この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は1月7日(土)発売予定の週刊少年ジャンプ2023年6・7合併号の付録につく新規プロモーションカードの「モンキー・D・ルフィ(P-033)」についてです。
【起動メイン】このキャラを持ち主のデッキの下に置くことができる:カード1枚を引く。
カードイラストは『ONE PIECE』新連載号の1997年34号表紙のカラー原画で、カードデザインも同号をモチーフにしています。背景の海と空に合わせて、カードの色は青となっており、ジャンプロゴの「プ」の丸には”属性”がちょうどはめ込まれ、気の利いたデザインです。
単なる記念カードかと思いきや、ワンピカード公式のカード紹介では「
汎用性が高く、青色リーダーであればどのデッキでも使いやすい効果」と説明されています。
…本当にそうですか???
起動メイン効果なので、場に出したキャラを自主退場させて1ドローすることになります。
しかし、パワー5000あるキャラをわざわざデッキボトムに送って1ドローするのはカード得にはなりません。パワー5000のキャラがレスト状態になっていれば、通常、リーダーへのアタックを1回凌ぐ擬似ブロッカーとして働くためです。
通常、この効果が有効になる盤面は、ブロッカーやカウンターのイベントをデッキトップから持ってきたい状況に限られます。通常、デッキトップは運任せになりますが、青デッキの場合、デッキトップのカードを並び替えることができる優秀なカードが揃っているので、その点は問題ありませんが、そうなるとコスト4が重いです。
簡単にドローもできる
コスト4のブロッカーのハンコックでいいじゃないかという話になります。
仮にコスト1〜2のキャラであれば、1ターン目に場に展開して、その後パワー3000以下のキャラにアタックして自主退場という動きや、終盤であればドロー目的で登場時に自主退場という動きもできて汎用性が非常に高いわけです。しかし、コストは4。
自主退場自体がメリットとなるのは、場に展開できる自分のキャラが5枚までというルール上、キャラを多く展開するデッキや、効果に場のキャラの枚数制限がある場合などが考えられます。
現環境でこの条件に当てはまる青のリーダーは、
青緑サンジです。
特徴が《麦わらの一味》なので、コスト7のブロッカーのルフィの効果で手札から登場させることもできるためシナジーも多少ありますが、わざわざ採用するメリットは薄いです。しかも現状、青緑サンジは《FILM》型が多いでしょうからね。
結論:使いにくいカード
ワンピカード対戦思案#14 【OPCG】