・ルフィVSカイドウ(3度目)
しのぶのジュクジュクの実の能力で20年分の歳を取り、肉体は28歳の姿に成長した
モモの助。大きな龍の姿となって
ルフィを乗せて、
ヤマトと
カイドウが戦っているドクロドームの屋上にたどり着き、
青龍と
桃龍の双龍図という構図になった
前回。
3度目の対戦となったルフィとカイドウの戦いは、初っ端から覇王色の覇気を纏った大きなぶつかり合いとなり、
天が割れます。これによって、雲で隠れていた月が再び姿を現し、
ジャックと
ペロスペローとそれぞれ戦っていた
イヌアラシと
ネコマムシが月の獅子(スーロン)化して圧倒し、勝負が決しています。
ヤマトも覇王色の覇気を纏ってカイドウと戦っていましたが、白ひげとロジャーや、カイドウとビッグ・マムの激突の様に天が割れることはありませんでした。
覇王色の覇気を纏う戦い方を完全に習得したルフィはもはやカイドウに肩を並べた四皇級ということでしょうか。
ヤマトはカイドウと”雷鳴八卦”を撃ち合っていましたが(1024話)、実際は”鏡山”という技(
1025話)などで防御することでなんとか凌いでいたようで、やり合えてはいなかったわけです。カイドウとの戦いで負傷したヤマトは、ルフィの希望(カイドウとサシでやりたい)もあって、モモの助に乗ってドクロドームの屋上から退場します。
鬼ヶ島から離れて見ると、ヤマトは島が崩れ始めていることに気づきます。鬼ヶ島は龍の”焔雲”で浮上させているわけですが、どうやら戦いによる消耗でカイドウの能力が弱まり、”焔雲”によるコントロールが不安定になっているようです。いずれにせよ、残り5分ほどで、鬼ヶ島は花の都の上空に到達してしまうため、予定通り着陸しても都に被害が出ますし、島が落下などすれば都に多大な被害が出てしまいます(ヤマト曰く、鬼ヶ島には信じられない量の兵器と火薬があるため、爆発により敵も味方も全滅するとのこと)。
都の被害を防ぐには、モモの助がカイドウより強い龍の”焔雲”を作り出して鬼ヶ島を押し返すしかないようです。展開上、モモの助が大きな龍に成長したポイントはやはりここでしたね。モモの助は龍の姿でまともに飛ぶことがようやく出来るようになったばかりですが。
・虫けら
またしても死亡したはずの
オロチの生存が確認されています(1026話)。
前回は赤鞘の侍に瞬く間に首を全て斬られていました。
オロチの生き返りは
ヘビヘビの実 幻獣種 モデル八岐大蛇(やまたのおろち)の特殊な能力だと考えられ、獣型の首の数が残りライフを表していると見られます(
1009話・1010話考察)。前回までの
首の数は6だったので、現在のオロチの推定残りライフは5です。
・キングの素顔
前回までに特殊な剣で
ゾロとやり合っていた
キングは、今回、人獣型の翼からスパ、スパと無差別に斬撃を繰り出していました。
1027話
プテラノドンってそういう恐竜だったの?w
どうやらキレてしまっているキングは、ゾロによってマスクを傷つけられたこと(マスクの角が斬られている)に怒っているそうです。百獣海賊団の誰もキングの素顔は知らないそうで、キングは素顔を晒すことを嫌っている模様です。
しかし、再びキングとゾロがぶつかり合うと、さらにキングのマスクが破損し、
キングの素顔がチラ見えしています。
1027話
頭部がチラ見えしただけなのですけど、
肌にスクリーントーンが貼られているキャラクター(人)は『ONE PIECE』で初めてのはずです。『ONE PIECE』の世界には有色人種がいないわけではないですが、これまで漫画上では肌の色はカラー原画でしか確認することができませんでした。もちろん、逆光や影の描写でスクリーントーンが使われることはありますが、上のコマはそういう描写には見えず、キャラ設定上、スクリーントーンが使われていると思われます。
このようなキャラ設定は
シャンクスの赤髪にのみスクリーントーンが使われるというこだわりに近いと思われ、キングもしくは発火する種族「ルナーリア族」の特殊性を表していると見られます。
通常の漫画であれば、このスクリーントーンの肌色の人物を見れば黒い肌を連想するわけですが、黒い肌のワンピースキャラクターと言えばミス・マンデーがいます。しかし、前述のように彼女の肌にはスクリーントーンは貼られていません。
では、キングの肌色はどんな色なのか?
ルナーリア族の特殊性とシャンクスの赤髪との共通点を踏まえると、肌のスクリーントーンは
燃えるような赤い色を表しているのではないかと予想されます。
キングが素顔のみならず、全身をスーツで覆っているのは、素肌を隠すためなのかもしれません。
1027話
話変わりますが、キングの突き飛ばしで鬼ヶ島から落下しそうになったゾロのこちら↑のシーン(
空狸槍=クリアランス)。
スマブラが連想されて仕方ないですw