LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 2020年年間コミック売上げランキング 『鬼滅の刃』が記録的売上、『ONE PIECE』は平常運転(オリコン調べ)
ONE PIECEのBLOG、略してLOGPIECE。 ワンピースフィギュアを飾って楽しんでます。

るるぶワンピース
最新コメント
[11/20 名も無き島民]
[11/20 名も無き島民]
[11/16 名も無き島民]
[11/14 ハン・ソロ]
[11/14 ハン・ソロ]
[11/14 coppa]
[11/14 朝から]
[11/13 シャボンディ島民]
[11/13 名も無き島民]
[11/13 そ]
ブログ内検索
-

【年間本ランキング】『鬼滅の刃』史上初BOOK総合 & コミック同時1位など各種ランキングを席巻 田中みな実「写真集」歴代1位の好セールス

(前略)総合部門にあたる「BOOK」では、人気コミックの『鬼滅の刃』のノベライズ短編集第1弾『鬼滅の刃 しあわせの花』、第2弾『鬼滅の刃 片羽の蝶』が、それぞれ期間内売上92.3万部、91.3万部で史上初となる1位、2位独占。第3弾の『鬼滅の刃 風の道しるべ』も、期間内売上60.7万部で5位にランクイン。作家別でも、これらの作品を手掛けた矢島綾氏が、期間内売上264.1万部を記録し、上半期に続き1位を獲得した。(中略)

「コミック」では、上半期同様『鬼滅の刃』がランキングを席巻。期間内に発売された18巻~22巻はもちろん、それ以前に発売されていた既発巻も、“おうち時間”増による“まとめ読み”需要も手伝い、好セールスを記録。1位~22位を独占する史上初の快挙を達成し、作品別ランキングでも他を圧倒して1位を記録した。

『鬼滅の刃』以外の作品では、『ONE PIECE』の95~97巻が、各180万部以上を売り上げ最上位に。また、『週刊少年ジャンプ』のアプリケーションおよびウェブサイト『少年ジャンプ+』で配信連載中の『SPY×FAMILY』の3、4巻が、28位と30位にランクインするなど、人気シリーズがランキングを席巻するなか、気鋭の作品も存在感を示した。

オリコン


アニメ業界と漫画業界を席巻している『鬼滅の刃』ブームについてはもはや語る必要はないですが、アニメ化のメディアミックスを契機にいかに爆発的に売り上げが伸びたかという点については、2020年オリコン上半期コミックランキングの記事の分析が詳しいです。

 これら『鬼滅の刃』躍進のきっかけとなったのは、昨年4月~9月に放送されたテレビアニメの影響が大きいと言えるだろう。現に、昨年の「オリコン上半期コミックランキング2019」ではTOP50に1作も入っていなかったにも関わらず、テレビアニメをきっかけにその世界観にハマる人が続出。昨年下半期以降、セールスを拡大すると、今年に入ってさらに勢いが増し、書店では転売される影響を懸念し、1人1冊の購入制限が設けられたり、店頭からコミックが消えるなど一気に社会現象化。「オリコン週間コミックランキング」でも「1位~19位独占」を2週にわたって記録するなど、次々と歴代記録を達成してきた。

 「オリコン上半期コミックランキング」ではこれまで、集計期間内に発売された人気シリーズの最新刊が上位にランクインすることが多かったが、『鬼滅の刃』は、最新刊だけでなく全巻が好セールスを記録。コロナ禍で、家で過ごす時間が増えるなか、口コミや報道での『鬼滅の刃』の評判を聞き、まとめ買いをする人が続出した結果、1位から19位まで独占という結果につながったと考えられる

オリコン「【2020年 上半期本ランキング】史上初『鬼滅の刃』BOOK&コミック同時1位 コミック1~19位独占&全て200万部超えの快挙」


『鬼滅の刃』ブームの分析で触れられていることを見たことがないのですが、近年、NetflixやAmazonプライム等のストリーミング配信サービスの国内普及が進んだことも大きく貢献しているように思えます。今日では、ヒットして話題になったアニメを家で簡単に(大抵は見放題で)視聴することができる環境があるので、そのような視聴環境でアニメ『鬼滅の刃』に触れた人は非常に多いはずです。

全22巻の既刊の単巻売上げはいずれも310〜439万部という驚異的な数字で、既刊全巻がランキングを独占するという異常事態になっています。単巻の年間売上げ300万部以上、シリーズ年間売上げ8200万部というのは、劇場版アニメの制作に原作者が携わったことを契機に長期連載で離れていた読者が戻ってきて巻き起こったワンピースブーム(2010〜2012年頃)の中での『ONE PIECE』単巻売上げ338万部、シリーズ年間売上げ3800万部がこれまでの記録でしたから、数字からも遥かに超えているムーブメントと言えます。単純計算で今年に入って新規の読者が300万人以上もいて、全巻買いしていることになるわけですからね。

コミックス『鬼滅の刃』が数々のオリコンランキングの記録を打ち立てたことでコミックス『ONE PIECE』がオリコン年間コミックランキング第1回から記録していた主たる連続記録は全て途絶えることになりました。

・11年連続 作品別 1位(2008〜2018年)
・12年連続 単巻別 1位(2008〜2019年)
・12年連続 単巻別 TOP3独占(2008〜2019年)

