・エルバフの陽界と太陽石
姿を消したサニー号とルフィ達を海で探していたために遅れていたグレート・エイリーク号の一行がエルバフにようやく到着。巨大な樹により3層構造となっているエルバフは、地面の下層が「
冥界」、エルバフの村がある中層が「
陽界」、上層が「
天界」と呼ばれているそうです。「天界」には王族が住んでいるのでしょうか。
「冥界」の海岸は赤髪海賊団が滞在(
1079話)していた酒場となっており、エイリーク号はここに上陸するかと思いきや、
前回、名前が出ていた「
太陽石(ペインター)」という特殊な鉱石で、「陽界」に”
虹”を架け、船で虹を渡っています。
「ペインター」という名前の通り、
ブロギーは手に持った「太陽石」で虹を”描いた”と言っており、
虹を船で渡るというトンチキな現象については、然もありなんという感じです。
リリス(ベガパンク)も「いつみても
不思議できれいじゃ」と言っており、「太陽石」とは科学で説明できない
摩訶不思議なアイテムのようです。
「太陽石」は「巨大な王国」の遺物なのかもしれません。
この”虹”には、
前回「冥界」に登場していた新巨兵海賊団の船長
ハイルディンと
スタンセンも船で便乗し、麦わらの一味と再会しています。
一方、「冥界」から「陽界」に登っていた
ルフィと
ナミ達は新巨兵海賊団の
ゲルズ達と出会い、エルバフの村に案内され、そこで麦わらの一味が合流しています。
ゲルズは
ロードと対照的に、人間族好きで非常に友好的な巨人族で、これに
サンジはメロメロ状態。ゲルズに抱えられると、ゲルズの胸の上で安らかに眠っています(笑)。
ところで、「冥界」から飛んできたルフィに対して、
ゴールドバーグが経緯を尋ねた時、ルフィは困って言葉が出なくなってしまいます。
実は、ルフィは「冥界」で会った
ロキと
何か”約束”をして、ロキからは自分と会ったことと約束の内容は他言無用と言い渡されていたのでした。嘘をつくことが出来ないルフィは何も言えなくなってしまったわけです。
このルフィがロキとした”
約束”については、
前回、ルフィがロキに会いに来たシャンクスについて尋ねた際、ロキは「
タダで教えるワケねェだろ!!!」と返しているため、ロキは
何かの見返りを条件にシャンクスについて話すと”約束”をしたと考えられます。
素直に考えれば、何も知らないルフィがその”約束”を果たすと、ロキが解放されるような、ロキにとって都合の良いことが起きそうなものです。
・ようこそエルバフ
いざ、着いたエルバフの村はまるでファンタジーの世界でした。
冒険記「ブラッグメン」の著者である
ルイ・アーノートは、エルバフにも来たことがあったようで、何もかも巨大なエルバフについて感動的だと述べていますが、「
この地に長居してはならない」と警告しており、何やら不穏です。
また、エルバフの村の近くの森では、
謎の人物の歩く姿が描かれています。
シルエットから、この人物は
1124話に登場していたエルバフでルフィ達を待ち構える謎の人物と同一だと考えられます。