昨年、米アニメ配信会社FUNimationが、「ONE PIECE」をP2Pで交換していたユーザー1300人あまりを提訴した。
ONE PIECEの英語版は合法動画サービスHuluで無料配信されている。このように日本のアニメを無料で
合法的に見られる方法があっても違法ルートで選ぶ理由を、Ars Technicaが3人のアニメファンに聞いた。
この3人によると、違法ルートを選ぶ理由は価格ではないという。
利便性――例えばBitTorrentのファイルは携帯機器で視聴できる――も理由の1つだが、それ以上に「
早さ」「
翻訳の質」が重要となる。
ファンサブ(ファンが翻訳して字幕をつけたもの)版は公式の翻訳版よりもずっと早く出回る。例えば「Rebuild of Evangelion 2.22」は米国で公式リリースまで1年かかった。
また、ファンサブ版の翻訳の方が好きだからという理由もある。
公式の翻訳版では日本独自の文化に関する言葉はカットされるが、ファンサブ版はそういった語句をそのまま翻訳し、分かりにくい言葉の場合、字幕に加えて解説文も挿入している。
文化的文脈を排して「アメリカナイズ」された公式翻訳版は、日本の文化をよく知らない人には分かりやすいかもしれないが、熱心なファンには好かれないという。
日本の一部のアニメ会社はこのような状況に対応するため、海外向けネット配信などに取り組んでいる。
(ITmedia News;記事元
Ars Technica(英文))
you tubeに出回っている動画に画面上や左右にやたら日本語解説がついてるのは、そういう理由があったんですねー。海外のオタクは日本のアニメ見て日本語勉強するらしいですし、日本語勉強できる特典映像つけてDVD出せば売れるんじゃない?・。・