『鬼滅の刃』以外のコミックスは昨今の出版不況により例年通り軒並み売上げ部数が低下しています。『ONE PIECE』においては連載初期と合わせて出版不況を2度経験していることになりますが、昨今は電子版書籍の普及が進んでいること、海賊版の対策が強化されていること、昨年登場した集英社の電子書店「ゼブラック」が非常に好調ということで、現状は以前の出版不況と異なって明るいのではないかと思います。一方、WEB漫画誌の「ジャンプ+」で連載されている『SPY×FAMILY』が単巻別の売上げで『鬼滅の刃』『ONE PIECE』に次ぐスマッシュヒットを飛ばすという現象も起きており、移行期の状況は単純ではなさそうです。

作品別ランキングでは実写化映画がヒットしてブームが継続している『キングダム』が既刊の売り上げが好調で、2位にランクインしています。非日常系の漫画の実写映画で、近年、あれほど良く出来ていたものはないでしょう。政役の吉沢亮さん、王騎役の大沢たかおさんがハマり役で、楊端和役の長澤まさみさんなど脇を固める俳優陣に安定感がありました。続編の製作も発表されており、『キングダム』のブームは今後も継続するものと思われます。

一方、『ONE PIECE』は3位に落ちています。単巻別の売上げでは『鬼滅の刃』以外ではトップなので新刊が4冊であれば…というところですが、新刊が3冊の場合は今後もこういう現象が起きうると思われます。4位には今年、連載が完結し、アニメの第4期の放送が始まった『ハイキュー!!』、5位には今年アニメ化されたジャンプのホープ『呪術廻戦』がランクインしています。


(集計期間:2019年11月18日~2020年11月22日)

<作品別(旧 シリーズ別)>
順位 シリーズ 出版社 推定売上部数
1  鬼滅の刃  集英社  82,345,447
2  キングダム  集英社  8,251,058
3  ONE PIECE  集英社  7,709,667
4  ハイキュー!!  集英社  7,212,099
5  呪術廻戦  集英社  6,702,736

<単巻別(旧 作品別)>
順位 コミックス 出版社 推定売上部数
1  鬼滅の刃 18  集英社  4,393,137
2  鬼滅の刃 19  集英社  4,243,312
3  鬼滅の刃 1  集英社  3,703,309
4  鬼滅の刃 8  集英社  3,645,580
5  鬼滅の刃 7  集英社  3,636,822
6  鬼滅の刃 9  集英社  3,622,257
7  鬼滅の刃 11  集英社  3,616,800
8  鬼滅の刃 2  集英社  3,613,001
9  鬼滅の刃 10  集英社  3,609,676
10  鬼滅の刃 12  集英社  3,606,418
11  鬼滅の刃 14  集英社  3,588,193
12  鬼滅の刃 3  集英社  3,584,243
13  鬼滅の刃 13  集英社  3,580,286
14  鬼滅の刃 15  集英社  3,554,931
15  鬼滅の刃 4  集英社  3,551,955
16  鬼滅の刃 6  集英社  3,546,800
17  鬼滅の刃 5  集英社  3,546,548
18  鬼滅の刃 16  集英社  3,510,596
19  鬼滅の刃 17  集英社  3,469,660
20  鬼滅の刃 22  集英社  3,105,812
21  鬼滅の刃 20  集英社  2,759,462
22  鬼滅の刃 21  集英社  2,654,558
23  ONE PIECE 95  集英社  2,054,642
24  ONE PIECE 96  集英社  1,898,453
25  ONE PIECE 97  集英社  1,806,133
26  鬼滅の刃 20 ポストカードセット付き特装版  集英社  1,637,005
27  鬼滅の刃 21 シールセット付き特装版  集英社  1,629,582
28  SPY×FAMILY 3  集英社  1,063,724
29  進撃の巨人 30  講談社  1,021,684
30  SPY×FAMILY 4  集英社  977,058

2019年年間コミック売上げランキング 『鬼滅の刃』が『ONE PIECE』から首位奪取(オリコン調べ)
2019年年間売上げランキング 1位『ONE PIECE』、2位に『鬼滅の刃』が急上昇(集英社調べ) 
2018年年間コミック売上げランキング 『ONE PIECE』11年連続年間1位、単巻TOP3独占も10年連続(オリコン調べ)
2017年年間コミック売上げランキング 『ONE PIECE』10年連続年間1位、尾田先生がコメント(オリコン調べ)
2016年年間コミック売上げランキング 『ヒロアカ』『ワンパンマン』が初TOP10入り、『ONE PIECE』は貫禄の首位(オリコン調べ)
2015年年間コミック売上げランキング 『七つの大罪』『キングダム』『ソーマ』『監獄学園』が躍進『ONE PIECE』は貫禄の首位(オリコン調べ)
2014年年間コミック売上げランキング 『巨人』が進撃するも『ONE PIECE』不動の首位陥落ならず(オリコン調べ)
オリコン2013年年間“本”ランキング コミック部門、「ONE PIECE」と「進撃の巨人」の2作品がランキング制圧

拍手

この記事にコメントする
Vodafone絵文字i-mode絵文字Ezweb絵文字
NAME:
TITLE:
COMMENT:
無題
coppa
集英社すごい…
なるほどアニメ効果とは聞いてましたが、そのアニメを見れる環境の変化もある訳ですね。
2020/12/08(Tue)07:54:27
無題
名も無き島民
世代も関係してますね漫画やアニメに抵抗感がない世代が親になって来てますしね
2020/12/08(Tue)19:46:27
無題
名も無き島民
アニメや漫画、ゲームそれ自体に抵抗感がない人が増えている事はいいことだね。
それらに放火する迷惑な奴らに対して抵抗感を持つことももっとやってほしいね。
2020/12/08(Tue)21:12:40
≪ Next   │HOME│  Prev ≫

[5285] [5284] [5283] [5282] [5281] [5280] [5279] [5278] [5277] [5276] [5275]