この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は近頃、評価が上がっている
青ドフラミンゴデッキについてです。
「ブースターパック ROMANCE DAWN【OP-01】」までの環境を「01環境」と言うなれば、現環境で主力となっているデッキは「緑キッド」「赤緑ロー」「紫カイドウ」「赤ゾロ」などです。カードリソースがまだ足りていない新色の”黒”は置いといて、バウンス(カードを手札に戻す)効果が主体の”青”はワンピカードのシステム上、利が薄く、KO効果を持つ他の3色に後塵を拝していました。
しかし、チャンピオンシップ2022の9月大会(東京予選)が終わった後ぐらいから、「青ドフラミンゴ」デッキがちらほら現れ始めたようです。面白そうなデッキだったので私も組んでみたのですが、これが動かしていてとても楽しいです。
ドフラミンゴの効果はドン!!2枚付与してアタックした時、コスト1を支払うことで、デッキトップのカードを公開し、そのカードがコスト4以下の《王下七武海》の特徴を持つキャラカードの場合、レスト状態で登場させることができる、というものです。
計ドン!!3枚を使ってレスト状態でコスト4以下のキャラを登場させることになるので、ワンピカードのバトルシステムを考えると一見それほど強くないように思えます。カードリストで初めて見た時、私もそう思いました。しかし、まずリーダーがパワー7000で殴ってくるのが普通に厄介であり、実質コスト1の支払いでコスト4以下のキャラをデッキから登場させることはかなりメリットがあります。
レストで登場したキャラがKOされるにしても、手札を消費することなくブロッカーとして働いたことになり、リーダーはパワー7000でアタックしているので、コストに対して十分なお釣りがあると思います。しかし、デッキトップを占って運頼りに効果を発動するのは得策ではないため、
デッキ上のカードを見て並び替えることができるカードが、このデッキの骨子です。
キャラのペローナとドフラミンゴはデッキ上から5枚、バーソロミュー・くまはデッキ上から3枚を見ることができます。ペローナとドフラミンゴは4積み確定で、くまは採用されない場合もあります。コスト4以下(コスト4が基本)の《王下七武海》のキャラを組み込むのは当然としては、あとはどういう立ち回りをするかというコンセプト次第で、
採用カードは人によってばらつくものと思われます。
根幹のデッキタイプはリーダーの効果からキャラを展開して攻めるアグロまたはビードダウンと呼ばれる類になり、コスト2〜3のバニラキャラ(効果を持たないがパワーは高い)を組み込んで
純正アグロとしてもいいですし、青の特徴であるコントロールを織り交ぜた
撹乱的アグロとしてもいいですし、序盤にリーダーの効果を使ってアドを取った後、中重量級のキャラを展開しても強いです。
毎週やっている大会には「青ドフラミンゴ」デッキで2回参戦して1回優勝できました。
ただし、トーナメントでは「緑キッド」とは1回のみ、「赤緑ロー」とは当たったことがないですが、多分相性は悪いです。逆に「紫カイドウ」「赤ゾロ」には相性は良いと感じています。「紫カイドウ」に対しては序盤にライフを削ることが簡単なので比較的有利であるのと、「赤ゾロ」に対してはこちらが攻撃を受け切れれば後半はガン有利になります。
このデッキを使っている人にしか伝わらない”あるある”ですが、デッキ上のカードを並び替えた後、対戦中にデッキ上のカードが何だったか忘れてしまいます(おいw)。流石に、コスト4以下の王下七武海の位置は機械的に覚えているのですが、効果で登場させてみて「お前だったか」みたいになったり、デッキトップからドローして「これだったか」みたいになります(笑)。
デッキ上のカードを並び替えるというギミックによりプレイングの自由度が高い反面、プレイングミスも起こりやすいです。初めてこのデッキを組んで大会に臨んだ時は明確なプレイングミスで負けてしまいした。このゲームは振り返ってみてプレイングミスだったかどうか分かりにくいので、明確なプレイングミスというのも珍しいのですが。色んなシチュエーションでシミュレーションして練習するのみですね!
あと、このデッキの良いところをもう一つ言っておくと、構築するのが安上がりです。「紫カイドウ」と同じぐらいか、採用カードによってはそれよりも安く済みます。構築するのに一番お金がかかるのは「赤緑ロー」(今ゼロから組むと2万円以上)で間違いないですね。
<今回の教訓>
上手昔より上手ならず
※というか、デッキ組んだ勢いで練習せずに大会に出ちゃ、そりゃダメに決まってるw
ワンピカード対戦思案#6 【OPCG】