・短期集中表紙連載 第25弾
短期集中表紙連載 第25弾が始まりました。
タイトルは不明ですが、Vol.1は「脱出!ホールケーキアイランド」ということで、ホールケーキアイランド編の事件以降の
ジェルマの様子が描かれるようです。
・ゾロVSキング
本話は
前回の「サンジvs.クイーン」と対のようなエピソードで、覇王色の覇気を纏うことによりパワーアップした
ゾロが新たな飛ぶ斬撃で
キングを倒しています。
閻王三刀龍 一百三情 飛龍侍極 !!!
ゾロー?ちょっと何言ってるか分からないw
「閻王」は刀の「閻魔」の名前の由来にもなっている閻魔王に由来していると見られ、覇王色の覇気を纏った状態の技はこの枕詞が付くのかもしれません。その前に出している「煉獄鬼斬り」は「閻王 三刀流」となっており、三刀流を三刀龍に変えた意義はよく分かりません。
ゾロの「
閻王」に対抗してか、キングは「
御守 火龍皇(おおもり かりゅうどん→大盛りカレーうどん?)」という名の
邪王炎殺黒龍波みたいな技を繰り出しています(笑)。そのお陰で、キングを倒すついでに、リューマの伝説をなぞるようにワノ国でゾロが龍斬りを果たしています。カイドウの龍にそれをやっちゃうと、ゾロがカイドウを倒してしまいますからね。
ゾロが勝機を掴んだのは、
キング(ルナーリア族)の体質を理解したからでした。
キングは背中の火が消えた時、動きは速くなるものの、防御力は落ちるのだとか。仕組みは理解不能ですが、ダメージを受けたキングのマスクは完全に壊れ、本話ではキングの素顔も完全に明らかになっています。
ルナーリア族の特徴は「
黒い羽」「
白髪」「
褐色の肌」で、キングが素顔を隠していたのは、自身がルナーリア族であることを隠すためでした。褐色の肌のキャラクターは他にもいますが、キングが『ONE PIECE』史上初の肌にスクリーントーンが貼られたキャラクターであるのは、
ルナーリア族の特殊性を際立たせるためだと思われます。
キング(本名は
アルベル)は子供の頃、世界政府に捕まっていたことがあり、カイドウと共に実験体としてパンクハザードに収容されていたようです。そこで、アルベルは耐久実験なるものを受けていたようで、ルナーリア族が「自然界のあらゆる環境下で生存できる怪物」(
1033話)であることが証明されたのかもしれません。
カイドウはルナーリア族の希少性には目もくれず、そこで見た、アルベルの生物としての強さに惚れ込んでおり、パンクハザードを脱出する際、アルベルを仲間に引き込んだのでした。
マスクで隠しきれていない黒い羽が怪しすぎるのですけど、一応、キングの素性は政府にはバレていないということなのでしょうか。脱走したルナーリア族の情報提供をするだけで、政府は報酬に1億ベリーを懸けているそうです。実際はバレているけど、白ひげとエースの関係に近いようなもので、百獣海賊団にいるために容易に手出しできないということなのかもしれません。
あと、キングの素顔で
目の周りにタトゥーを入れるセンスがシャンディアと共通している点は注目に値します。少なくとも、ルナーリア族は世界政府と敵対した勢力なのではないかと予想されます。