【ラジオ情報】
— ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official (@Eiichiro_Staff) June 30, 2024
毎週日曜深夜25:00からニッポン放送より
ラジオ番組『#麦わらスペース』放送中
第13回放送では
こちらの2人が出演します!
◇ルフィ役 #田中真弓 さん
◇ルッチ役 #関智一 さん
▼radikoで聴くhttps://t.co/liupoP3wGQ#ONEPIECE pic.twitter.com/FRn7zDeXuG
荘口アナ:チイチって呼ばれてるんですか?
関:そうなんですよ
真弓:智一(ともかず)でチイチ
関:智一の智(とも)と一(いち)を音訓読みするとチイチになる
真弓:ちょっと呼びやすい。チイチ〜
関:柳沢三千代さんが付けてくれました。青二(プロダクション)の。デビューしたばっかの頃に
荘口アナ:親愛を込めて、これから「チイチ」だ、なんて
関:違うんですよ。「これ何て読むの?名前。チイチじゃないわよね?」みたいな
荘口アナ:そんなへんな笑
真弓:それはさ、三千代がさ、ちょっとねw 普通「ともかず」って読むよね
関:まぁ、そうですね。わざとそういう風に言ってくれたか分かんないんですけど、そこに(山口)勝平さんも居たんですよ(※おそらく1994年「機動武闘伝Gガンダム」の現場)。勝平さんがそれを面白がって使って、なんとなく業界に広まって、みんなそう呼んでくれるようになったっていう
真弓:よくそれを芸名にしちゃう人もいるよね
関:確かに、チョーさんみたいな
真弓:チョーさんも言われてたのをそのまま芸名に変えたんだよね(※旧芸名は長島雄一)
荘口アナ:(ルッチのアニメ初登場は)2005年、19年前
真弓:もう19年になっちゃうの?
荘口アナ:232話「ガレーラカンパニー!壮観一番ドック」というね、当時はもちろん船大工の役だったと
関:そうです、そうです。タンクトップみたいの着てね
荘口アナ:当時はなんか、腕の立つ大工なのかな〜って
関:そうなんですよ。なんか麦わらの一味が10人ぐらいになる予定だ、みたいな噂を当時聞いていて、そろそろ誰か仲間になるんじゃないか?みたいなので、僕もどういう役なのかあんまり聞いてなかったので…
真弓:一番最初にルフィが(仲間は)「10人(ぐらい)」って言ってるんですよ。だから、そろそろ入ってくるんじゃないかって
関:そうなんですよ。もしかしたら船大工の中に、(仲間に)なる奴がいるんじゃないか?って、内心、多分みんな思ってたと思う。もしかしたら・・・
真弓:あんた、ない
関:あはっ!?
真弓:カク、カク
関:カクね。カクも鼻がちょっと被ってるじゃないですか、勝平さんの(ウソップ)と。鼻被り、二人も鼻が長いのがいてもねw でも、なんとなく皆んななんか戦々恐々としてたような気はします
荘口アナ:そわそわそわそわという感じで
関:あんまり言ってなかったですけど、みんな
真弓:私たちめちゃめちゃ言ってたよ。みんな統一見解としてカクだな〜って
関:でも全然結果ね、違う
真弓:結果全然違ったけど、うん
関:僕そもそも、劇場版に1回出してもらってたんですけど(2002年「珍獣島のチョッパー王国」ヘビー総裁)、本編の方に出たいなと思って、当時のスタジオのタバックにいた、青二のスミさんって
真弓:今もいますよ。なんか今はなきみたいな
関:いやいやいやw 青二のスミさんになんか「ワンピース出たいっす」って、会うたびに言ってたんですよ。「ワンピース出れないですか?」って。したら多分叶えてくれて、呼んでくれたのが、このルッチだったんですよね。だからどんな役なのか、ちょっとの役かなって思って、最初は入ったんですよ
真弓:めっちゃ大きい役でしたね
関:そうなんですよ。結果、こんなに出していただけて
荘口アナ:まさに19年経ってもバッチリ出てる
関:スミさんも失敗したなと思ってると思います、きっとw だったら別の人にしておけば良かったってなってるかもしれない
真弓:「青二の人にしときゃ良かった〜」
関:青二の人にしとけば良かったってw
荘口アナ:生々しい話ですねー(笑)。でも、その時、そんな気持ちだったんです?
