バンダイから7月8日に発売された『ONE PEICE』のトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」(OPCG)のスターターデッキ4種でリーグ戦をやってみました…
やる相手がいないので一人で…。
デッキテーマはルフィ(
赤)、カイドウ(
紫)、キッド(
緑)、クロコダイル(
青)。
ルールは1対戦、先攻後攻3試合ずつ。
<対戦結果>
|
攻め順 |
ルフィ |
カイドウ |
クロコダイル |
キッド |
成績 |
ルフィ |
先攻 |
ー |
◯◯◯ |
◯◯× |
×◯◯ |
1 − 2
(9 − 9) |
後攻 |
ー |
×◯◯ |
××× |
××× |
カイドウ |
先攻 |
◯×× |
ー |
××◯ |
××× |
0 − 3
(4 − 14) |
後攻 |
××× |
ー |
◯×× |
◯×× |
クロコダイル |
先攻 |
◯◯◯ |
×◯◯ |
ー |
××× |
2 − 1
(8 − 10) |
後攻 |
××◯ |
◯◯× |
ー |
××× |
キッド |
先攻 |
◯◯◯ |
×◯◯ |
◯◯◯ |
ー |
3 − 0
(15 − 3) |
後攻 |
◯×× |
◯◯◯ |
◯◯◯ |
ー |
優勝したキッドのデッキ「最悪の世代」
カイドウデッキで始めた子供 きっと面白なくてすぐ辞めるお
<各デッキの評価>
● キッドデッキ「最悪の世代」
攻撃側が非常に有利なこのゲームにおいて、レスト状態のカードをアクティブに戻して2回以上攻撃が可能となるコンセプトの本デッキはあまりにも強力。単純な殴り合いになれば、殴り負けることはほとんどありません。
そんな優秀なスキルが
リーダーカードのキッド自体に付いているわけでして、終盤にリーダーが場に1体のみとなっても勝ち筋が残っている場面が多々あります。リーダーカードは場から処理できないだけに対戦相手からすると非常に厄介です。
また、キャラクターカードの
ジュエリー・ボニーがとにかく優秀です。登場コストが1で、選択的ドローのスキル持ち、しかも発動コストが1ドン!!を支払い、キャラをレスト状態にするというお手軽さ。放っておくと手札のアドンバンテージを取られ続けるので対戦相手はレスト状態になったボニーを積極的にKOした方が良いですが、結果的に登場コスト1のブロッカーとしても働いていることになります。
☆デッキの主要カード
リーダー:ユースタス・キッド(ST02-001, L)
所属:超新星/キッド海賊団
起動メイン/ターン1回:③, 自分の手札を1枚を捨てることができる
→このリーダーをアクティブにする
キャラクター:ジュエリー・ボニー(ST02-007, C)
所属:超新星/ボニー海賊団
登場コスト1/パワー1000
カウンター:+1000
起動メイン:①, このキャラをレストにできる
→自分のデッキの上から5枚を見て、特徴《超新星》を持つカード1枚までを公開し、手札に加える。その後、残りを好きな順番でデッキの下に置く。
● ルフィデッキ「麦わらの一味」
「速攻(登場したターンにアタックできる)」と軽コストのキャラクターへのバフで速い展開を得意とする本デッキ。基本的には殴り合わず、相手のリーダーを狙って速く勝負を決めるのが強いです。しかし、長い試合になると、攻撃のリソースが切れて勝率が落ちます。
リーダーカードのルフィのスキルはレストのドン!!を1枚付与することができるというもので、使用得のスキルですからゲーム序盤から中盤にかけて常に活躍します。同一のスキルを登場コスト1のキャラクターカードの
ナミも持っており、序盤に登場すれば、これもまた常に活躍します。
これらのスキルと相性が良く、性能が良いのがキャラクターカードのサンジです。登場コスト2のパワー4000というのは本ゲームにおいて凡庸ですが、ドン!!を2枚付与すると「速攻」を得ることができます。先攻・後攻問わず、2ターン目にパワー6000のキャラクターで殴れるわけでして、ライフ競争で先取しやすいです。
ブースターパックで「速攻」持ちのキャラクターが追加されれば、デッキは確実に強化され、もっと尖った戦い方できると思います。
☆デッキの主要カード
リーダー:モンキー・D・ルフィ(ST01-001, L)
特徴:超新星/麦わらの一味
