・テレパス
前回、光月おでんの航海日誌を読んだ
モモの助は自身には
使命があることを悟った模様です。その使命が何かはまだ明らかになっていませんが、モモの助が物語のキーパーソンになることが明らかになったタイミングで、ズニーシャの時(821話)と同じようにモモの助は突然、
誰かの声を聞いています。
821話
その際、モモの助が「
誰でござる!!?」と言っていたことから、ルフィの声を候補から外して考えていたのですが、声の正体は
ルフィでした。
1015話
モモ…伝えろ!! おれは必ずカイドウに勝つ!!!
ルフィはいつからテレパシーを使えるように!?w
声帯による声ではなくテレパシーの声なのでルフィと分からなかったのか、突然のことに驚いて「誰でござる」と言ってしまったのか定かではありません。アニメの演出ではルフィの声になっているのではないかと思うのですが。
このテレパシーによる交信は”声”を聞く力がある者(モモの助とルフィ)同士の間で可能なことなのかと思いきや、
カイドウに敗れて海に沈んだルフィの近くを潜航していたハートの海賊団の船員たちもルフィの声を聞いたようです。
ホントに人がいた!!
”麦わら”じゃねェか!!?
海の中で声なんて………!!
いいから早く助けろ!!
急げ!! 生きてんのか!?
ーーまず、お前ら(ハートの海賊団)がいたことをすっかり忘れていた。
ハートの海賊団は鬼ヶ島の裏口に赤鞘の侍たちを送り届けた後、島に船を寄せるため、鬼ヶ島の正面口に向かっていたところ、カイドウの力で鬼ヶ島が浮上したために島に上陸できずにいました(
997話)。
そこで、本島に向かう鬼ヶ島を追って海を潜航していたようで、鬼ヶ島から落下して海に沈んだルフィの声を近くで聞くことになったようです。上陸できなかった際は「お前ら、まだ上陸してなかったんかい」と思いましたが、この展開のための遅延だったわけですね。
また、ルフィのテレパシーによる交信はルフィとモモの助の通話ではなく、
ルフィからの一方通行の様子です。近くを潜航していたハートの海賊団の船員たちもルフィの声を聞いていることから考えると、
ルフィの謎のテレパシー能力は対象を選ばず周囲に発信されているものと考えられます。また、
その交信距離は短く、本来は浮上している鬼ヶ島まで届かず、”声”を聞く力が優れている特異体質のモモの助(817話、821話、1008話)が鬼ヶ島でただ一人、ルフィの声を聞くことができたのだと考えられます。
どうして突然、ルフィがテレパシー能力に目覚めたか、テレパシー能力はジョイボーイと関連があるのかは謎ですが、とりあえず今回の劇中の描かれ方的には、ルフィがこれまでに起こしてきた「奇跡」の一つという見方になっています。
ともかく、ルフィの意思を受け取った
モモの助はその場にいたメアリーズのカエルを使って、ルフィの言葉を鬼ヶ島中に伝えます。
ルフィは生きておる!!!
必ず戻ると拙者にかたりかけてくる!!
だから戦い続けてくれ!!!
痛くても!! 辛くても!!
すまぬが命のかぎり戦ってくれ!!!
ルフィは!! 必ず勝つ!!!
前回、ルフィがカイドウに敗れて死亡したと島中に伝えられ、百獣海賊団から降伏勧告が告げられていたために下がっていた士気は、モモの助のこの言葉により回復するのでした。モモの助が大将の仕事をしましたね。
・転生
ビッグ・マムにとうとう切り捨てられた雷雲の
ゼウスは、新しい雷雲のホーミーズである
ヘラに魂(ソウル)ごと飲み込まれてしまいました(
1013話)。
1013話
この時のポイントとしては
ゼウスと一緒にソーサリー・クリマ・タクトもヘラが咥えていることで、
ゼウスが助かる道はクリマ・タクトの中に逃げていることぐらいしかなかったわけですが・・・・・・
1015話
こんなことになっていました(笑)
クリマ・タクトの中に逃げたのではなくて、クリマ・タクト自体にゼウスの魂(ソウル)が乗り移り、その結果、
ソーサリー・クリマ・タクトがホーミーズ化したようです。
ナミがクリマ・タクトを身につける”場所”によっては、うらやまけしからん事になることはさて置き、これまでのようにゼウスがクリマ・タクトの中に入っているだけでは、クリマ・タクトの雷雲系の技が強化されるのに留まるのに対して、
クリマ・タクト自体がホーミーズ化すると全ての技の出力が強化されると考えられます。また、ビッグ・マムの技の例を見ると、クリマ・タクトから発砲された技には
ホーミング機能が追加されることも予想されます。
・絶縁
マルコと
チョッパーがいるライブフロアの戦いに
サンジが駆けつけ、サンジはチョッパーが応戦していた
クイーンを引き受けています。チョッパーは戦闘不能になっている
ゾロの治療にこれから当たるようですが、活動時間を延長した怪物強化の副作用(
1014話)が気になるところです。
一方、
ペロスペローはサンジのクイーンに対する攻撃の巻き添えをくらって吹き飛ばされています。吹き飛ばされた先で
ネコマムシで出会うことになるのでしょうか。
また本話では、
お玉のきびだんごを食べさせたSMILEたち(
1004話)がまだ味方になっていない様子が描かれています。主人であるお玉の号令がないと何も変化が起きない模様です。
お玉はライブフロアに到着したら、いっきに「号令」をかけるということでしたので(
1011話)、お玉の号令によって、再び形勢が大きく変わると思われます。
ビッグ・マムと戦っている
キッドには
ローが加勢しています。「海賊同盟」再びという感じの展開です。二人の相性はともかく、技の相性はいい感じです。最新コミックス99巻(6月4日発売)のSBSでは、キッドの能力名が概ねの予想通り「
ジキジキの実」だということがようやく明らかになっています。ここまで能力名を引っ張ったわけではなく、出すのを忘れていたみたいです^^;
錦えもんと
菊之丞は城内1階「天井裏」の
モモの助のもとに駆けつけますが、前回(1014話)、菊之丞は
カン十郎に斬られ、そのカン十郎を錦えもんがついに討ち取りますが、錦えもんは現れた
カイドウの攻撃を受けきれず敗れています。
しのぶは
モモの助を抱えて城外に逃げますが、ついにカイドウに追い詰められた しのぶ は”
熟々の術"で地面を腐らせ、カイドウの攻撃から逃げることはできましたが、そのまま浮上している鬼ヶ島から落下しています。
まだ下が海であれば能力者の しのぶ はピンチですが、既にワノ国本島は近いので、潮の流れで漂着するか、ルフィと一緒にハートの海賊団に救助されそうです。もしくは、モモの助が龍に変身して空を飛ぶ可能性も?
ルフィに助太刀するためにドクロドーム屋上に到着した
ヤマトは、モモの助を討ち損ねたところの、地上にいる
カイドウに絶縁宣言して宣戦布告しています。注目の父子対決ですが、ヤマト一人でカイドウに勝てるとは思えません(
ルフィがカイドウを倒すと言っていますので…)。ただし、示唆されているヤマトの
ゾオン系能力(
996話)には期待ですね。
996話
恐竜シリーズであれば、古代種リュウリュウの実でまだ登場していない肉食恐竜の代表格ティラノサウルス、幻獣種であれば、カイドウの龍に対して、ネコネコの実・幻獣種モデル白虎などが予想されます。