バンダイより7月から発売予定の『ONE PEICE』のトレーディングカードゲーム(TCG)「
ONE PIECE CARD GAME」(OPCG)。
OPCGのカードイラストは、原作絵(カラー原画およびデジタルカラー版の原画)、TVアニメのカット、アニメイター描き下ろしのイラスト、商業イラストレイター描き下ろしのイラストが混在しており、
TCGでは類を見ないほどのイラストの統一性の無さについて以前、苦言を呈したわけですが(「
ONE PIECEトレーディングカードゲームのカードイラストを眺めて発売前に一言」)、OPCGには
パラレルイラスト版という仕様があることが明らかになっています。
TCGでは同一カードが再収録される際に新規イラストが採用されたり、プロモーションカードに製品版とは別のイラストが採用されることがよくあるのですが、OPCGでは同一のエディション(ブースターパック)内に、カードのIDは同じでイラストが異なるカード=
パラレルイラスト版が端から収録されているようです。
現時点でパラレルイラスト版であることが判明しているカードは5枚ほどで、
基本的にキャラクターカードの場合はイラストレイター描き下ろしのイラストがパラレルイラスト版に採用されている模様です。カードのレアリティがどうなっているか不明ですが、
封入率は通常イラスト版のカードよりも少ないものと予想されます。
こちらのキャラクターカードは通常イラスト版が原作絵(流用)、パラレルイラスト版がイラストレイター描き下ろしのパターンです。このようにキャラクターカードのイラストは、
通常イラスト版がTVアニメのカット(流用)またはアニメイター描き下ろしまたは原作絵(流用)となっており、パラレルイラスト版がイラストレイター描き下ろしとなっている模様です。
一部のキャラクターカードにパラレルイラスト版の仕様があるのか、全てのキャラクターカードにパラレルイラスト版があるのかは不明です。
こちらのリーダーカードは通常イラスト版がアニメイター描き下ろし、パラレルイラスト版が原作絵(流用)となっています。パラレルイラスト版であるかを問わず、現時点で、イラストレイター描き下ろしのリーダーカードは確認されていません(たぶん)。
OPCGの世界観は当然「ONE PIECE」であるものの、カードのイラストがアニメ絵なのか、原作絵なのか、イラストレイター描き下ろしなのかで、カードゲームの世界観は随分変わってしまいます。
イラストがちぐはぐだとデッキが不恰好なので、
構築したデッキのカードイラストはなるべく統一したいと思うのがユーザーの性(さが)です。そして、カードコレクションの価値はイラストレイター描き下ろしのカードが高いのは言うまでもありません。
イラストの流用はコストカットである一方、(口に出して言えませんが)アニメ絵や原作絵を
”ハズレ”扱いに置いて、カードの購買を増やすという戦略も見えてきます。
また、TCGを本格的にやったことが無い人の感覚だと、イラストレイターの描き下ろしイラストに嫌悪感があったり、流用だとしても原作絵を至高とする考えが依然あるようなので(アニメ派の人はアニメ絵がいいでしょうし)、
カードイラストの選択肢があるというのは幅広いワンピースファンのための措置とも言えるかもしれません。
そのように幅広いワンピファンに訴求することが正解だったのか、
一部のワンピファンの取り込みは捨てて幅広いTCGユーザーにも訴求した方が良かったのか、
・・・その答えはいつか分かることでしょう・。・
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