・新世界「ガルテル島」
話タイトルの「落とし前」とは、エッグヘッド事件より1ヶ月以上前に
バルトロメオ(バルトクラブ)が、赤髪海賊団のナワバリである新世界「ガルテル島」に掲げられている”赤髪”の海賊旗を燃やして、ルフィの海賊旗に変えた事件(扉絵連載『押し掛け麦わら大船団物語』vol.9-10、873話・875話)についてのことで、ワノ国に寄った
シャンクスは「そのケジメはどうする」と言及していました(
1054話)。
時系列がよく分からないのですが、その後、ガルテル島に向かった赤髪海賊団は街に居座っていたバルトロメオをシメて、バルトクラブ(本話ではバルトロメオ海賊団)の親分にあたる
ルフィに猛毒を盛るように指示します。ルフィに迷惑をかけまいとするバルトロメオは渡された猛毒を自身で飲み干しますが、体に何の異変も起きません。
これは麦わら傘下の海賊の信頼関係を測るためのフェイクでした。ルフィが傘下の海賊に慕われていることを嬉しく思うシャンクスでしたが、ケジメはケジメということで、出航したバルトクラブの海賊船(ゴーイングルフィセンパイ号)は撃破され、
バルトロメオらの生死は不明となっています。
ただし、バルトロメオを含むルフィの子分たち7人は”歴史に名を残す「一大事件」を引き起こす”(
800話)という伏線があるため、バルトロメオたちは生きているのは間違いなさそうです。海賊船の船首も”ニカ”にリニューアルできてちょうどいいのではないでしょうかw
・海賊島「ハチノス」
コビー奪還戦(
1088話)が行われた海賊島「ハチノス」に
ティーチらが帰還しています。
ティーチの夢は
海賊島を世界政府に所属する国家「黒ひげ王国」として認めさせ、自身が国王になることであり、その交渉材料として攫ったコビーを利用するという話でした(
1080話)。
モリアが脱獄した上に、コビーを奪還されたことにひどく怒るティーチでしたが、代わりに
ガープを捕らえたと知ると、人質としての価値が上がったと喜んでいます。
また、黒ひげ海賊団は
歴史の本文を読み解くことができる潜在能力を秘めている三つ目族の
プリンを拉致しており、元よりワンピース争奪戦に乗り出すつもりでした。これはおそらく古代兵器を手に入れることで国力を盤石にするつもりなのでしょう。
この後、
カリブーの手土産(古代兵器「ポセイドン」がしらほしであること、古代兵器「プルトン」がワノ国の地下にあるという情報)(
1107話)もティーチにもたらされることになり、ワンピース争奪戦において黒ひげ海賊団は比較的に優位に立っています。
一方、マリージョアのお膝元である「赤い港(レッドポート)」にある(?)海軍会社「UMIT(ウミット)シッピング」本社に潜入している
ラフィットは
革命軍による天竜人への”兵糧攻め”の様子(食糧を載せたボンドラを攻撃)をティーチに伝えています。
ラフィットの報告を受けたティーチは「準備を整えろ」と命令しており、革命軍の兵糧攻めとは別に
何か作戦がある模様です。エッグヘッドに任務で潜入した
デボンは
サターンに触れているため、サターンの姿に変身して何か悪さをするつもりだと思うのですが、既にサターンは死亡して五老星はガーリングに代わっていること(
1125話)をティーチは知らないでしょうから、作戦がうまくいくかどうかは分かりません。
・事件発生
エッグヘッドを脱出した
ルフィ一行は巨兵海賊団の船(グレート・エイリーク号)で宴を行っていました。船長の
ドリーと
ブロギーは殴り合ってもお互いに死なないので決着がつかないだろうと
オイモと
カーシーに説得されて、エルバフに武器を取りに一度戻っただけみたいです。
つまり、事が落ち着けば決闘の続きを始めるみたいです。というか、戻ったエルバフで毎日やっていたのかもしれません。
そして、宴が終わり皆が寝て起きると、エイリーク号に牽引されていた
サニー号がなぜか姿を消していました。サニー号で就寝していたメンバーは不明ですが、無事なのはロビン、フランキー、ブルック、ジンベエ、リリス、ボニーで、一方、
ルフィと
ナミの行方不明は確定しています。
行方不明になっている
ナミはルフィ(?)の呼びかけに目覚めると、そこは見ず知らずの場所でした。
『ジョジョ』みたいな展開ですけども、何が起きたのでしょう。
剣を背負っているナミの服装も変ですし、髪型も変わっています。
エルバフに着く前に別のエピソードが入るとは思いもしなかったわけですが、ここに来て蛇足のストーリーが入る余地があるとは思えません。うーーん?????