集英社のジャンプ漫画誌(週刊少年ジャンプ、ジャンプSQ.、Vジャンプ、最強ジャンプ、少年ジャンプ+)が主催する合同イベント「ジャンプフェスタ2024」が12月16日と17日の2日間開催されました。人気作品のアニメ声優陣らが登壇するジャンプスーパーステージは今年も生配信が行われました。アーカイブは公開されていません。
麦わらの一味声優陣が登壇しているONE PIECEスーパーステージは、ブルック役のチョーさんがVTR出演で、ステージには9人が登壇しました。衣装は
エッグヘッド編をモチーフにした白衣でした。
サプライズだったのは実写版『ONE PIECE』のルフィ役
イニャキ・ゴドイさんとウソップ役の
ジェイコブ・ロメロさんが登壇したことでした。言わば、ハリウッド俳優の登場です。
お二人がコメントする際は英語の平易なフレーズをゆっくり発言していたのですが、ステージ上に英語を多少でも翻訳できる人がいないため、ウソップ役の山口勝平さんが毎度「通訳お願いします」と通訳者を介していたのがかなり気まずかったです。
イニャキさんとジェイコブさんを交えて、ステージ上ではアーロンパーク編の名シーン「当たり前だー!!!!!」のシーン再現の舞台劇が行われました。これがかなりシュールで、舞台上で一体何が行われ始めたのか理解に戸惑うものでした(笑)。
具体的にはナミ役の岡村明美さんがナミを演劇的に演じ、イニャキさんがルフィを演じ、ルフィの声はルフィ役の田中真弓さんがその場で当てるというものです。
ただし、「当たり前だー!!!!!」のセリフ前では、イニャキさん自身も実写版のセリフ「Of cource, I will」を重ねます。
「いくぞ」のところでは、ジェイコブさんはウソップの座りポーズを立ちながら演じ、ゾロ役の中井和哉さん、サンジ役の平田広明さん、ウソップ役の山口勝平さんが「オオッ!!!」と答えるところで、実写版のセリフ「Right」を重ねています。なんだかよく分からないものを見せられているのですが、面白かったですw
生アフレコはいつもと趣向が異なり、役をシャッフルして行われたりもしました。これは面白かったです。
ただし、名シーンの下品なセリフ改悪はヒンシュクものでした。誰が演出したのでしょうね。
終幕は近年恒例の「Family」の生歌唱が行われ、降壇していたイニャキさんとジェイコブさんも再登場しました。
また、恒例の栄ちゃんからのメッセージでは、
心に秘めていた夢が明かされています。
いつの日か
『ONE PIECE』がエミー賞やアカデミー賞に名を連ねることが夢なのだとか。
『ONE PIECE』は漫画としては事実上トップを獲ってしまったので、実写ドラマやアニメの映像作品がアメリカの権威ある文化賞を獲得!とまでは言わないものの、せめてノミネートされるほどに認められることが次なる目標というわけです。言わば、漫画王の”夢の果て”です。
劇場版アニメがアカデミー賞にノミネートされる未来は見えませんが、シーズン1が成功した実写ドラマがシーズンを重ねてもっと人気になっていけば、エミー賞にノミネートされる可能性は十分ありそうです。同日に発表された
アニメリメイク企画が作品人気に拍車をかける可能性も十分あります。それ故に、このタイミングで公言しても憚れない大きな夢なのでした。
「UTA TV LIVE TOUR」DAY2〜ジャンプフェスタ〜【RED】
ジャンプフェスタ2022「ONE PIECEスーパーステージ」