この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は8月20日に行われたチャンピオンシップ2023 1次予選 決勝大会についてです。
本大会は店舗大会でチケットを獲得した者が出場できるエリア大会にて、ベスト32(またはベスト16 ※大会予選規模により異なる)に入賞した者だけが出場できる招待制大会で、全国の猛者157名が参加しました。予選はスイスドロー5回戦で行われ、決勝は予選上位32名によるトーナメントです。また、決勝トーナメント進出者には来年2月に開催される日本一決定戦に出場する権利が与えられます。
4.5弾環境で行われた出場者全デッキ分布は次の通りです。
1. 赤ニューゲート 51人(32.4%)
2. 赤ゾロ 40人(25.4%)
3. 赤緑ロー 14人(8.9%)
4. 黄カタクリ 12人(7.6%)
5. 青黒レベッカ 11人(7.0%)
6. 青ナミ 10人(6.3%)
7. 青クロコダイル 4人(2.5%)
8. 緑紫ドフラミンゴ 3人(1.9%)
9. 赤エース 2人(1.2%)
10. 赤青ビビ 1人(0.6%)
10. 青黄クイーン 1人
10. 青紫クロコダイル 1人
10. 紫キング 1人
10. 赤ルフィ 1人
10. 赤紫ロー 1人
10. 紫黒ゼット 1人
10. 赤紫ルフィ 1人
10. 緑おでん 1人
10. 黄リンリン 1人
そして、決勝トーメント進出者(ベスト32)のデッキ分布は次の通りです。
1. 赤ニューゲート 9人(28.1%)
2. 赤ゾロ 7人(21.8%)
3. 赤緑ロー 6人(18.7%)
4. 青ナミ 3人(9.3%)
4. 黄カタクリ 3人
6. 青黒レベッカ 2人(6.2%)
7. 赤エース 1人(3.1%)
8. 青クロコダイル 1人
今回は全出場者のデッキ分布が明らかになっていますので、本大会でどのデッキが一番勝ちやすかったのかというのも分かってしまいます。デッキ使用者数に対する決勝トーナメント進出者の割合は次の通りです。
1. 赤エース 50.0%(1/2人)
2. 赤緑ロー 42.8%(6/14人)
3. 青ナミ 30.0%(3/10人)
4. 黄カタクリ 25.0%(3/12人)
4. 青クロコダイル 25.0%(1/4人)
6. 青黒レベッカ 18.1%(2/11人)
7. 赤ニューゲート 17.6%(9/51人)
8. 赤ゾロ 17.5%(7/40人)
赤エースのように使用母数が少ないものや1人抜けのみのリーダーについては、予選のマッチングの影響が強く受けてしまう可能性があるわけですが、赤緑ローは勝ち組デッキだったと間違いなく言えます。エリア大会を突破している猛者が集まっている大会での成績ですので、この数字はそこそこ信用に足るものです。次点は青ナミで、上振れ・下振れが大きそうな赤緑ローと青ナミの予選突破率が一番高いというのは、エリア大会(予選8〜9回戦)と異なり予選が5回戦しかないというのもあるかもしれません。
そして、優勝は
青ナミ(自走型)でした。
チャンピオンシップ大規模大会での青ナミの優勝は初の快挙です。
使い手の綾虎さんのプレイングは凄まじく、文句なしの実力勝ちという感じでした。
綾虎さんは
決勝(VS赤緑ロー)の他に、
決勝トーナメント1回戦(VS赤ニューゲート)と
準決勝(VS赤エース)も配信卓に選ばれているため、
お手本のような青ナミのプレイングが対面の異なる3試合で記録されているというのは、有難い話というか、青ナミを相手にする身からは恐ろしい話というか。。
特に光るプレイだったのは決勝トーナメント1回戦の赤ニューゲート戦で、
マキノでパンプアップされたイゾウのパワー5000アタックを受けた時のことでした。
ライフは残り1。アクティブドン!! 4枚。手札は「DEATH WINK」×1、「メロメロ甘風」×2、「ダズ・ボーネス」×2という状況です。
ここで要求値+1000に対して、ダズ・ボーネス(+1000)を切って手札を4枚に減らして、メロメロ甘風を2回使って+9000でガードし、2ドローを選択しています。
この後のリーダー白ひげのパワー8000のアタックはライフで受けて、「砂漠の宝刀(デザートスパーダ)」のトリガーを発動して2ドロー。
そして、次の自身のターンのドローで「カヤ」を引き込んでいます。前のターンでメロメロ甘風を2枚無駄打ちして、ライフで受けてトリガーを発動しなければ、「カヤ」をトップから引くことができなかったわけです。
実はこのトップから引いたカヤは
「アピス」のサーチの際にデッキ下に送られた2枚のカヤの1枚目です。この時のサーチでは、1番のお目当ての「サンジのピラフ」を回収し、カヤ2枚は上に並べてデッキ下に送っていました。この後、さらに「バギー」でサーチをして4枚をデッキ下に送ったので、
カヤはデッキ下から8枚目と7枚目に潜っていることは少なくともナミ使いは把握しているわけです。
綾虎さんの場合は
デッキ下に送ったカードは全て暗記しているそうで、残り1枚のライフがデザートスパーダであることは把握済みなので、カヤを引き込みに行った段階でリーサルのプランが立っていたことになります(汗)。
デッキレシピはインペルダウン型(自走型)とアピス型(自走型)のハイブリッドで、配信の解説席で綾虎さんと青ナミが混ざって「綾ナミ(綾波)」と誤って呼ばれたことから、
綾ナミ型と命名されています。青ナミは環境デッキの中で、デッキ作るのが1番安上がりなので、誰でも始められます。記憶力に自信がある方はどうぞ。
<今回の教訓>
青ナミのエクストラウィンは実力(記憶力)勝負
ワンピカード対戦思案#34 【OPCG】