・ロビンVSブラックマリア
前回から続いて、
ロビンは飛び六胞の最後の一人となっている
ブラックマリアと交戦中です。
ブルックはブラックマリアの部下達の相手を引き受けています。
1020話
〝
巨人咲き(ヒガンテ フルール)〟で巨大化した自身を咲かせたロビンですが、蜘蛛の糸(〝
私の糸(ハードガム)〟)と毒(能力のモデルであるロサミガレ・グラウボゲリィが毒蜘蛛かは不明)を巧みに扱うブラックマリアに対しては巨大化は寧ろ分が悪かった模様です。
〝
マリアネット〟
「私の糸」を飛ばして相手の手首を捕縛 → マリー・アントワネット?
〝
お静マリア〟
「マリアネット」からテンションをかけて相手を拘束 → お静まり!
〝
行き止マリア〟
「私の糸」を前方に張り巡らせ壁にする → 行き止まり
〝
炎上(あたた)マリア〟
「私の糸」に火を付ける → 暖まり
スペイン語の「また明日」という意味の言葉に「アスタ マニアーナ」っていうのがあるのですけど、ブラックマリアの別れ際の挨拶はきっと「アスタ
マリア」でしょうね。
本来、拘束された時点ですぐにロビンは咲かせた実体を解除して攻撃を避ければいいものを、ブラックマリアの立て続けの親父ギャグに翻弄されたのか、マウントポジションからブラックマリアの〝花魁ナックル〟(メリケンサックを装着して殴るだけ)を何発か受けてから実体を解除しています。
全然関係ないですけど、『全裸監督』シーズン2では西内
まりやさんが体を張った演技をしていましたね。
本話のロビンの回想では、ロビンが革命軍本部バルティゴにいた際に、
コアラに勧められて
「魚人空手」を習っていたことが判明しています。
サボからは
「竜爪拳」も習ったようです。ただし、「ビンタじゃダメ?」と言うロビンは、どうもナックル(拳)の類の打撃は性に合わないらしく、「魚人空手」も「竜爪拳」も
掌底で技を習得した模様です。
ともかく、対ブラックマリア戦でロビンの「魚人空手」が初披露となったわけですが、既に
ハナハナの実の能力に応用されており、当人が「魚人空手」を繰り出すわけではなく、〝千紫万紅(ミル・フルール)〟で作った巨大な腕から「魚人空手」特有の波動を繰り出しました(→〝
花葱(ギガンチウム)〟)。
これまでハナハナの実の能力で巨大化した手足の攻撃はその体重によるものでしたが、「魚人空手」が加わったことで打撃がパワーアップしたことになります。今後「竜爪拳」との組み合わせも当然期待されますし、巨大化せずとも1000本の腕1本1本で技を繰り出すことも考えられますね。
さらにブラックマリアに止めを刺すことになる新技〝
悪魔咲き(デモニオフルール)〟も初披露となりました。〝巨人咲き〟の派生技と見られ、見た目は悪魔(スペイン語で「デモニオ」)のようなフォルムをしています。この悪魔が何をするかと思えば、ロビンお得意の関節技が炸裂します。
〝大渦潮(グランジャグジー)クラッチ〟
という名の変形
卍固めですね。
おそらくこのデモニオは
ロビンにとってヒール役のプロレスラーという位置付けなのではないかと思われます。ロビンの悪魔スイッチが入ると言いますか、巨大化した超人がゴリゴリにプロレスの関節技を繰り出すビジュアルも面白いです。
見た目が黒いのは
武装色の覇気なのでしょうか?
この技はそうとう体力を消耗するようで、戦闘後、ロビンはヘトヘトになっています。
ともかくコアラとサボがロビンに打撃の強化を勧めたのに対して、
ハックは「ロビンは関節技で充分強い」と分析していたわけですが、ロビンは関節技もしっかり強化していたわけです。体格が大きい敵は多いので、デモニオの今後の活躍に期待です。〝巨人咲き〟の登場でフランキー将軍との合体もよぎりましたが、デモニオを見ると、フランキー将軍とのタッグチームも見てみたいですね。
ちなみに、こちら↑は『ONE PIECE BLUE』(2002年)掲載の四コマ漫画に登場した
ロビンデビル。
デモニオのアホ毛は一体何?
・モモさん
前回、常影港(トカゲみなと)に再登場して、ルフィ達の様子を陰から窺っていた
カリブー。ルフィのための食料を探しに出た
ハートの海賊団によって見つけられたのか、本話ではヌマヌマの実の能力で体内に保管していた食料をルフィに提供しています。
カリブーはルフィにカイドウを倒してもらってワノ国を脱出するつもりなので、今のところまだルフィ達に協力的なようです(食料はあとで返してくれと言っていますが)。ワノ国編のカリブーの役割はこれで終了ですかね?w
一方、前回、ルフィに龍になって鬼ヶ島に運んでくれと頼まれた
モモの助。
危険だとしてモモの助を止める
しのぶに対して、モモの助本人は再び鬼ヶ島に行くつもりのようで、その上でさらに、しのぶ にとあるお願いをしています。
「ジュクジュクの術」で……!! 拙者を”大人”にしてくれ!!!
そんなゴンさん(HxH)みたいに都合良く急激に成長できるはずが・・・と思いきや、出来るそうです。
「物を熟れさせる」(
924話)というジュクジュクの実の能力は、端的には「物を非常に柔らかい状態にする」能力のように見えるため、生物に対しては使えないものと理解していましたが、
生物に対して能力を使うと、その生物を成熟させる、つまり歳を取らせることになるようです。ただし、歳を取るのは肉体だけで、心は成長しないそうです。
見た目は大人!頭脳は子供!
しかも、能力で一度歳を取ると、元には戻らないのだとか。
それって攻撃として使ったら強くないですか?・・・と思って仕方ないわけですが、この「元に戻れない」という能力設定は20年後にタイムスリップしてして来たモモの助と居残った妹の
日和とのギャップを埋めるものになるので、ある意味、救いです。跡継ぎ問題が急浮上することはさて置き。
したがって、おそらく
能力で歳を取るのは20年分だと予想されます。それによってモモの助と同じ年の生まれの
ヤマトとのギャップも埋まることになるわけです。モモの助が成長した姿はきっと おでん の面影があるでしょうから、ヤマトのリアクションも今から楽しみですね。
モモの助は自身が成長することで戦力になるということの他に、龍に変身した時にカイドウのような大きな龍に成れることも期待しているようです。ハートの海賊団の船員達もまとめて運ぶつもりなのか、龍になって戦うつもりなのか、カイドウが鬼ヶ島を花の都に落とすことを龍の力で防ぐつもりなのか。いきなり、おでん二刀流が使えるようなるとは思えません。
とりあえず失敗するといけないので、ジュクジュクの能力の実験体にカリブーを使ったらどうでしょう?w
(能力で心は成長しないことを知っている しのぶ は人に対して能力を使ったことがあるように見えるのですが、一体誰に使ったのでしょう?もしかして自分自身?)
そういえば、
ジャンバールが
ベポのことを「
ペポ」と呼んでいるベポ登場当時の読者の間違いみたいな誤植がありますけど、新しい担当編集の岩崎さんのミスでしょうか・。・