※トピックスが少ないので次話とまとめても良かったのですが、次号休載なもので。。
・新生クリマ・タクト
1015話
前回、
ホーミーズ化していたことが判明したナミの武器「
魔法の天候棒(ソーサリー・クリマ・タクト)」。やはり、ゼウスがヘラに取り込まれる前(
1013話)にゼウスのソウルがクリマ・タクトに乗り移ったとのことでした。
クリマ・タクトがホーミーズ化したことで強化が確認されたのは次の2点です。
・タクトが自在に変形
・ホーミング機能追加
ホーミーズ化したクリマ・タクトもゼウスの帽子を被っており、どうやら「帽子」はゼウスの顔の一部(ソウルで具現化されたもの)と考えるべきのようです。
それはともかく、これまでのソーサリー・クリマ・タクトは如意棒のように自在に伸縮するだけでしたが、ホーミーズ化したことで、自在に変形できるようになりました。ただし、
自在と言ってもナミの意思ではなくゼウスの意思でして、本話ではナミのタクトの打撃に合わせてタクトの先を棘付きの鉄球(棍棒)のような形状に変形し、打撃を上げていました。
また、ビッグ・マムの技同様にクリマ・タクトから放たれた技は、
ゼウスの意思で敵に当たるまで追うために強力な追尾機能が付いています。これによって、大技の”雷霆”が
うるティに直撃し、ナミがついに うるティを仕留めています。これまで、ナミの技が うるティに避けられてばかりで当たらない印象が強調されていたのは、この展開を見据えていたわけですね。
ちなみに、雷雲からクリマ・タクトにソウルが乗り移ったために、タクトのホーミーズはゼウスではなく
元ゼウスという扱いが正確のようです。元ゼウスはナミに新しい名前を付けてくれるように求めますが、
本話のナミと元ゼウスの会話は変で、会話が成立していません。この辺りはコミックスで修正が入るかもしれません。
ナミ:〝天候の卵(ウェザーエッグ)〟出て来い雷雲!!
雷雲(元ゼウス):はーい!!
ナミ:ゼウス!!
雷雲(元ゼウス):正確には違うんだ!! だからナミ!! おいらに新しい名前をおくれよ!!
ナミ:え
ナミ:「わた」!!
雷雲(元ゼウス):おいらは「ゼウス」!! ナミの右腕!! 覚悟しろ!!
ナミ:行くわよゼウス!!
ナミの破滅的なネーミングセンスを元ゼウスが却下して前言撤回し、それに対してナミも発言を無かったことにしているとも解釈できますが、だとすると非常に分かりにくいです。とりあえず、名前は今後も
ゼウスってことでいいんですかね。また、その前の会話でも変なところがあります。
タクト(ゼウス):それでホラ!! おいら生まれ変わったんだよ!!
ナミ:えーー!? ちょっと私の武器がうるさいんですけど!!
タクト(ゼウス):!!!(ガーーン!!)
タクト(ゼウス):そうだおいら許されてないんだ!!
タクト(ゼウス):ーーだけどママの力がないと……ここから出られないんだよ…!!
会話の流れ的に「そうだおいら許されてないんだ!!」の部分のフキダシは本来ナミのセリフが入りそうなもので、ナミの「ちょっと私の武器がうるさいんですけど」発言は驚き・困惑が強く、それだけでは冷たい感じではないので、ゼウスがショックを受けすぎている気がします。
まぁともかく、今後はナミの下僕ではなく「
ナミの右腕」としてのゼウスとナミの絡みに期待ですね。「ナミの右腕」と言うよりは「
ナミの相棒」と言う方がしっくりきますけども。タクトなのでね。