とあるコラムのご紹介↓
最新巻の61巻がまたしても初版部数最高記録を更新した、国民的人気漫画『ONE PIECE』。まさにその勢いはとどまるところを知らない。先日NHKの『クローズアップ現代』というドキュメンタリー番組でも『ONE PIECE』が特集され、話題になった。
その中でも特に物議を醸したのが、「『ONE PIECE』の読者は大人が九割」という調査結果だった。この調査方法に問題があるかどうか、また調査結果を好意的に受け取るかどうかはその人次第だ、今回は特に「看板漫画の連載長期化に伴う、読者の高齢化」について考えてみたい。
『週刊少年ジャンプ』でいうと、『ONE PIECE』『NARUTO』『BLEACH』といった三大人気漫画が、いずれも50巻の大台を超える超長期連載になり、子供の頃から読んでいた読者が次第に大人になっているのだ。
『ONE PIECE』が大人に売れまくっているのをみると、読者が「少年漫画」を卒業せず、特定の作品の固定客となっている現状が見えてくる。作家はそれに合わせて物語に複雑な伏線を張り、壮大なスケールでストーリーを展開させることができる(『ONE PIECE』でいうと「マリンフォード頂上戦争」、『NARUTO』でいうと「第四次忍界大戦」)。
一方で、新たに少年漫画に読者として参入してくる子供たちにとっては、50巻を超えるような長大な漫画に追いつくのは大変だ。『ONE PIECE』に関しては総集編を刊行したり、無料で今までのあらすじを読めるサイトを作るなど、製作サイドも問題を認識した上で、動いているようだ
■赤松健、読者の高齢化と漫画バブルの崩壊可能性について語る最近では、絶版漫画無料配信サイト「Jコミ」を立ち上げた、『ラブひな』『魔法先生ネギま!』で知られる漫画家・赤松健さんが、漫画業界の未来について自サイトの日記やツイッターで、不安を表明している。
「ワンピースとナルトとブリーチが、3年後もあるかというと・・・多分あるんです。無くなったら集英社がヤバいからです。しかし5年後はというと、年齢的な問題とかストーリー収拾とかモチベーションとか、色々な問題で、微妙だと思ってます。」
赤松さんは二本続けて大ヒットを出した漫画家だけあって、分析の言葉に重みと説得力がある。
赤松さんの言葉を借りると、作家のモチベーションとストーリーの整合性、新規読者の獲得や雑誌の維持など、少年漫画界も様々な構造的問題を抱えているようだ。
(非モテタイムズ;著 小山内)
まず、赤松健さんの漫画はどたばたラブコメだということは無視できないと思います。
ラブコメ10年以上もやるモチベーションなんて、読むほうも描くほうもないでしょう。。
栄ちゃんについて、ストーリーの整合性だとか、バカ言っちゃいけないぜって感じです。
それに、彼ははすでに「ワンピースを完結するまで連載する刑」に服しています(ぇ
ワンピース連載が終わったら漫画は描かないと言っているわけですし、これからも超人漫画家の”心意気”を読者は生暖かい目で見守っていきますよ。というか、逃がしはせんっ!w
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