この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は12月23日発売予定の「アルティメットデッキ 3兄弟の絆【ST-13】」収録リーダーのデッキ構築について考えてみます。
<赤黄サボ>
[ドン!!×1][起動メイン][ターン1回]自分のコスト3以上でパワー7000以上のキャラ1枚を自分のライフの上に表向きで加えることができる:自分のキャラ1枚までは、次の自分のターン開始時まで、パワー+2000。
非常に癖の強い効果を持つ3兄弟の中で、まだ理解しやすいのがサボだと思います。
パワー7000以上の自身のキャラをライフに加えることができるため、中盤以降、制限なく自身のライフを増やしていくことが可能であり、耐久力の高いリーダーです。
リーダー効果と相性の良いキャラには2000カウンターの赤の「サンジ」が最初に思い浮かびますが、あれはコスト2なのでリーダー効果の対象になりません。低コストでパワー7000になることができるキャラには、コスト3の赤「
ルフィ」、コスト3の赤「
サボ」、コスト3の黄「
サンジ」などがあります。これらはいずれも雑誌付録のプロモーションカードです。
プロモーションカード以外では、コスト3の赤の「
速攻ゾロ」も相性が良さそうです。2ドン付けて7000でアタックした後にライフに避難するという相手にとっては厄介なムーブを取ることができます。3兄弟デッキに収録されるコスト5の「
速攻エース」でも同じムーブをすることができます。
また、強いかどうかは置いといて、リーダー効果を使えば、7「
リンリン」の永続連打も可能です(笑)。
リーダー効果の発動にはリーダーにドンを付与する必要があるため、レストのドンを付与することができる赤の「
ナミ」や「
ハルタ」は採用候補になり得ます。
ここまでの話はリーダー効果の発動条件の部分であり、効果を発動するとライフに戻ったキャラ以外のキャラ1体までが次の自分のターン開始時までパワー+2000されます。
この効果はブロッカーに使うと非常に強い気がします。
赤と黄色にはパワーが高いブロッカーは少なく、候補としてはコスト4の「
マルコ」やコスト5の「
モモの助」が挙げられます。リーダー効果を使えば、パワー7000〜8000のブロッカーとなるため、非常に頼もしい壁となります。
「モモの助」を採用するならワノ国軸にしたく、トリガー持ちの赤鞘の侍達(「
菊之丞」「
イヌアラシ」「
ネコマムシ」など)はリーダー効果でライフに戻す→トリガーで登場するという具合にルーティングできるため、相性は良いです。
また、白ひげ海賊団サーチの「
イゾウ」には特徴《ワノ国》がついており、「速攻エース」をサーチしつつ、「モモの助」で場の「イゾウ」をライフに戻すことができます。そのため、ワノ国・白ひげ海賊団型が構築の有力候補になりそうです。
他には赤黄ベロ・ベディをベースにした革命軍型もありそうですが、トリガーが見える状態になるため、攻撃的な革命軍型とリーダー効果の兼ね合いが良くない気はします。
<青黄エース>
[ドン!!×2][起動メイン][ターン1回]自分のデッキの上から5枚を見て、コスト5のキャラカード1枚までを、ライフの上に表向きで加える。その後、残りを好きな順番に並び替え、デッキの下に置く。
[自分のターン終了時]自分のライフの表向きのカードすべてをトラッシュに置く。
リーダー効果でライフは一時的に増えるものの、2つ目のデメリットの効果により表向きのライフはトラッシュに置かれてしまうため、リーダー効果を有効に使うためには、ライフを操作するカードが必須となります。
採用候補は、アタック時効果でライフを手札に加えてデッキトップをライフに置くことができる2000カウンターの黄色「
サンジ」や「
ダイフク」、登場時効果でライフを入れ替えることができる「
光月日和」や「
シャーロット・シフォン」が挙げられます。
3兄弟デッキ収録の「
エドワード・ニューゲート」や「
ヤマト」の登場時効果で表向きのライフをデッキトップに戻せば、同様に表向きのライフを処理することができます。同じく3兄弟デッキ収録の「
シャンクス」は登場時効果でライフを裏向きにすることができます。
1月27日発売予定の「エクストラブースター メモリアルコレクション【EB-01】」収録の「
ヴィオラ」は低コストでより有効的にライフを裏向きにすることができるため、青黄エースが本領発揮するのは「ヴィオラ」待ちになるかもしれません。
どうせトラッシュに置かれるならということで、「
雷霆」のようなカードも有効なカードです。
コスト5の対象としては、2000カウンターの「
ベンサム」「
サトリ」「
つる」があります。3兄弟デッキ収録の「ヤマト」もコスト5で2000カウンターですので、2000カウンターは十分です。場に出しても実用的な「サトリ」「つる」「ヤマト」が採用候補として有力です。
リーダー効果のサーチ外しのリスクを減らすためにはコスト5枠は16枚以上欲しいところで、残りの1枠は「
しらほし」が良いんじゃないでしょうか。
デッキとしてはリーダーがパワー7000で殴りつつ、ライフを増やして手札のカウンター値を上げていくということになるので、「エドワード・ニューゲート」がエースアタッカーとなりそうです。しかし、サーチがなく、3ドンまではやることがないため、デッキを操作できる青の「
ペローナ」や「
ドフラミンゴ」は採用候補になり得ます。
<黒黄ルフィ>
ルール上、自分の表向きのライフは手札に加える代わりにデッキの下に置かれる。
[ドン!!×2][起動メイン][ターン1回]自分の手札1枚を捨てることができる:自分のライフが0枚の場合、自分の手札かトラッシュのコスト5のキャラカード2枚までを、自分のライフの上に表向きで加える。
毎ターン、リーダー効果を最大限発揮し続けることができれば、黒黄リンリンや黄エネルを上回る非常に高い耐久力でロングゲームをすることができます。が、発動に必要なコスト5のキャラカードはデメリット効果により使い回すことができないため、条件はかなり厳しいです。
コスト5のキャラカードを使い回すためには青黄エース同様にライフを操作する必要があります。最適なのはやはり1月27日発売予定の「エクストラブースター メモリアルコレクション【EB-01】」収録の「
ヴィオラ」であり、黒黄ルフィも本領を発揮するのは「ヴィオラ」登場以降となりそうです。
終盤に向けてトラッシュを増やしていきたいので、デッキ構築はCP軸やドレスローザ軸、海軍軸が考えられます。コスト5で出したいキャラが多いCP軸が最有力な気はします。
2000カウンター枠にはコスト5の「
サトリ」と「
ヴェルゴ」は確定じゃないでしょうか。
終盤に耐久力があることを踏まえると10「
クザン」が着地しやすいため、10クザン着地を目指した構築はアリだと思います。その他の大型キャラでは、リーダー効果に2ドンを使うため、効果も含めて9「ヤマト」は相性が悪い一方、8「
カタクリ」や7「
リンリン」の相性は抜群ですが、この時点で枠が残っているか定かではありません。10クザンは諦めて8カタクリと7リンリンの構成が現実的な気がします。
あと、どうせデメリット効果でライフが手札に加わらないのなら、7「
エネル」も結構面白いのではないかと思います。キャラじゃないのでリーダーのルフィはエネルの効果を無効化することはないです。
とは言え、構築は3兄弟の中で一番難しそうです。
コスト5の2000カウンターが増えれば、もっと構築の幅が広がるとは思うのですが。
ワンピカード対戦思案#39 【OPCG】