起動メイン/ターン1回:このリーダーか自分のキャラ1枚にレストのドン!!1枚までを付与する
キャラクター:ナミ(ST01-007, C)
特徴:麦わらの一味
登場コスト1/パワー1000
カウンター:+1000
起動メイン/ターン1回:このリーダーか自分のキャラ1枚にレストのドン!!1枚までを付与する
キャラクター:サンジ(ST01-004, C)
特徴:麦わらの一味
登場コスト2/パワー4000
ドン!!×2:このキャラは速攻を得る
● クロコダイルデッキ「王下七武海」
相手の行動を制御するいわゆる”コントロール”がコンセプトの本デッキ。しかし、スターターデッキではコントロールできるほどのリソースが無いため、コントロールデッキとして戦うことはできません。
また、本ゲームのルール上、コストの支払いに必要なドン!!は自動的に補充されるのと、手札の枚数制限はない(?)ので、キャラクターカードを相手の手札に戻すという行動は強いようには思えません。登場をキャンセルしてトラッシュ行きにできるカードがあれば、コントロールデッキとしての面白さがもっと出てくるのですが、そのようなカードはスターターには存在しません。仮にそのようなカードが出てきたとして、コントロールデッキは対戦相手に嫌がられるという弊害があるのですけども(笑)。
スターターデッキの勝ち筋としては、キャラターカードの
戦桃丸を使って場にキャラクターカードの
パシフィスタを並べるのが非常に強いです。あと、自分のデッキを見ることができるカードはスターターでは唯一です。デッキ構成を覚えていれば、ライフカードに何が埋まっているかも把握することができます(かなり上級者向けですが)。スターターデッキでは戦桃丸が2枚しか入っていないので、初手でなかなか手札に入らないのですけども、ブースターパックでコントロールデッキとして成立させることができるのであれば、キーカードになるはずです。
☆デッキの主要カード
キャラクター:戦桃丸(ST03-007, C)
特徴:海軍
登場コスト3/パワー4000
カウンター:+1000
ドン!!×1/起動メイン/ターン1回:②
→自分のデッキからコスト4以下の「パシフィスタ」1枚までを、登場させ、デッキをシャッフルする
キャラクター:パシフィスタ(ST03-012, C)
特徴:生物兵器/海軍
登場コスト4/パワー6000
カウンター:+1000
● カイドウデッキ「百獣海賊団」
場のドン!!を指定枚数デッキに戻すことがコストになっているスキルが多いのですが、それ故に連続してスキルを使うことができず、状況を選びます。結果的に手札のカードが凡庸になるため、デッキ運用は難しく、初手の手札やドローの運にかなり依存しています。
リーダーカードの
カイドウのスキルは相手のライフカード1枚をトラッシュに置くという強力なものですが、場のドン!!を7枚もデッキに戻す必要があるため、リーサルが確実に見えた勝ち盤面の最終局面でしか使うことができません。しかも、”ライフカード1枚をトラッシュに置く”では倒し切ることはできないため、せめて、リーダーにダメージ1を与えるであれば、まだ良かったのですが。
強い展開は、キャラクターカードの
うるティで、手札にあるキャラクターカードの
ページワンを同時に登場させることです。これを後攻2ターン目に決めると強いですが、ページワンが手札にないとそもそも成立しません。なぜ、デッキからじゃないのか。。
・・・かなり重症です。
☆デッキの主要カード
キャラクター:うるティ(ST04-002, C)
特徴:百獣海賊団
登場コスト4/パワー4000
カウンター:+1000
登場時/ドン!!-1:自分の手札のコスト4以下の「ページワン」1枚までを、登場させる
キャラクター:ページワン(ST04-012, C)
特徴:百獣海賊団
登場コスト4/パワー6000
カウンター:+1000
あと、キャラクターカードには技属性みたいなものが付いているのですけど、スターターでは対象になるカードはありませんでした。ブースターパックではそのあたりも拡張されて対戦がより複雑になることでしょう。さらにカードの色はもう2色あるので、そちらのコンセプトも気になるところです。
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