・ソルソルの実の極意
前回、ジキジキの実の覚醒能力により
ビッグ・マムに大ダメージを与えることに成功した
キッドと
ローのタッグチーム。この様なダメージを受けたのは「何十年振り」だと言うビッグ・マムは、キッドとローの実力を認め、ついに本気を出すのでした。
ビッグ・マム:おれの1年分の寿命を使うよ…コレじゃねェとおれを強くする事はできねェ…
ソルソルの実の能力は能力者自身の魂(ソウル)を物体に付与して命を与えたり、他人からソウルを奪う能力ですが、
能力者自身のソウルを
能力者自身に与えると
能力者自身を強化することができるようです。
そんなマッチポンプあり!?・・・いやいや、この場合はソウルを付与しているのではなく、
ソウルを消費している、つまり能力者の寿命を削っているようです。そのため易々と使える技ではありません。
自身の1年分の寿命を使ったビッグ・マムは元から巨大な体がさらに
巨大化しています。
ロー:こんな怪物倒さねェと…歴史の勉強もできねェなんてな
「空白の100年」の真相に迫ることを「歴史の勉強」てw
・ナンバーズ No.1・2・3の正体?
前回、岩戸の間にて、
ナンバーズの
一美(インビ)、
二牙(フーガ)、
三鬼(ザンキ)を従えた
アプーは第3勢力として鬼ヶ島の決戦で漁夫の利を得ようと、
ドレークに共闘を持ちかけていましたが、やはり義理堅いドレークは麦わらの一味に恩義があるために交渉は決裂。
オトオトの実の能力の条件を見抜いたドレークはアプーの音撃を耳栓なしに回避しています。攻撃対象への発動条件は「
聴力」であることは既に明らかになっていましたが(981話)、攻撃の照準は能力者の「
目線」なのだとか。
アプーとドレークが対峙している中、地下の武器庫を目指す
ヤマトが乱入して、通り過ぎて行きました。
ナンバーズのフーガはヤマトを認識して、一人で勝手にヤマトを追って行きました。ドレークから乗り換えてヤマトを仲間に引き込もうとするアプーはインビとザンキを連れてヤマトを追い、ドレークはアプーを追撃するようです。
フーガの行動は知能が低そうなナンバーズの行動なので何気ないシーンではありますが、何かありそうな描写でもあります。ヤマトとフーガの因縁を考えた時、
もしかしたらという案件がこちら↓です。
1024話
フーガに面影は感じませんが、20年前、カイドウに敗北したワノ国の大剣豪3人のうち(
1024話)、鈴後の元大名・
霜月牛丸(と見られる人物)を除く二人がそれぞれ
インビとザンキになんとなく似ています。ヤマトの回想で描かれている彼らが岩戸の間を切り崩しカイドウに再び反逆した後どうなったかはまでは不明です。
ナンバーズは、
カイドウがパンクハザードから買い取った古代巨人族の失敗作(989話)だということでした。古代巨人族が人工的にどのようにして作られたかは不明ですが、囚人の血統因子を改造して作られたものだとすると、再び反逆した
3人の侍はもしかすると古代巨人族に改造されたのではないでしょうか。
ナンバーズは20年前から存在が確認されており(973話)、カイドウは捕らえた侍が自身の部下にならないと諦めて、彼らをパンクハザードの実験材料に差し出し、そして、ナンバーズとして買い戻したのではなかろうかと。
成人を巨大化することはシーザーには出来ないため(834話)、もしナンバーズが成人を古代巨人族にする技術の失敗作であるとすると、それは
ベガパンクの技術の可能性が高いです。
ナンバーズは古代巨人族として完成しているように見えるのに「失敗作」と言われている点もベガパンクらしさを感じます。今のところ鱗の色しか違いがないように見える、モモの助が食べたウオウオの実の人工悪魔の実も「失敗作」と呼んでいたわけですから。
これはベガパンクの科学者としての偏屈だと解釈していますが、真相は定かではありません。ともかく、ベガパンクが「失敗作」だとして研究をお蔵入りにしたために、人工悪魔の実の技術を政府が手に入れることが出来なかったわけでして(
