バンダイスピリッツのONE PIECEフィギュアシリーズの基軸である「
Figuarts ZERO(フィギュアーツZERO)」は、元はアクションフィギュアシリーズ「
S.H.Figuarts」からONE PIECE独自に派生したフィギュアシリーズです。”ZERO”とは可動フィギュアの「S.H.Figuarts」に対して”関節が無い”という意味だと思われます。
劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』(2009年12月公開)の公開により、2010年に起きたワンピースブームおよびワンピースフィギュアブームに乗じて、バンダイスピリッツからはまず、当時展開していた「S.H.Figuarts」からONE PIECEシリーズが発売されます。
しかし、発売されたフィギュアは顔の造形およびスタイルが悪く、塗りの個体差も激しく、
当時の水準でも不出来なものでした。
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S.H.Figuarts モンキー・D・ルフィ(2010年08月発売)
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S.H.Figuarts ポートガス・D・エース(2010年08月発売)
※サンプル画像は幾分マシだが・・・
その後、
ナミ(2010年12月発売)と
サンジ(2011年5月発売)が発売されましたが、2010年11月からONE PIECEシリーズは「Figuarts ZERO」が精力的に展開され、S.H.Figuarts ONE PIECEシリーズは新作が出ずにそのまま途絶えてしまいました。
新始動した「Figuarts ZERO」については、当時、塗り肌で個体差が激しく、店頭で品定めして買うのが基本だったのは懐かしい話です。また、「集めやすい手頃なフィギュア」がコンセプトでしたが、フィギュア価格が高騰した今となっては破綻してしまいました。
ーーそれから、11年。
先日、18日から20日までベルサール秋葉原にて開催されたバンダイスピリッツの展示会「魂ネイション2022」にて、
S.H.Figuarts ONE PIECEシリーズの新作が発表されました。
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S.H.Figuarts モンキー・D・ルフィ -鬼ヶ島討入-(参考出品)
参考出品のため、発売時期・価格は不明ですが、来年以降の発売と見られ、まずはワノ国編よりルフィ、ゾロ、サンジが展開するようです。
ルフィについては、
目と舌が出た驚きのフェイスパーツだけでもプレイバリューがかなり高いですが、目を輝かせている表情や目が肉の表情も欲しいところです。当然ですが、11年前に発売されたルフィと比べて格段に良くなっています。
バトルのポージングのフィギュアは腐るほど出ているので、このシリーズにはコメディ寄りのパーツを多めに期待します。個人的には
ウソップと
ブルックがリリースされれば満足ですw
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