総合商社の丸紅株式会社は日本の五大商社が一角。そんな大企業の新企業広告に「ONE PIECE」の起用が決定しました。
丸紅新広告「ONE PIECEシリーズ」特設ページ:
https://www.marubeni.com/jp/op2022/
初め何なのかよく分かりませんでしたが、今回の新広告では、丸紅グループが目指すべき企業の姿として定めた「Global crossvalue platform」(
1. 時代が求める社会課題を先取りし、事業間、社内外、国境、あらゆる壁を突き破るタテの進化とヨコの拡張により、社会・顧客に向けてソリューションを創出する。2. 丸紅グループを一つのプラットフォームとして捉え、グループの強み、社内外の知、ひとり一人の夢と夢、志と志、さまざまなものを縦横無尽にクロスさせ新たな価値を創造する。)とONE PIECEの世界観を重ね合わせたとのことで、7月22日より公開された
「航海篇」では、「もしもONE PIECEの世界に丸紅がいたら」をテーマとして丸紅グループの様々な事業が紹介されています。
1. もしもOPの世界に丸紅がいたらグランドラインの途中に
浮体式洋上風力発電があったかも
丸紅主導で、今年の12月には秋田県で、日本初となる洋上の大型ウィンドファームの商業運転が始まる予定です。また、日本は遠浅の海岸が少ないため、「浮体式」と呼ばれる形態の洋上風力発電に期待が寄せられており、丸紅は浮体式洋上風力発電の事業にも参画しているとのことです。
2. もしもOPの世界に丸紅がいたらアラバスタの砂漠で
海水の淡水化事業を展開していたかも
約30年前から世界各地でさまざまな水事業を手がけてきた丸紅。国土の大部分が砂漠で覆われているサウジアラビアにて水の安定供給の一翼を担うため、紅海沿岸に海水淡水化プラントを建設し、今年1月に商業運転を開始したとのことです。逆浸透膜方式の同プラントは世界的にも最大級の規模を誇り、1日に200万人分の1日あたりの生活用水に相当する水を作っているそうです。
3. もしもOPの世界に丸紅がいたら土が少ない空島でもいろいろな作物を収穫していたかも
農業事業の紹介。丸紅が1987年に買収した米国のHelena Agri-Enterprises, LLC(1957年創業)は、農業資材を幅広く扱い、売上高ベースでは全米2位のシェアを誇るとのこと。現在は第2のHelenaを育てるため、ブラジルのAdubos Real S.A.を買収して事業拡大中。
4. もしもOPの世界に丸紅がいたら海も川もない土地の宴に
サーモンのごちそうが並んでいるかも
みんな大好きサーモン。今はそのほぼ全てがノルウェーまたはチリで養殖されていますが、海面の網生け簀で飼育する従来の養殖に適した海岸は、海水温度の低い、緯度の高い地域にしか存在しません。丸紅が資本参画しているデンマークのDanish Salmon(2009年創業)は閉鎖循環式の水槽でサーモンを養殖し、商業ベースでの安定的な生産に成功しており、現在、施設を拡張中とのこと。
「航海篇」では、以上の4つの事業が紹介されました。
丸紅のWEBサイトの事業紹介のページでも、これらのビジュアルが掲載されています。