1007話)、人工古代巨人族の技術も同様にお蔵入りにしたために、政府に技術が渡らなかったものと考えられます。実際、海軍に古代巨人族部隊なるものはありません。
ベガパンクが人工的に作った古代巨人族の何を「失敗」と捉えたかと言えば、それはナンバーズを見るに、「バカ」なところではなかろうかと。オーズやリトルオーズJr.を見ると、それは古代巨人族のデフォルトじゃないかとも思うわけですが(笑)、この技術に使われている血統因子が彼らに由来している可能性もあるわけです。
古代巨人族化すると、元の人間の人格や記憶はほとんど消え、知能は低下する、という設定だとします。だけども、ナンバーズとなったワノ国の大剣豪3人は”20年後”の決戦のこと、ワノ国のために戦うと約束したヤマトのことを思い出し!!!・・・みたいな展開になるかもしれません。
フーガは消去法で牛丸ということで。
・動き出したCP0
「
ニコ・ロビンを連行しろ」という政府の指令(
1028話)を受けているCP0がついに動き出しており、城内でロビンを追っています。
ロビン:「CP0」の中でも”マスク”をつけた諜報部員は更に別格なの
ドレスローザでマスクをつけていたルッチはマスク側という認識でいいのだろうか?・・・
・鉄腕サンジ
ジェルマによる血統因子改造の結果が突如発現しはじめた
サンジ(
1028話・
1029話)。同じ改造がされているヴィンスモーク家の兄弟達に備わっているのは「外骨格」「回復力」「腕力」「氷の心」の4点と見られ、これまでに「外骨格」の発現が露わになっています。
サンジの懸念は「
氷の心」の発現であり、自分が自分ではなくなってしまうのではないかと恐怖しています。そして、本話ではその不安が現実のものとなってしまいます。
ライブフロアから逃げ出したサンジは遊郭を通っていたところ、
目の前に現れた女郎を蹴り飛ばしてしまったようです。なぜかその瞬間だけサンジに意識はなく自覚はありませんが、サンジが蹴った以外に考えられない状況のようです。
今まで心を揺さぶられていたこと、心を痛めることに対して何も感じなくなるというのが「氷の心」というものだと勝手に認識しているのですが、今回のサンジに起きていることは
二重人格みたいなことですね。なんかしっくり来ないのですけど、この設定はまぁ、サンジファンへの配慮でしょう。
サンジが罪もない女性を蹴るシーンなんてショッキングですからね。
体に異変が起きた原因は不明のままですが、サンジは、少なくともそのキッカケであろう
レイドスーツを破壊しています。
サンジ:(さらばジェルマ!!! さらば女湯!!!)
それも辛いよなw
レイドスーツをこれ以上着ないことでサンジの異変が進行しないのであれば、レイドスーツに正常な発現を取り戻す仕掛けが施されており、
着用をする度にその効果が徐々に現れるというものだったと考えられます。
現状、「外骨格」は完全に発現しているとして、「氷の心」の発現は不完全です。
ゼフに叩き込まれたサンジの女性を蹴らないという騎士道は身に染み付いたもので、敵である女性に対しても同じであるため、サンジの大きな弱点であり、鬼ヶ島でもブラックマリアにしてやられました。
もし今後、サンジが「氷の心」を制御できるようになったとしたら、戦いにおいてサンジはこの弱点を克服できることになります。
結局、「外骨格」「回復力」「腕力」「氷の心」すべてがサンジのパワーアップにつながった、と。
まぁ、読者目線ではこのように楽観的に見ているわけですが、サンジ本人は決戦の後、自分が正気じゃなかったら殺してくれと、ゾンビ映画とかでよくある発言をゾロにしています。戦いの後、サンジがゾロにうっかり「ありがとう」とか言っちゃって、ゾロに斬られるのでしょうか?w