この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は先日開催されたチャンピオンシップ2024の愛知エリア予選(約1350名参加)の模様についてです。
チャンピオンシップ2024 wave2(2次予選)のエリア予選は今大会で6回目で、9弾環境最後のエリア大会でもあります。参加者数も更新しています。
前回の兵庫エリア大会は、ベスト16に
11種ものリーダーが入るという異例の事態となりましたが、今回は一転して、
リーダー3種のみに絞られました。
<ベスト16>
青ドフラミンゴ……11人
黒ルッチ……3人
赤シャンクス……2人
予選では、これまでのエリア大会で実績を残し続けている
黒ティーチが増え、黒ティーチに有利な
紫ルフィも増えたような状況だったようです。
青ドフラミンゴの予選分布は減ったようですが、青ドフラミンゴは紫ルフィと黒ティーチに有利がついており、青ドフラミンゴが対面不利の黒黄ルフィや黄エネルに対しては、分布が増えた紫ルフィと黒ティーチは対面有利なため、結果的に青ドフラミンゴが今大会の勝ち山となったようです。
また、これまでの9弾環境エリア大会で黒ティーチの成績が目立ってきたために、
環境トップの青ドフラミンゴへの警戒が減り、青ドフラミンゴ対策のカードがリストから消えた影響も大きく、総じて、環境トップのポテンシャルが顕出したのでした。
決勝トーナメントのベスト4には青ドフラミンゴが3人、赤シャンクスが1人残り、どちらのリーダーが優勝しても初優勝という状況になりました。
準決勝の赤シャンクスと青ドフラミンゴの対戦では、どちらかのライフが0の場合、相手がブロッカーを発動すると特殊勝利する「
ゴール・D・ロジャー」が登場し、青ドフラミンゴ側がブロッカーを発動できず、そのままリーサルになる場面が初めて配信卓で映されました。
(リーサル前のターン)
この試合は、この前のターンの青ドフラミンゴ側の動きが分岐になっており、神視点では赤シャンクス側のカウンター値が2000しかないため、ライフを詰めていればリーサルがありました。
実際の試合では「センゴク」からブロッカーの「ハンコック」を回収してそのまま登場させていますが(相手が「ロジャー」を持っていないという判断)、「芳香脚」を回収していれば、「ティーチ」の効果で9000と10000のアタックを作り、リーサルとなりました。ラストライフは2000カウンターだったため「芳香脚」じゃないと通らないという勝ち筋でした。
赤シャンクスが勝ったので、続く決勝も同じ対面となり、今度は青ドフラミンゴの快勝でした。
(後手の青ドフラミンゴ2ターン目)
決勝はイベントカウンター「火拳銃」を採用している赤シャンクスに対する青ドフラミンゴの動きが非常に参考になるものでした。
先手の赤シャンクスは2ターン目でドンをアクティブのままターンを返しており、「火拳銃」を構えている動きを見せています。これに対して1ターン目に「ジンベエ」をデッキ上に仕込んでいた青ドフラミンゴは、8000のリーダーでアタックしてリーダー効果を使い、「ジンベエ」を登場させて、「
効果は(発動しますか)?」と赤シャンクスに尋ねています。
赤シャンクスのリーダー効果は相手がアタックした時に任意で発動できるため、優先権がある青ドフラミンゴのリーダー効果の後、かつ「ジンベエ」の登場時効果よりも前に効果発動を宣言しないといけないわけです。
これに対して赤シャンクスはリーダー効果で場に登場した「ジンベエ」のパワーを1000下げます。これにより「火拳銃」のKO圏内であるパワー4000になりました。
これに対して青ドフラミンゴは「ジンベエ」の登場時効果で「ウィーブル」と「ハンコック」の選択肢がある中、「ハンコック」を登場させ、「ハンコック」の登場時効果でパワーが下げられた「ジンベエ」にレストの1ドンを付与してパワーを5000に戻し、「火拳銃」によるKOを回避しました。
次のターンも「火拳銃」をケアし、後はもうテンポが遅れた赤シャンクスに対して、青ドフラミンゴが一方的に面展開してそのまま押し切る試合でした。
青ドフラミンゴ側が「火拳銃」入りの赤シャンクスと対戦をやり慣れているの凄くよく伝わってくる試合でした。青ドフラミンゴ使いとして非常に参考になりました〆
ワンピカード対戦思案#58 【OPCG】