・箱庭の主人の正体
エッグヘッドを脱出してエルバフへ向かう航路の途中で、巨兵海賊団の船(グレート・エイリーク号)から
ルフィ、
ゾロ、
ナミ、
ウソップ、
サンジ、
チョッパーの姿が消え、エイリーク号に牽引されていた
サニー号も姿を消していました。
前回までに、ルフィ達は、
ある巨人族(太陽神と呼ばれる)が作った
巨大な箱庭の国(「ブロックの国」)に”
生人形(リヴドール)”として囚われていることを自覚し、箱庭からの脱出を試みます。
本話では
箱庭の主人の正体と、ルフィ達が攫われた経緯が明らかになっています。
箱庭の主人の正体は、
ハイルディン率いる
新巨兵海賊団の航海士
ロードでした。
ルフィ達を攫ったのは計画的なものではなく、”神殿”と呼ばれる部屋にもいたロードのペットの大カラス「
ムギン」が手癖で拾って来てしまったようです。サニー号の全長は39mあるのですが、翼を広げたムギンのサイズはそれの3倍ほどもあり、相当デカいカラスです。
ゾロが無警戒に攫われたというのは不思議でしたが、エッグヘッドの航路には”
眠霧(ネムぎり)地帯”といういかにもな不思議地帯があり、おそらくエイリーク号は宴の最中に不用意にその地帯を通過してしまい、全員眠ってしまったようです。
ロードはムギンが拾ってきた人間達を見て、麦わらの一味であることを認識し、「
今「巨兵海賊団」が迎えに行ってたハズ」と発言していることから、「ブロックの国」は
エルバフにあると考えられます。
ロードはハイルディンの独断で
ルフィの”子分”になったことに不満を持っており、これを好機として、ルフィ達を自身の趣味の箱庭のリヴドールにすることに決めたのでした。
ロードは典型的な
キモヲタキャラとなっており、一味の呼び方は「〇〇たそ」で、可愛いナミがお気に入り。笑い方はデュフフならぬ「デフフフ」です。また、”太陽神”に扮している際はキャラ設定として、侍言葉などを使うようにしている模様です。
元々、生きた人間を箱庭で飼っているというのが相当悪趣味なわけですが。
一方、麦わらの一味が起こした騒動により、ブロックの国の住人と化していたリヴドール達は脱出の好機ではないかと悟りざわつき始めています。彼らもどうやらルフィ達と同じように攫われた境遇で、脱出を諦めて”太陽神”に従順になっていただけのようです。
ルフィ一行は、追って来る”太陽神”(ルフィ達はまだ正体を知らない)から逃げ、”神殿”と反対側の「ブロックの国」の外壁をルフィが”ゴムゴムの猿王銃(コングガン)”で破壊して、ルフィが
壁の向こうの何かを目撃したところで、本話は終わっています。
「ブロックの国」がある建物は本来、巨人族の為の”
留置所”だと判明しており、留置所に入れられている巨人族と出会う展開になるのでしょうか。というか、ロードは留置所の職員なんです?