・セラフィムの弱点
ベガパンクのエッグヘッド脱出を遂行していた中、”何者”かの命令により
セラフィムが敵となり、フロンティアドーム内の各所で戦闘になっています。
研究所A棟4階「司令室」にて、
S-ベアと
S-ホークのセラフィム2体に襲われていた
ルフィと
ゾロは、
前回、CP0の
ルッチと
カクの申し入れを受け入れて2人の手錠を外し共闘しています。
セラフィムは見た目の通り、
パンクハザードの実験体だったキング(アルベル)の血統因子によりルナーリア族の特異体質を持っており、
背中の炎が燃えている時は攻撃が通らず、ほぼ無敵であることが判明しています。キングを倒した経験があるゾロはこれに気づき、ルフィ達に伝えるのでした。
ゾロ:そういや…おれが「ワノ国」で戦った”キング”に似てるんだよなコイツら
シャカ:カイドウの海賊団にルナーリア族が!?
ゾロ:何族だが名前は知らねェが
シャカ:成程…(中略)セラフィムはまさに彼の”ルナーリア族の血”で強化されている
ゾロ:そうだったのか!! だったらあの背中の炎を注視しろ!! お前ら
あの炎が消えている時しか攻撃は通らねェ!!
ルフィ:え
ゾロ:燃えてる時はほぼ無敵だ
すまん!! 無駄な体力を使わせた おれがもっと早く気づくべきだった!!
ルッチ:いや充分だ これで戦い様がある
ゾロ:キングの特徴は「白髪」「褐色の肌」「黒い翼」「背中の炎」…
ルッチ・ルフィ・カク:もっと早くきづくべきだったな!!!(怒)
漫才師カミナリのツッコミみたいですw
ルッチの台詞で会話は終わっているのに、キングの特徴を語り出すゾロは確実にボケているわけですが、当人にきっと自覚はないでしょうから、天然ボケというやつですね。
研究所A棟3階では、
ナミと
ブルック、そして
サンジが
S-シャークと戦闘中です。
こちらはまだセラフィムの背中の炎の特性には気づいていません。
ナミがS-シャークに再び襲われて怒り心頭のサンジの眉毛は、クイーン戦のような
ジェルマ型に一瞬で変わっています。
レイドスーツを手放したことではジェルマ本来の力は完全には失っておらず、サンジの怒りのボルテージが上がるとジェルマの力が一時的に発現するという特異体質になった、ということでしょうか。
本当に奇天烈な眉毛ですw
また、1065話のS-シャーク強襲にて見逃していましたが、
ゼウスは健在であるため、ゼウスのソウルの主である
ビッグ・マムは生存しているのは間違いなさそうです(
カイドウとビッグ・マムの生死について)。まだワノ国のマグマ溜まりの中にいるのか、既に脱出しているのかは定かではありませんが。
研究所C棟3階では、
リリスと
フランキーが
S-スネークと戦闘中で、
ウソップと
ピタゴラスはそれを見守っています。
セラフィムは「
グリーンブラッド」(
1070話)により悪魔の実の能力が付与されているわけですが、
悪魔の実の呪いも付与されているそうで、能力者たちと同じような弱点を持っていることが判明しています。
黒ひげのヤミヤミの実の能力によりセラフィムの能力も封じることができるかは定かではありませんが、リリスは
海のエネルギーで作られているという「
バブル」を放つ兵器(バブルガン?)でS-スネークを迎撃し、これが効いてS-スネークは一時的に脱力しています。おそらく新型パシフィスタ「マークIII」に搭載されている「
バブルシールド」(
1074話)も同じ”バブル”の技術であると見られ、強力な盾であると同時に対能力者用の兵器でもあるようです。
しかし、”女の子の涙”という強力な武器を持ち、かつ戦闘力で勝るS-スネークは「バブル」を避けて、”メロメロ甘風(メロウ)”で反撃し、フランキー、リリス、ウソップは石化してしまいました(※ただしフランキーは完全に石化したかは不明)。
・ベガパンク人狼
現在、敵となっているセラフィムに対してベガパンクの猫(サテライト)の命令は通じず(シャカとリリスが停止命令を出していることは確認できる)、
威権順位最上位の五老星がラボフェーズ内にいるという可能性を除けば、威権順位が同列の者による命令は上書きできないというルール(
1073話)に則り、
威権順位が同列であるベガパンク本体(ステラ)とサテライトたち(1069話)の中に、セラフィムに攻撃命令を出した裏切り者のベガパンクがいる、という”
ベガパンク人狼”が始まっています。
フロンティアドームのシステムに細工をしたのも、おそらく同一人物だと見られています。
そして今回、ついに
最初の犠牲者が出ました。昨夜、人狼に噛まれたのは(←一体、何を言っている)、「止まれ」と命令を出したことが確認でき白確していた
シャカでした。
失踪したベガパンク本体(ステラ)の居場所に一箇所心当たりがあるというシャカは、研究所A棟地下の
旧”悪魔の実”研究室に降り、実際に
前回、拘束されていたステラとCPたちを発見して驚いています。しかし、ステラに駆け寄ったところで、
シャカの後に地下に降りてきた何者かに狙撃され、頭を撃ち抜かれています。
話タイトルから裏切り者が今回明らかになるのかと思ったのですが、それはゾロのことでして(笑)、人狼はまだ明らかになっていません。
地下にある旧”悪魔の実”研究室というのは何かいわくがありそうですが、白確のシャカがステラの居場所として心当たりがあったのは、現在放棄された研究室で唯一監視されていない場所だったとかいう理由でしょうか。
武器が銃であること、かつセラフィム4体は現在、研究所の別のフロアで戦闘中であるため、シャカを狙撃したのは
セラフィムではありません。
さらにシャカと同様にセラフィムに対して「止まれ」と命令を出したことが確認できる白確の
リリスは今回、石化されてしまいました。今回、石化されたことは確認できませんが、リリスと同じ現場にいた
ピタゴラスも狙撃犯からは除外されます。
石化が威権の消失になるのだとすれば、既にS-スネークにより石化を受けていたヨークも白くなりますが、
今回はその姿を確認できませんので一応グレーです。
またS-シャークにより攻撃を受けて倒れていることが今回確認できる
エジソンも狙撃犯から除外されます。
今回、動向が全く不明なのは、研究所A棟2階でロビン、チョッパーと共にステラを捜索しているはずの
アトラスです。
前回、「
パンクレコーズ」犯人説について言及しましたが、シャカを撃った犯人がステラの前に現れる?!という今回のような状況では、
やはりサテライトの中に裏切り者がいるものと予想されます。
そうなると上述の通り、
グレーなのはヨークとアトラスの二人です。
しかし、「パンクレコーズ」説も消えたわけではなく、
ステューシーが狙撃犯で「パンクレコーズ」に味方している可能性も無くはないです。サンジがナミの方へ行ったので、ステューシーは現在、ジンベエと二人っきりのはずでして・・・。