関:そんな気持ちでした。良かったっていう、念願叶ったなっていう、人気番組出れたみたいな
荘口アナ:最初の頃のルッチはどういうイメージでした?
関:いや、本当に全然分かんない。鳩と腹話術で喋ってるっていうことだったんで、なんか変な人だなとは思ってました笑
荘口アナ:相当変でしたよね、これ
関:だから今もそこはあんまり判然とはしてないです。あんな性格なのに、厳しい、苦虫を噛み潰したような人なのに、どういう心理で鳩にずっとアフレコしてんのかっていうのはちょっと気になるところではあります
荘口アナ:笑
真弓:いっこく堂みたいな感じでね
関:そうなんですよ。だから内心ちょっと面白いところがあるのかな?っていう。そこも今後出てくるかもしれない。本当は可愛くて楽しい奴みたいな
荘口アナ:性格的にはブレてないというか、闇の正義を貫くために決まったことをやるっていう
関:でも、あんまり表に出さないじゃないですか。だから未だに何を考えて行動しているのかが読みきれないから、未だに先が気になってます。どうなっていくのか、ルッチが。本当にただ悪い感じで敵対して終わるのか、原作だとちょっとね、また違った動きを一瞬見せたりとかしてたので、どこに本心があるんだろう?みたいな
真弓:楽しみね
関:楽しみです
荘口アナ:(エニエス・ロビー編)当時のアフレコで覚えてることあります?
真弓:えーとね、絵がね、、なかったの
関:なはw、そうです。でもそれはいつもじゃないですか
真弓:結構バトルのシーンってさ、速いの
荘口アナ:特に二人(ルフィとルッチ)の時って、ワァーって手がもう
真弓:そうそう、ワワワワの時はウォー!って言ってればいいじゃん。ある意味さ
関:はい
真弓:でもさ、はっきり、こう足がいってるとか、手がいってるとかさ
関:あ、一発ずつ
真弓:でも絵がなくて、動体視力が…あなたも割と見えてる方?
関:当時は見えてましたけど、今回はもうあんまり見えなくなってました
真弓:そんだけ歳とったってこと?チイチも!?
関:そうなんですよ、20年経ってますから
真弓:あら〜
関:先輩達が絵に追いつけないって言ってたのがだんだん分かってきました
真弓:そうなのよ。本当にね、こっからこっち来てますよっていうのがね、全然見えてないの
関:勝平さんがいつもチェックされてましたもんね
真弓:「ほら、ほら」って(絵を)止めてもらったりするんだけど、また流してみるとさ、本当に一瞬、0コンマ何秒ぐらいのことでさ、そんなものやっぱり見えないのよ
関:確かに
真弓:そうするとさ、勝平が「右上から下に、えっと手がいってます。その後、足がいきます」それで私が「わかんない」って言ったらさ、もう「うぉっ、え”っ、でぇっ!3つ言っとけばいいです」って
関:あははははは笑
真弓:それで「うぉっ、え”っ、でぇっ!」。合ってんの
荘口アナ:バッチリ絵に合ってると
真弓:あれ?勝平とチイチって年齢は?
