『ONE PIECE』の最強剣士・鷹の目のミホーク。ゾロを圧倒したが、いったいどれほど強いのか?
(前略)――ミホークは、迫りくる3本の刀をナイフ1本で受け止めた。
これはもう、モノスゴイ行為である。
ゾロの舎弟のヨサクとジョニーは、「鬼斬り」について「出せば100% 敵が吹き飛ぶ大技なのに!!」と驚いていたが、確かにそういうワザである。
『ONE PIECE』の人々はみんな体が大きいので、ここでは「鬼斬りは、体重120kgの相手を10m吹っ飛ばすワザ」と考えて計算してみよう。
地球上で物体を10m飛ばすには、最低でも秒速9.9m=時速35.7kmの速度を与える必要がある。
ゾロの刀の重さが1本1kgだとすれば、三刀流の3本の合計重量は、相手の体重の40分1だ。
するとゾロの刀には、相手を飛ばす速度の41倍が必要になる。
そのスピードとは、秒速406m=マッハ1.2!
それほどの攻撃を、ミホークはナイフ1本で受け止めたのだ。
おそらく、自ら突進したりせず、ナイフを構えたまま静かに受け止めたのだろう。
画面を見ると、ナイフは微動だにしなかったようにも感じられるが、それだと無限大の力が発揮されたことになってしまうから、ここでは「鬼斬りを受けたときに、ナイフはミホークから見て1cmほど手前に動いて止まった」と仮定する。
そういう条件で計算してみると、ミホークが出した力は、なんと2500tだ。
とはいえ、少々わかりづらいと思うので、別の喩えをすると、ミホークは「時速80kmで走る1tの乗用車」をナイフでピタッと止めたのと同じ……!
恐るべきヒトである。
ただし、このときのゾロもすごい。
時速80kmで走っている車が一瞬で止められたら、乗っている人は前方につんのめり、フロントガラスを割って飛び出すだろう。
いきなり刀がガキッと受け止められて静止したゾロにも、かなりの衝撃があったはずで、腕に力を込めなければ、体が前方に吹っ飛んでいたに違いない。
飛ばなかったということは、ゾロも2500tの力を出したと思われる。
ミホークが認めたのも当然だ。(後略)
(Yahoo!ニュース個人)