・あの学者
本話までにエッグヘッド事件の作戦に参加している海軍本部中将の名前が全て明らかになりました。
1089話
ポンスキー(ラッコ?のゾオン系能力者)/ドーベルマン/ドール/
土茶(とさ)
ウルバン/ブルーグラス(ノリノリの実のドライブ人間)/
ハウンド/レッドキング/
ギロチン
中将達には、現在、くま型パシフィスタの命令権(威権)を持っている
ボニーの抹殺命令が出されています。
ブルーグラスは海獣兵器(シービーストウェポン)の1体を能力でコントロールして、ボニー達が向かっている北東の海岸へ海から向かうようで、
ドールもこれに同行しています。
本話では、
ドールが元海軍本部中将サウロの部下だったことが明かされています。
エッグヘッド北東の海岸は巨兵海賊団が上陸した場所で、早速、ボニー達は
ドリーと
ブロギーらと合流し、エルバフの戦士達に保護されいます。注目なのは、ベガパンクについてドリーが「あの”
学者”が言ってた男だな」と発言していることです。
知っての通りドリーとブロギーはリトルガーデンで100年間戦っており、リトルガーデン編ではベガパンクの名前は出ておらず、ベガパンクを知るような学者の存在もありませんでした。二人がエルバフに帰還した段階では浦島太郎状態になっていたはずで、村には彼らが知らない人物は多数いたはずです。
そして、ドリーが「あの学者」と呼ぶ人物はおそらく、
エルバフに身を隠していると見られるサウロではないかと思われます。ベガパンクの話(
1066話)から、オハラの事件でサウロは大火傷を負ったものの、生存しており、
オハラの文献を回収してエルバフに身を潜めていると推察されています。
サウロはエルバフに身を隠している間、長年、独学でオハラの文献を研究して、さながら学者になっているのではないでしょうか。ドリーはサウロとは親しくないはずで、かつサウロはエルバフの戦士ではないので、「あの学者」という呼び方は自然な気がします。
サウロの元部下だったドールが巨兵海賊団がいる北東の海岸に向かっているのも今後の展開に何か意味がありそうです。
・世界に告ぐ
くま型のパシフィスタに仕込まれた隠しプログラムが露わになったことで、サターン聖の怒りを買い、体を貫かれた
ベガパンクは重体となっています(
1106話)。
ボニーにベガパンクのことを頼まれた
サンジは、動くと出血して死ぬというベガパンクを、ベガパンクを殺そうとする敵の前に置き去りにも出来ないため、ベガパンクを抱えて脱出しようとしますが、黄猿の止められ、ベガパンクは黄猿にレーザーで撃ち抜かれてしまいます。
医者であるベガパンクは黄猿に撃ち抜かれる前から自身の死を覚悟しており、
最期は笑っていたようです。
そして、ベガパンクがおそらく死亡したタイミング(心電図の波形が止まった?)で、
ベガパンクのビデオメッセージが世界に向けて配信されたようです。世界へ配信する技術はアニメ劇場版『ONE PIECE FILM RED』でも登場しており、開発した本人であろうベガパンクなら可能でしょう。
ベガパンク:あーもしもし テストテスト
世界〜〜世界ぃ〜応答せよ……
えー…私はDr.ベガパンク しがない天才科学者だ……!!
これから残すメッセージに皆驚くと思うが それが世界の「真実」である…!!!
世界の真実を探究していたベガパンクは、どうやら、その研究成果を自身が死亡した際に世界に発信できるように仕掛けておいたようです。ベガパンクはエッグヘッドから脱出するつもりだったので予定より早い公表になるわけですが、このタイミングは読者にとっても驚きです。
次回、世界の真実が明らかになるのか、伏せ字で焦らされるのか、ドキドキですね。
また、ステラ(本体)が死亡した場合、サテライト(猫)はどうなるのでしょう?
ただし、
ベガパンクは脳をパンクレコーズに保管しているため、
ベガパンクが死亡したと言っても、これは心停止のはずであり、脳死はしていないと考えられます。
脳が死んでいなければ、能力は喪失しておらず、サテライト(猫)は無事そうですし、自身もサテライトのような実体として復活できそうな気もしますが、どうなんでしょうか?