LOGPIECE(ワンピースブログ)〜シャボンディ諸島より配信中〜 ワンピカード対戦思案#11 【OPCG】
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この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は現環境(02環境)トップに君臨する赤ゾロについてです。

先日、大阪で開催されたチャンピオンシップ2022の11月予選(参加1000人)では、現環境の主力となっている赤ゾロと緑錦えもんの使用率が高く、決勝トーナメントの32人のうち半分は赤ゾロと緑錦えもんだったという話です。そして、決勝戦は赤ゾロのミラーマッチとなりました。

公式Twitterにより優勝者と準優勝者のデッキレシピが公開されています。


優勝:ナツメ選手の使用デッキ



準優勝:ムギチャ選手の使用デッキ



赤ゾロは02環境で主に、1コスト赤キャラを対象にドローかつ盤面を展開できる「ダダン」、+2000カウンターを持ち、場に出せば1コスト赤キャラを強化できる「マキノ」、パワー3000以下のキャラをKOかつ盤面を展開できる「ビスタ」がカードプールに加わったことで、盤面の維持とコントロール力が強化され、かつ、序盤の打点は01環境で2コストが主体であったのに対して1コストのキャラにシフトしたことで、より速い展開が可能になり、あらゆる面で強化されました。

「ビスタ」の採用により、相手のキャラのパワーを条件としてコントロールするカードが多くなったため、相手キャラのパワーを下げることができる「ゴードン」の採用率が上がっているのも02環境の特徴です。

お玉+ビスタ or ロビン(パワー5000以下をKO)
ゴードン+ビスタ or ロビン(パワー6000以下をKO)
お玉+JET銃(パワー8000以下をKO)
ゴードン+JET銃(パワー9000以下をKO)

「ビスタ」のコンボで中盤をコントロールし、「JET銃」のコンボで終盤をコントールするというような動きが可能です。コスト3の「ビスタ」は「ウタ」によりトラッシュから回収できる点も優れています。

ウタ」でトラッシュから「ダダン」回収→「ダダン」でデッキから「ナミ」回収→「ナミ」でデッキから「麦わらの一味」回収という動きも、終盤手薄になった時に決まれば非常に強力です。

高コスト枠は01環境同様にシャンクス採用も考えられますが、決勝に残ったデッキはいずれも「白ひげ」を採用しているため、「白ひげ」が最適解のようです。アタック時のKO効果が「お玉」や「ゴードン」とシナジーがあること、登場時効果で次のターン開始時までリーダーがパワー+2000で防御力が高くなることが「白ひげ」の強みです。

このように赤ゾロはあらゆる面で非常に高いパフォーマンスを持っており、ワンピカードのデッキの完成形に早くも到達してしまったと言っても過言ではありません。


一方、他のデッキはどうなったかというと・・・

当初、赤ゾロの天敵になると思われていた赤白ひげは、毎ターンライフが減るリーダー効果がやはり厳しく(せめて1ターン目はスキップして欲しかった…)、現状のカードプールでは展開力がないため、環境の主力にはなっていません。

01環境の主力デッキの1つだった緑キッドは、序盤の展開が速い新リーダーの緑錦えもんに鞍替えされたケースが多く、元々、緑おでんデッキを使っていた人は漏れなく緑錦えもんに鞍替えしたはずなので、結果的に緑錦えもんの使用人口が増えています。02環境で特徴《ワノ国》を持つ強力なキャラ「ヤマト」と「おでん」が追加されたことも、緑キッドから緑錦えもんに鞍替えする理由となっています。しかし、プレイングは難しいですが、中盤以降の展開は緑キッドの方が勝ち筋は多いはずです。強力なキャラ「おでん」を手に入れた緑錦えもん、ないし緑キッドですが、パワーは8000であるため、赤ゾロに対しては、お玉+JET銃あるいはゴードン+JET銃の射程圏内となっており、場に出ても心もとないです。そこが次点である所以です。

01環境の主力デッキの1つだった紫カイドウはインペルダウンシリーズがカードプールに追加され、ドローと盤面展開を兼ね備える「ハンニャバル」などの採用で序盤の展開が速くなりました。しかし、ステージ「鬼ヶ島」に依存した再現性の低さは解消できていないため、相変わらずデッキ単体の勝率は高くないはずです。

01環境の主力デッキの1つだった緑ローは、赤「ビスタ」や緑のFILM麦わらの一味シリーズを加えて、コントロールと盤面維持が強化されましたが、事故率が多いという根本的な課題は解決できていません。また、環境トップの赤ゾロと緑錦えもんのコントロールに対して、盤面を維持するのは難しく、使用率は減少したようです。

01環境の主力デッキの1つだった青ドフラミンゴは、コスト1の「ドフラミンゴ」が加わったことで安定性が高くなり、コスト4の王下七武海バニラ「モリア」が加わったことで純粋に強化されましたが、赤ゾロの進化には劣っています。また、天敵の「ホーキンス」を擁する緑のデッキに、現状の青のカードプールでは全く対処不能な「おでん」が加わったことも痛いところです。さらに、02環境で展開速度が上がったことで、登場時効果を持つカードの採用率が上がり、青の特徴であるバウンス効果がシステム的に弱くなり、デッキ使用率は減少した模様です。

青デッキは代わりに新リーダーの青イワンコフが台頭しているようですが、紫カイドウ同様に再現性は低く、大会ではその日一番運が良かった人が勝ち上がるというようなデッキとなっています。

新色の黒スモーカーは、効果によりKOされないキャラがいるため、赤ゾロのコントロールに対して耐性があります。しかし、黒のコントロールはディスカードを伴う割にはドローソースが少なく、防御力は弱く、現状のカードプールでは盤面展開で勝る赤ゾロに勝ち目がありません。


赤ゾロのリーダー効果の対象はキャラを選ばないため、今後カードパワーのインフレが起こらない限り、赤ゾロはいつの環境でもトップにあり続けると予想されます。ワンピカードにおいて、特定のリーダーが環境トップであり続けるというのは健全な環境ではありません

ワンピカードの大会フォーマットが今後どうなっていくのか分かりませんが、ワンピカードの場合はリーダーカードによりデッキが制限されるので、カードプールを絞るよりは、リーダーカードを絞った方が分かりやすいです。健全な環境のためには、大会フォーマットから赤ゾロを追放することも将来的にはあり得ますが、まずは03環境で他のデッキが強化されて、01環境のようにどのリーダーでも大会で戦えるという環境に調整して欲しいところです。

競技プレイヤーは赤ゾロを使えばいい話ですが、カジュアルプレイヤーとしては大会に出て赤ゾロばかりだと面白くありません。開発サイドは赤ゾロのリーダー効果の対象を絞るべきだったと後悔しているんじゃないでしょうか。



<今回の教訓(開発サイド)>

リーダー効果の条件・対象は慎重に決めるべし



<思い出のカード>

マジック・ザ・ギャザリング(MTG)の神の怒り/Wrath of God、通称ラスゴ。
高速アグロが環境で強いのは、中盤での全体除去がワンピカードには無いからです。

イベントカード「覇王色の覇気」
パワー3000以下のキャラを全てKOする

みたいなカードが欲しい・・・!


ワンピカード対戦思案#10 【OPCG】

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