Netflixが「What We Watched: A Netflix Engagement Report」と題した視聴報告書を発表し、
2023年下半期にNetflixで視聴された作品の視聴者数と累計視聴時間のデータが明らかになっています。このデータはNetflixで視聴されたデータの99%をカバーした膨大なものです(視聴者数が10万Viewsより少ない作品は切り捨てられている)。
この報告書を参照すると、当然、2023年下半期に配信開始した作品が上位に並んでおり、2023年8月31日に配信開始された
実写版『ONE PIECE』シーズン1が視聴者数7160万Viewsでトップだったことが判明しました。視聴者数の次点は5250万Viewsで『Dear Child(邦題:汚れなき子)』でした。
累計視聴時間は5億4190万時間で、上位の作品群とダブルスコアを付けていますが、実は累計視聴時間については次点で、トップは6億3020万時間で韓国テレビドラマの『キング・ザ・ランド』となっています。視聴者数は実写版『ONE PIECE』の半分以下ですが、話数が全16話で実写版『ONE PIECE』の2倍あるため、このようなスタッツになっていると思われます
(それにしても異質ですが)。
ONE PIECE: Season 1 視聴者数 7160万Views 累計視聴時間 5億4190万時間
Dear Child: Limited Series 視聴者数 5250万Views 累計視聴時間 2億5280万時間
Who is Erin Carter?: Limited Series 視聴者数 5010万Views 累計視聴時間 2億8620万時間
Lupin: Part 3 視聴者数 4970万Views 累計視聴時間 2億7430万時間
The Witcher: Season 3 視聴者数 4790万Views 累計視聴時間 3億6380万時間
Sex Education: Season 4 視聴者数 4630万Views 累計視聴時間 3億7470万時間
Beckham: Limited Series 視聴者数 4390万Views 累計視聴時間 2億850万時間
Netflixの視聴報告書は2023年上半期から公開されており、上半期のデータは累計視聴時間のみでした。累計視聴時間順で並べて韓国のテレビ局制作のドラマシリーズがトップになるのはNetflixとしてはバツが悪いのか、今回の下半期のデータは視聴者数順で作品が並べられています。
なお、大手レビューサイトIMDbにおける『キング・ザ・ランド』のユーザーレビューは10点満点中の「10」が1割未満、「1」が8割以上という両極端の評価を受けており、ごく少数がハマり、多くの人には受け入れられなかった作品のようです。
また、報告書では
実写版『ONE PIECE』の視聴者数は、TVアニメ「ワンピース」シリーズの視聴者数の倍以上だと言及しています。
2023年下半期で最も視聴されたTVアニメ「ワンピース」シリーズは「東の海編」で380万Viewsでした。次点はTVスペシャル「"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い」の330万Views、「グランドライン突入編」の320万Viewsとどんどんスタッツは落ちていきます。
アニメシリーズはNetflix独占配信でもなく、同じ視聴者が複数のシリーズを視聴している場合もあり、また実写版とは配信開始時期も異なるため、実写版とアニメシリーズを単純に比較することはできませんが、興味深いのは、
2023年上半期でも最も視聴されていた「東の海編」の累計視聴時間数が5780万時間に対し(※上半期の視聴者数データは公開されていない)、下半期では9520万時間と2倍近く増えていることです。
これは明らかに実写版『ONE PIECE』で興味を持って、アニメシリーズを見始めた人が多いことを示しています。そこに、アニメリメイク版「
ザ・ワンピース」があれば良かったのに・・・と思って仕方ないですが、気長に待ちましょう。
実写版『ONE PIECE』シーズン2、Mr.3登場決定か
実写版『ONE PIECE』シーズン2制作決定!!
実写版『ONE PIECE』好調発信、シーズン2待ったなし!
原作ワンピースファンが観るNetflix 実写版『ONE PIECE』シーズン1 感想