週刊少年ジャンプ5・6号(1月4日発売)にて、『食戟のソーマ』作家陣(ストーリー:附田祐斗/作画:佐伯俊/協力:森崎友紀)によるONE PIECEスピンオフ漫画『
食戟のサンジ』の第5話が掲載されました。
本シリーズは原作準拠の裏舞台でのサンジが主役の料理漫画となっており、今回はワノ国でサン五郎ことサンジが開店した「十八番(オハコ)そば」(926話)の前日譚エピソードです。花の都で人気のそば屋「波(は)ら黒屋」は二八そばを謳っていながら、味が分からないと見た客には蕎麦粉の割合を下げた”下”の麺(サンジの見立てでは5割未満)を出す悪徳そば屋でした。これをネタに、サンジは「波ら黒屋」に屋台の場所(ショバ)を賭けた、そばの売り上げ対決を持ちかけます。
しかし、勝負の日を前に「波ら黒屋」は最上級の蕎麦粉を桃源農園から買い占め、素材の蕎麦粉でサンジは劣勢に追い込まれますが、サンジは
蕎麦打ちの妙技で麺の品質をカバーするのでした。
波ら黒屋:な…何です!? 何を始めようってんです!?
サンジ:何って…ただの水回し(※)さ
※水回し:蕎麦粉をかき回しながら全体に水分を行き渡らせる作業。蕎麦の粒子ひとつひとつが水と結びつくと、最適な潤いを持ったコシのある麺に仕上がる。
〝「悪魔風」水・回転〟ディアブル オー・ロタシオン
波ら黒屋:(人間業じゃねェエ!! どんな速度とパワーだ!!? だから加水率が極限に抑えられ…しっかりとした角と光沢のある麺に!そば自体の風味も最上級品種なみに跳ね上げることができたんだ!!)
多分ワンゼ戦以来のサンジの珍しい
手技ですけども、非戦闘用ですね。
「悪魔風」の由来がイタリア中部の伝統の鶏料理(Pollo alla Diavola、鶏の悪魔風)なので、料理技に名前が冠されると、よく分からなくなってきます(笑)。肉の部位や調理法、調理器具、料理名などを技名に付けているサンジ。サンジに肉料理を作らせて、1つのエピソードにどれだけ技名を盛り込めるか附田先生にチャレンジして欲しいものです。
さて、読切でもう5話まで来たので、そろそろ単行本が出せますが、どうなんでしょう。エピソードはワノ国編まで来たので区切りもいいわけですが。
『食戟のサンジ』第4話 【WJ40号】
ONE PIECE カバーコミックプロジェクト第2弾 古味直志先生 【WJ39号】
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