この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は先日開催されたチャンピオンシップ2023の広島エリア予選(約540名参加)の模様についてです。
広島エリア予選はチャンピオンシップ2023の店舗予選通過者による最初のエリア予選であり、現環境(04)になって初めての公式大型大会であることから、今後の環境を占う上で非常に注目を集めた大会となりました。
注目のリーダー分布は公式配信が行われた決勝トーナメントのベスト16から発表されており、03環境まで覇権を握っていた赤ニューゲートがおよそ半分を占めました。「モビー・ディック号」が禁止カードになっても、やはり強いです。
ブースターパック第4弾の新リーダーからは緑紫ドフラミンゴと青黄クイーンがベスト16に食い込んでいます。環境デッキの黄単のリーダーの姿はなく、一方、赤ニューゲートに有利とされる赤ルフィがダークホースのような形で入賞しています。結局、「赤」が強いって話ですが。
<ベスト16>
1. 赤ニューゲート……7人(43.8%)
2. 赤ゾロ……3人(18.8%)
3. 赤緑ロー……2人(12.5%)
4. 緑紫ドフラミンゴ……2人(12.5%)
5. 赤ルフィ……1人(6.3%)
6. 青黄クイーン……1人(6.3%)
↓
<ベスト8>
1. 赤ニューゲート……4人
2. 赤ゾロ……1人
3. 赤緑ロー……1人
4. 赤ルフィ……1人
5. 青黄クイーン……1人
↓
<ベスト4>
1. 赤ニューゲート……1人
2. 赤ゾロ……1人
3. 赤ルフィ……1人
4. 青黄クイーン……1人
↓
<決勝>
1. 赤ニューゲート……1人
2. 青黄クイーン……1人
結果は赤ニューゲートが優勝で、
04環境も”白ひげの時代”でした、と。
準優勝は青黄クイーンでしたが、
実は曰く付きでして、決勝トーナメント1回戦で珍事がありました。赤緑ローと青黄クイーンの一戦です。
後攻の赤緑ローのターンで30分タイムアップ。ライフは2:0で赤緑ロー優勢。
後攻のプレイヤーでタイムアップしたため、エクストラターンは両者1ターンずつとなります。エクストラターンで勝負が決まらなかった場合はライフ差、デッキ枚数、ジャンケンの順で勝敗が決します。クイーン側は残り1ターンで相手のライフを削る必要性が生じたためリーダーと盤面の2キャラで攻撃を仕掛けます。
クイーン側はリーダー8000、ミホーク9000の順でリーダーにアタックし、手札にカウンター値4000あるロー側はどちらもライフで受けます。ライフにはSECカタクリで戻された5コストローとスターターローがあったため、
この時点でロー側のカウンター値は5000です。
クイーン側はリーダー効果で増やしたライフ1を次のターンで守り切ることは不可能なため、
ペローナに残りの7ドン!!を付けてパワー9000でリーダーにアタックします。カウンター値は5000要求なため、ロー側が守ってロー側の勝利となるところですが・・・
ロー側「(カウンター値4000を公開して)通ります。ありがとうございました」
クイーン側「ありがとうございました」
ロー側(スターターローを見つめて”あっ”……)
観戦しているスタジオも「えー!?」となる珍事でした。
結局、一度「通ります」と宣言したことは撤回できないようで、クイーン側の勝利となっています。
無情ですね。これが日本一決定戦とか順位を争う大会だったら荒れる案件だったわけですが、幸い、決勝トーナメント進出者にはチャンピオンシップ本戦出場権利が与えられているため、大事にはなりませんでした。ただし、ロー側はこの痛恨のミスによりベスト8副賞のクザンのプロモカード(現在相場27万円?)を逃すことになりました。
ワンピカード対戦思案#27 【OPCG】