この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は禁止カード制定以前の03環境で一瞬の輝きを放った(!?)青紫デッキのコンボについてです。
過日、
モビー・ディック号が禁止カードに指定され、03環境で猛威を振るった
赤ニューゲートは弱体化。禁止カードが施行される4月以降の環境においては赤ニューゲートの割合は少なくなる予想されます。
赤ニューゲート対策には、厄介な4コストマルコと5コストマルコのいずれも処理できる「
三・千・世・界」が優秀で、そのおかげで、これまでの環境では目立たなかった
青クロコダイルが活躍できる余地が03環境にありました。
禁止カード指定以前の03環境は赤ニューゲートが抜けて強かったとは言え、環境は赤ニューゲートだけではないので他の対面も見る必要があるわけですが、そんな中、赤ニューゲート対策に特化したコンボも生まれました。それが
バーンディ・ワールドと
最強ジャンプ付録のローのコンボです。
バーンディ・ワールドはテレビアニメ「ワンピース」放送15周年記念のオリジナルエピソード「
ワンピース〝3D2Y〟エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い」(2014年)に登場するオリジナルキャラクターで、
触れた物の大きさ 又は 速さを100倍まで高められる「
モアモアの実(=more・もっとの意)」の能力者です。
この能力対象は能力者自身も有効で、バーンディ・ワールドは自身の体格とスピードを100倍まで上げることができるわけです。ワンピカードのワールドは、場のドン!!を8枚戻すことにより、
パワー8000から破格の80万に、つまり100倍に上げることができます。
ライフが少なくてもカウンター値が非常に高い赤ニューゲート対面では、最大パワーで殴っても守りきられるという場面が多々あるわけですが、パワー80万でリーダーを殴れば、いくら赤ニューゲートでもこれをリーダーで受けては一溜りもありません。
赤ニューゲート対面で、
後攻3ターン目までに相手のライフを1枚削り、後攻4ターン目でワールドを登場させ、後攻5ターン目で80万パワーで殴る時、相手のライフは0となっています。ライフ0のリーダーに対して、バーンディ・ワールドの80万パワーを当てることができれば、現状のカードプールではリーサルになるわけですが、
問題はブロッカーとキャラの赤ニューゲートの存在です。
先行5ターン目に9コストの白ひげを立てられると、後攻5ターン目に相手のライフが1残った状態になってしまいます。この問題を解決できるのが最強ジャンプにプロモーションカードとして付いていた
6コストのトラファルガー・ローです。
登場時に相手のライフ1枚を強制的に手札に加えさせる効果を持っており、発動条件の「相手の手札が6枚以上ある場合」は赤ニューゲート対面では確実に成立します。
後攻5ターン目では、ローを登場させた後、4ドン!!が残っているため、相手のブロッカーの4コストマルコは「
三・千・世・界」または「
唐草瓦正拳」で処理することができます。あとはレストのドン!!カードを戻してワールドの効果を発動し、80万パワーで殴ってフィニッシュとなります。先攻を取っても1ターン遅れるだけで同じ状況になるはずです。
ブロッカーを2枚立てられている場合は「唐草瓦正拳」が2枚必要となりやや苦しいですが、コンボカードが集まれば高い確率で赤ニューゲートを倒すことができます。
必要なカードが少なくとも3枚あり、ワールドとローについてはサーチすることはできないため「
カヤ」「
ペローナ」、ブロッカーの「
ドフラミンゴ」を使ってコンボカードを集めていきます。リーダーは青紫の混色であるカイドウもしくはクロコダイルの二択ですが、このコンボとカイドウとのシナジーは一切ないのに対して、
青紫クロコダイルは効果でドローを狙えること、「
オールサンデー」で「三・千・世・界」の再利用ができることから、青紫クロコダイルが採用されます。
ただし、赤ニューゲート以外のデッキ対しては苦しい・・・・・そんなデッキでした(笑)。
果たして、ワールドが再び陽の目を浴びることはあるのでしょうか。
ワンピカード対戦思案#21 【OPCG】