・逃げるが勝ち
前回、
ベガパンクによるメッセージ配信を阻止するために
五老星がエッグヘッドに勢揃い。いずれも幻獣種の覚醒能力者らしく、怪物級の強さで、麦わら側に傾いていた形勢が一気に逆転されかけています。
島から脱出する予定の北東の海岸には、新聞で事件を知ってエッグヘッドに駆けつけた
巨兵海賊団の船が留まっていますが、そこには
ボニーの抹殺命令を受けている
海軍本部中将達が待ち構えていました。
また、ファビリオフェーズで五老星と戦闘していた
ルフィは
ドリー、
ブロギーと合流。
戦闘では五老星に負けていませんが、なぜか”
不死身”の五老星と戦っても埒が明かないため、さっさと逃げています。
サターンについては”不老”の可能性も示唆されているため(
1103話考察、
1095話)、五老星は揃いも揃って”
不老不死”なのかもしれません。であれば、
イムもそうでしょう。不老不死はオペオペの実の能力で可能らしいですが、不老不死手術は能力者の命をかけるので、そう簡単ではありません。
エッグヘッドに到着した際、ドリーはルフィのことを”
太陽の神”と呼んでいたわけですが(
1106話)、今回、ルフィの姿が「
エルバフに伝わる神の姿」とそっくりであるという旨の発言をブロギーがしており、太陽の神ニカがエルバフでも信仰されていることが窺えます。
しかし、「太陽の神」は太古の奴隷たちが信じた神であり(
1018話)、現在、人種差別を受けている様子はない巨人族が同じ理由で「太陽の神」を信仰しているとは考えにくいです。
ニカルフィと巨人族が居合わせていることについてサターンは「
食い合わせの悪い事だ」、ウォーキュリーは巨人族について「
因縁深き者達」と発言しており、さらに「そいつ(ニカルフィ)が誰だかわかっているのか」という質問にドリーとブロギーが「友達(ダチ)だ」と答えるとサターンは「
そう呼ばれているうちに潰さねばならん!!! 世界の歴史からな!!!」と発言していることから、”空白の100年”において、
巨人族と太陽の神ニカことジョイボーイが手を組んでいたのだと読み取れます。
したがって、エルバフにおける太陽の神信仰は他の人種と比べると比較的新しいのかもしれません。
一方、唯一飛行能力を持つ五老星
マーズ(以津真天)はフロンティアドームを突破してラボフェーズに侵入。
ヨークが未だ拘束されている司令室に向かい、ヨークに
ベガパンクが配信している部屋はどこか尋ねています。
マーズはどうやら発信元もその部屋だと考えているみたいです。しかし、五老星はベガパンクの配信がビデオメッセージだと考えており(
1109話)、ビデオの撮影場所と発信場所が同じとは限りません。であれば、
配信元はどこか尋ねるのがスマートです。
じゃあ、なんで「モニターに映ってる部屋は?」という聞き方をするのか?となると、
1109話で考察したように配信が実はバーチャルワールドで行われているリアルタイム配信だとすれば、マーズの質問に対するヨークの答えは「
実在しない」という予想外の返答になるからでは?とメタ的に考えてしまいます。
最後に、”解放のドラム”に呼応していた様子(
1106話、
1092話)の「
鉄の巨人」がついに歩き出しています。
鉄の巨人:(スマナイ…ジョイボーイ)
Σ意思あるんかーい!
って、続きが大変気になりますが、残念ながら
3週休載です。