関:えっと、勝平さんの方がちょっとだけ上です(※59歳と51歳)
真弓:おませさんよ、だって勝平まだ全然
関:いや最近、アクションものをやってなかったのもあって。だから毎週ワンピースとかに関わっていたらアレかもしれないんですけど、「ドラえもん」(スネ夫役)とかが多かったんで
真弓:のどかでいい!笑
関:そうw、のどかだったから、あのスピード感になかなか
荘口アナ:シリーズディレクターの小山(保徳)さん(からのお便り)「1100話。エッグヘッド編になってから最多作画枚数。1話で17000枚!アニメーター達はルッチの豹の模様。あと一つはルフィのギア5に加えて、覚醒したルッチにも付いている羽衣に悲鳴をあげました」
真弓:うわー
関:ずーっと動いてますもんね、あの羽衣がね
荘口アナ:「ルフィ対ルッチは羽衣 対 羽衣!羽衣っていうのは処理の都合があって、また体と別に描く必要があるんで2倍の手間が掛かってしまうんです」
関:あー、なるほど
荘口アナ:「そして田中真弓さん、関智一さん、演技素晴らしかったです」
関:あら、ありがとうございます
真弓:ありがとうございます。勝平のおかげかもしれない
荘口アナ:ははは笑
関:笑
荘口アナ:「中でもルッチが煙から出てきて獣っぽい感じに雰囲気が切り替わっていくシーンでの…」
真弓:言ってください
関:「相変わらず ふざけたその態度 鼻につくんだよ」
荘口アナ:「…というセリフ。1カットの中で細かい表情変化、仕草、そして声での存在感。全てがバチっと合致して本当に鳥肌が立ちました」
関:確かにこれ、頂いたサンプル見て、復習用にいただいたんですけど、まさにこの場面見てカッコイイとちょうど思った場面でした
真弓:オンエア観てね、本当に感動する。手間の掛かってる、凄いなっていうのは最近、頓になんかね、感動する
関:凄いですよね、劇場版並みに動いてますよね
荘口アナ:エッグヘッド編の二人の戦いとかって「神作画!」ってネットで話題になってましたけども、こんなレベルのものを毎週やっちゃっていいの?って
関:ルッチもそうですけど、ルフィが常軌を逸してるじゃないですか、動きが
真弓:もうね、なんじゃこりゃっていうね
関:そう、アレを凄く生き生きと描かれているから、出て来ないで欲しいだろうなって、あのモード(笑)
荘口アナ:ギア5に笑
関:なって欲しくないだろうなって笑 でも、アニメならでは楽しさですよね
真弓:本当に。あんなことになるだなんて思わないじゃない。なんか世界観がワンピースっていう世界観から赤塚不二夫の、昔のアニメみたいな、喉ちんこビヨーン!
関:はいはいはい、目も飛び出して
真弓:世界観を変えちゃうって凄いよね
関:凄いですよね
荘口アナ:でもそん中で凄くシリアスにやってるルッチもいるわけですよね。こっちがアッハハって笑いながら、こっちはうぉおおって殺気を纏わせて。これが一つの画面にあるのが凄いなって思って
関:確かにね、本当ですね
真弓:よく真面目にできるわね
荘口アナ:ははは笑
真弓:あたしなんて、あっひゃっひゃっひゃっひゃっ!
関:いやでも、それもカロリーが大変ですよ。ずっと笑ってんですもん
真弓:いや全然!さっき言ったさ、細かくさ、蹴りがこっちから来てる、今やられたとかっていう1個1個の速い動きを入れなきゃなんない時は本当に目が追っつかないし、分かんないんだけど、大体笑っときゃいいんだよ?
関:はははは笑 そうなんですねw
荘口アナ:原作よりもエッグヘッド編のルッチは頑張りましたよね?
関:なんか、そんな印象はありましたね
真弓:頑張りましたよねってw
荘口アナ:漫画だともうちょっとこう…
関:あっさりやられちゃう
荘口アナ:こんなに差がついちゃったか〜っていう感じがありましたけど、でも思いませんでした?ルッチ意外と拮抗して
関:そうですね、結構しっかり。(原作では)でかい口叩いてる割にすぐやられたなって感じがしてたから、このアニメになった時、あーそうか、実際はこのぐらいやってたんだっていうところでちょっと折り合いをつけましたw 自分の中では
真弓:いい意味でさ、(原作に)追いついちゃってる分さ、アニメはちょっと伸ばすじゃない?
荘口アナ:色んな演出とか
真弓:演出が入るじゃない。それが昔はさ、無理に伸ばしてるような感じがして、最近ね、すごく乗れるっていう
関:あー、なるほどなるほど
荘口アナ:演ってて違う?それはいいことかもしれない
真弓:ただ単に追いついちゃってるから伸ばしてるっていう風に見えてない感じが、演る側がする
関:確かにそんな風には全然思わなかったです
真弓:やっぱり絵描いてくれる人たちが本当にみんな命かけてくれてるわって思う
関:そうですね