・プロメテウスの頼み
前回、
ビッグ・マムを追った
キッドと
キラーが
雲模様の異変(ゴロゴロと鳴っている)に気づいていました。その異変の前には、
プロメテウスがビッグ・マムに同調して
雷雲のゼウスを蔑んだ上で、ビッグ・マムに頼み事を切り出していたことから、その内容は次のようなことが考えられました。
(1)ビッグ・マムの魂(ソウル)を雷雲に新たに分け与えてゼウスの代わりになる新しい雷雲のホーミーズを作る
(2)プロメテウスのソウルを雷雲に分ける(能力で可能か不明)
(3)プロメテウスが雷雲と融合する(能力で可能か不明)
プロメテウスに直接メリットがあること、ビッグ・マムの戦闘スタイルに変化が出ることから(3)の可能性が高いと予想していましたが、(1)が
正解でした。ただし、ゼウスと同じ雷雲のホーミーズではなく、
雷そのもののホーミーズのようです。
名前の「
ヘラ」はプロメテウス、ゼウスと同じく、古代ギリシャ神話の神に由来しているものですね。ともかく、雷の力を持つホーミーズが誕生したことにより、やはり展開的には
居場所が無くなった雷雲のゼウスがナミのもとに戻ってくることが予想されます。
ドクロドーム屋上の決戦は
ビッグ・マム、
キッド、
キラーが城内に移動し、
カイドウとは
ルフィがタイマンすることになる模様です。
ローは負傷している
ゾロを連れて能力で城内に移動するついでに、
ゼウスも移動させています。これはビッグ・マムがゼウスを探しに再び屋上に戻ってくることを危惧(ビッグ・マムとカイドウを引き離すことが重要)したわけですが、城内に移動していたビッグ・マムをゼウスがすぐに見つけています。
この後、ビッグ・マムに冷遇されてショックを受けるゼウスが想像されますが、果たしてどうなることやら。
・マザーモード
ナミ、
ウソップ、
お玉を乗せて、
ページワンと
うるティの追撃から逃げている
狛ちよ。向かっている先はライブフロアのステージで、お玉はそこで、ウマ美ことウマのSMILEのスピードらの協力により「きびだんご」を食べさせた敵達(
1004話)にいっきに「号令」をかけるつもりのようです。
なお、
「きびだんご」の能力が効くのは動物とSMILEに限定されることがウソップの発言から判明しています。SMILEに効くなら動物系能力者にも効きそうなものですが、極端な話、カイドウにも効く設定だったらルフィとカイドウの戦いがちょっと冷めますからね。ただし、SMILEと異なる人造悪魔の実の能力者のモモの助に対しては効くのか、気になると言えば気になります。
また運が悪いことに、キッドを探して城内に戻ったビッグ・マムとナミ達は鉢合わせすることになりました。しかし、ビッグ・マムの正体を知らない
お玉は兎丼で逸れて以来の再会となる
おリンことビッグ・マムに気さくに話しかけてしまうわけですが、意外なことに記憶が元に戻っているビッグ・マムはお玉に対して、記憶喪失時に世話をしてくれたことに感謝を述べ、お玉に対して優しい顔を見せています。
プロメテウス曰く、ビッグ・マムのこの振る舞いは10歳以下の子供に対して稀に見せる「
マザーモード」という状態らしいです。10歳以下の子供には気まぐれで母性が出ちゃうってことでしょうか。
おリンに”おしるこ”を振る舞い、世話をしてくれた
お鶴が暮らしていた「おこぼれ町」の顛末(百獣海賊団に焼き払われた)をお玉から聞いたビッグ・マムは怒りに震え、その勢いで、ナミ達を追撃して来た
ページワンに鉄拳制裁を与えています。
ビッグ・マム「非道な海賊の世界にも……仁義ってモンがあんだろうが」
百獣海賊団としてはビッグ・マムが「おこぼれ町」に世話になっていたことは知るはずもなく、ビッグ・マムが仁義を語るというのも無茶苦茶な話ですが(笑)、そこはビッグ・マムなので話は一切通じないことでしょう。
愛弟を目の前で叩きのめされた
うるティは怒りに震え、
キッドはビッグ・マムに居場所に気づいた様子です(一方、
キラーは
ホーキンスと戦闘)。うるティとキッドの共闘という形になるのでしょうか。「マザーモード」がいつまで続くか定かではなく、ビッグ・マムの行動は予想できない状態です。ここから「食いわずらい」に移行してもっと無茶苦茶になる展開もあり得るわけですからね。