この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は、
トリガー発動はどれぐらい期待できるのか?という考察です。
「トリガー」とは、リーダーがバトルに負けた際のダメージステップにて、ライフからカードを手札に加える代わりに発動できる効果で、中には勝敗の決め手になり得る強力な効果を持つカードもあります。運要素の高いTCGにおいて、さらなる運要素となる「トリガー」にどれぐらい期待できるものなのか、確率を考えてみます。
確率を考えることなんて学生時代ぶりなので、どうやって計算すればいいのか思い出すのに時間が掛かってしまいましたが、
ライフの中にトリガーを持つカードが含まれる確率は次のように考えればいいはずです。
まず、ライフ5のリーダーの場合、全ての組み合わせはデッキ50枚から5枚を取る組み合わせなので、
50C5 = 50P5 ÷ 5! = 2,118,760通り
そして、デッキの中に
トリガーを持つカードが2枚含まれている場合、ライフの中にトリガーを持つカードが含まれる組み合わせは、全ての組み合わせからトリガーを持たないカード48枚から5枚を取る組み合わせを引けばいいので、
50C5 - 48C5 = 2,118,760 - 1,712,304 = 406,456通り
したがって、その確率は
19.18%
となります。
デッキ内のトリガーを持つカードの枚数とリーダーのライフの様々な組み合わせで、同じように計算すると
ライフの中にトリガーを持つカードが含まれる確率(%)は次のようになります。
トリガー |
ライフ6 |
ライフ5 |
ライフ4 |
1枚 |
12.0 |
10.0 |
8.0 |
2枚 |
22.8 |
19.2 |
15.5 |
3枚 |
32.4 |
27.6 |
22.6 |
4枚 |
41.1 |
35.3 |
29.1 |
5枚 |
48.7 |
42.3 |
35.3 |
6枚 |
55.6 |
48.7 |
41.1 |
7枚 |
61.6 |
54.6 |
46.4 |
8枚 |
67.0 |
59.9 |
51.4 |
9枚 |
71.7 |
64.6 |
56.0 |
10枚 |
75.8 |
68.9 |
60.3 |
標準的なライフ5のリーダーの場合、トリガーを2枚入れておけば約20%、5枚入れておけば約40%、8枚入れておけば約60%の確率でライフにトリガーが含まれていることになります。確率60%もあれば、戦略的にトリガー発動を期待できます。
手札で腐る確率はこの際、置いといて。
ライフ4のリーダーはライフで見ると元より不利なわけですが、トリガー発動の期待値で見ても1段階劣ることが分かります。しかし、
トリガー枚数が少ない場合は期待値にそれほど大差はありません。
例えば、デッキにトリガーが2枚入っていれば5戦に1回はトリガーを発動できる計算になります。
形勢を逆転できる強力なトリガー効果であれば、それだけで勝率アップが期待できます。
デッキにトリガーのカードを入れる枠がなかなか無いと考えられる場合でも、
少なくとも1〜2枚は積極的に無理してでも採用していきたいところです。トリガーが元より入っていなければ、トリガーに祈ることすらできないですからね。
<今回の教訓>
トリガー1枚とトリガー0枚のデッキは大違い
ワンピカード対戦思案#3 【OPCG】