『ONE PIECE』連載1000話到達を記念して、ジャンプ編集部(集英社)によるキャラクター人気投票が3年ぶりに開催されます。7回目にあたる
今回はWEB投票が解禁され、海外からの投票も受け付けています 。アメリカ合衆国の著名な日刊紙の一つ「
ニューヨーク・タイムズ 」の1月4日付の号にはキャラクター人気投票開始のフルカラー一面広告が掲出されたそうです。
1月4日付のニューヨーク・タイムズに掲出された一面広告
ニューヨークタイムズに『ONE PIECE』の一面広告が掲出されるのは、2013年のコミックス累計発行部数3億冊突破記念キャンペーン「ニッポン縦断!OPJ 47クルーズ 新聞ジャック!」以来2度目です。この時、新聞広告のために描き下されたルフィが物凄くカッコいいのですが、今回は描き下ろしではなく、1000話記念のジャンプ巻頭カラーイラストが載っています。
2013年11月21日付のニューヨーク・タイムズに掲出された一面広告
前代未聞の世界規模のキャラクター人気投票は「
WT (ワールドトップ)
100 」と銘打たれ、人気投票100位までに入ったキャラクターについてはさらなる展開があるとことです(詳細不明)。毎回100位までの順位は結果発表されており、直近の人気投票においては人気上位のキャラクターが結果発表時のジャンプ巻頭カラーで描き下ろされ、プライズフィギュア(ワーコレや一番くじ)で立体化されるという展開がありましたが、これについては今回も決定しているようです。
WT100特設サイト:
https://onepiecewt100.com
WEB投票は特設サイトにて投票期間中(1月4日〜2月28日)、
同一のIPアドレスから毎日1回まで投票可能 となっています(システム上、複数の端末で多重投票が可能ですが、ルール上、禁止されています)。特設サイトではコミックス97巻までに登場する1,174体のキャラクターが登録されており、いずれか1つを選択して投票する仕様です。
1,174体ものキャラクターが登録されており、名前があるキャラクターは網羅されているため、投票したいキャラクターが無いという状況は基本的にはないです。「ロクサーヌ」なんて、並んでいる二人の女性のうち、どちらかも分からないというのにエントリーされていますw
しかし、キャラクター人気投票でなぜか毎回ランクインする「
尾田栄一郎 」は本編に登場しているキャラクターではないので、当然エントリーされていません(笑)。
名前を検索すると「無いものは無い!!!」とジンベエに怒られます(笑) 。これは一応、ONE PIECEと関係のないキャラクターや人物が投票されるような、いたずら投票の防止にもなっているかと思います。
今回の人気投票では
通常の応募券によるハガキ投票も実施 されており、ハガキ投票では
”自由”な投票が可能 になっています。応募券は1月〜2月に発売される週刊少年ジャンプ(5・6合併号、7〜12号)やコミックス『ONE PIECE』(98巻)に掲載されるとのことで、手に入る応募券は過去最多となっています。性質上、ハガキ投票は日本限定ですね。
毎日1回投票可能なWEB投票の1票は1ポイント、ハガキ1枚に対して応募券1枚で行われるハガキ投票の1票は10ポイントとしてカウントされ、合算したポイントで順位が決定するシステムになっています。毎日WEB投票した場合、持ちポイントは56ポイント。ハガキ投票は応募券が掲載された書籍を1冊ずつ全て手に入れた場合、持ちポイントは80ポイントとなっています。持ちポイント自体はハガキ投票の方が多いですが、郵送する手間がない手頃なWEB投票のファクターの方が大きくなるものと見込まれます。「尾田栄一郎」のようなネタ投票の順位は落ちると見込まれる一方、公式SNSなどで担当編集の露出が増えているので、担当編集がランクインする可能性もあるかもしれません。
また、WEB投票の集計結果は地域別にも発表されるそうです。投票元のIPアドレスから海外をアジア、オセアニア、北アメリカ、ラテンアメリカ・カリブ海地域、ヨーロッパ、中東、アフリカの7地域に分け(※特設サイトの言語設定は日本語、英語、中国語のみ)、「Daily Hot Characters」として各地域の前日の投票上位3キャラが毎日発表されています。海外の場合は読者よりもアニメファンの方が多いかもしれません。また、IPアドレスからの地域分けなので、海外在住の日本人による投票は海外地域からの投票に分けられるため、地域の特性はあまり出ないかもしれません。
北米地域の1月4日分の集計結果
実は2017年の第6回人気投票の際には、北米版のジャンプ「Shonen JUMP」でも独自に投票が行われたようで、集計結果が発表されています。日本の順位と異なる特徴としては
ブルック(日本19位・北米4位)やウソップ(日本15位・北米10位)が人気上位であったり、逆にチョッパーの人気が低い(日本7位・北米18位) という点が挙げられます。集計結果にこういった地域性が現れると面白いですね。
3年前の人気投票は連載の進行がホールケーキアイランド編の途中までで、カタクリ戦の前でした。今回の人気投票ではワノ国編までが含まれるので、
カタクリ や
光月おでん 、
ロジャー らの順位が注目されます。
世界規模で人気投票が開催されるというかつてないスケールにワクワクする一方、WEB投票が解禁されたことで、私は
かつてないほどに不安 になっています。
それはルフィが1位から陥落してしまう恐れです。
ジャンプ編集部により行われている人気投票では1位は全てルフィで、不動の1位となっています。2014年に開催された第5回の人気投票ではローが2位に躍進し、投票数でルフィに肉薄するという事件が起きました。前回の第6回の人気投票ではコミックスに応募券が掲載されたために、ジャンプ読者以外の票が増え、ルフィの1位の座が危ぶまれましたが、それでもルフィは1位でした。そして今回はWEB投票の解禁です・・・。
ジャンプ編集部以外のネットアンケートなどで行われている人気投票ではルフィが1位ではないことは往々にしてあります。そういうのは特に気に留めませんでした。本質的な人気投票ではないと見ていたので。でも今回は公式による人気投票です。無視することはできません。
昔、ブログで誕生日記事というのを書いていて、その日が誕生日のキャラクターについて言及する記事なのですが(キャラクター誕生日が増えすぎて辞めましたw)、5月5日のルフィの誕生日では栄ちゃんのルフィについてのコラムに添えて、私も以下のようなコメントを書いたことがあります。
2011年のブログ記事
ルフィが1位でないと『ONE PIECE』がダメになってしまった気がしてしまうんです。偏見かもしれないけど、ジャンプ王道漫画は主人公が自然と人気投票1位になるものなんです。主人公の魅力が作品の魅力だから。
ワンピースアンチが連載長期化した『ONE PIECE』は面白くなくなったと言うわけですけど、ルフィが1位から陥落してしまうと、それを公式の人気投票で証明されてしまうようで癪なんです。この変な気持ち、分かっていただけるだろうか・・・。普通にルフィ以外のキャラ推しの人には全然伝わらない話みたいなんですけども・・・(そりゃそうだろうなぁ)。
せめて、投票種別の集計結果は発表して欲しいところです。
ところで 、ニューヨーク・タイムズの一面広告のフレーズにどうしても触れずにいられないものがあります。
WE ARE ONE.
我々(ワンピファン)は THE ONE だったのだ!!(歓喜)
ファンファーレ!
VIDEO
※THE ONEとはBABYMETALの楽曲名であり、オフィシャルファンクラブの名称。イントロのギター・リフが鬼(ちなみに『Tales of The Destinies』という楽曲はもっと鬼)。サビの歌詞には「WE ARE THE ONE」とある。ちなみに、栄ちゃんもBABYMETALが好きな模様。
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