすれば、熱湯風呂に浸かれば、ウイルスは失活して体は回復なんてことになるのかもしれません。
・ナミ&ウソップ VS うるティ&ページワン
ルフィから飛び六胞の
うるティと
ページワンを引き離すために喧嘩を仕掛け、逃走していた
ウソップと
ナミでしたが(991話)、遊郭(ブラックマリアの屋敷)付近(?)で戦闘になっていた模様です。うるティとページワンにポップグリーンはどうやら無力のようで、遠距離支援型のナミとウソップがゾオン系古代種2人を相手するには分が悪く、完敗しています。
パキケファロサウルスのゾオン系能力者である うるティの頭突き(ウル頭銃(ズガン))をウソップは2回、ナミは既に1回受けており、ウソップは戦闘不能になっています。と言っても割と無事のようなので、やはり麦わらの一味のタフネスは尋常ではありませんw
うるティに再び捕まったナミはもう一度頭突きを受けると死んでしまうと降参しますが、うるティはルフィがカイドウに勝って「海賊王になる」と発言したことに腹を立てており、降参するならナミにこの発言を否定するように要求します。ベタな展開ですが、ナミはここで嘘でも「ルフィは海賊王になれない」と言えず、話タイトルの「くの一の誓い」を回収する発言に至ります。
この場面で、ドクロドームの屋上を目指して塔を登る
ルフィのカットが差し込まれているのですが、
前回の「
生え方」がおかしいSMILEをジンベエとサンジが一蹴するというパターンがここでも描かれています(笑)。パンダの股間に能力者の顔があるSMILEと鶴の尾の先に顔があるSMILEが蹴散らされているわけですが、順番的にここは塔の2階でしょうか。
話をナミに戻して、うるティをついに怒らせてしまったナミはウル頭銃をもう一度受けてあわや死んでしまうという状況で、
お玉と
狛ちよの乱入と奇襲があり救われています。お玉がどうしてカイドウの屋敷に現れたのかは不明ですが、
979話にてロビンとジンベエの背後にいた
謎の影の正体がやはりお玉だったということでいいでしょうかね。
979話
お玉の能力がSMILEにも有効であることが明らかになって以来、対百獣海賊団戦において、お玉の能力が大いに活躍する展開がワノ国編であるだろうとずっと予想していたわけですが、鬼ヶ島の決戦まで温存されていたということになるでしょうか。お玉の能力はSMILEにも有効ですので、ゾオン系能力者にも有効である可能性があります。
そう考えてこの場面を見ると、
うるティの口にマスクをしたようなデザインはお玉のきびだんご対策になっているようにも思えてきます(笑)。ページワンがお玉の家来になってしまい、うるティとページワンが対決する展開になるのかもしれません。