昨日、TVアニメ「ワンピース」の放送に関する重大な発表がありました。
現在放送中のエッグヘッド編は10月13日に放送された1122話「最後の教え!受け継がれた拳骨」を最後に
2025年3月30日まで5ヶ月間の充電期間となります。
これだけの長編アニメ作品を25年間も毎週放送でやってきたというのが(ところどころ総集編放送や放送休止はありましたが)、元々常軌を逸していたわけでして、ワノ国編以降からはアニメのクオリティを向上させたことで、これまでよりも毎週放送というのが厳しいスケジュールになっていたと思われます。
アニメ「ワンピース」の放送の歴史から見ると大きな転換点ですが、アニメ放送のクール制が一般的な現在では、それほど大きな影響はないと思われます。また、
来年4月の放送再開後からは放送枠が変更になるそうですが、放送枠の変更は過去に何度か経験しているため、これもあまり影響はないと思われます。
充電期間中のレギュラー放送枠では、10月20日放送のアニメ25周年記念作品「
ONE PIECE FAN LETTER」の後、10月27日より
新編集版(SPECIAL EDITED VERSION)魚人島編(全21話)が放送されるそうです。
過去放送のアニメ魚人島編は全58話構成であるため、話数が半分以下になった新編集版はかなりスマートに編集されている模様です。通常のアニメ放送は元々、間延びしているため尺を縮める余地が大分あるのだと思われます。
また、話数構成が変わったために
予告編は新たに録り直しており、キャラクターの掛け合いによる予告編が用意されているそうです。
新編集版はそれだけではなく、最新のアニメ「ワンピース」で使われている技術を導入して
新たに撮影をしており、映像が新しくなっています。
具体的には
明暗や陰影を際立たせ、キャラクターを立体的に表現し、戦闘シーンではエフェクトを派手にしているみたいです。全編、撮影はやり直されており、一部、作画修正もされているそうです。
さらに新編集に伴い、音楽や効果音も付け直しており、そのついでに
音響はDolby Atmos(ドルビーアトモス)対応となり、立体音響を楽しめるとのことです。
また、魚人島編の
オープニング曲「ウィーゴー!」は様々なアレンジ版が放送されるそうです。さらに、過去放送にはなかった
エンディング曲が用意されており、BE:FIRSTによる書き下ろし楽曲「Sailing」が提供されました。
TVアニメ「ワンピース」について、以前からこうなればいいなと思っていた『
ドラゴンボール改』(TVアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版)のような施策が今回、魚人島編で実施されたことで、今後も過去放送の新編集が行われていくことが期待されます。
一方で、新規アニメ『
THE ONE PIECE(ザ・ワンピース)』(制作:WIT STUDIO)の制作は進められており、この状況を考えると、
『ザ・ワンピース』では声優が一新する可能性は高いかもしれません。『ザ・ワンピース』は新規ファンや原作ファン、海外アニメファンを呼び込み、東映アニメ版の声優じゃないとダメというようなアニメファンには新編集版を用意して溜飲を下げていただくという具合です。
TVアニメ25周年記念作品「ONE PIECE FAN LETTER」放送決定
アニメ「ワンピース」不正アクセスの影響で当面の間「特別編」放送、声優オーディオコメンタリー同時配信