TVアニメ「ワンピース」のフランキー役声優が交代することが発表されました。
これにより、現在フランキーを演じている
矢尾一樹さんは”
卒業”という珍しい扱いになっています。
交代理由は明かされていませんが、「長きにわたって話し合いを重ねた結果」と言っているようにこの問題は以前からあるものなので、矢尾一樹さんの
声のコンディションの問題だと考えて間違いないと思われます。
近年、矢尾さんのしゃがれ声に拍車がかかり、滑舌も悪くなっており、表舞台に立つと痩せ細った容姿も相まって健康面が不安視されるようになっていました。このブログで矢尾さんの健康面に初めて言及したのは
ジャンプフェスタ2022の記事(2021年12月)だったので、3年ほど前からこの問題は顕出していたと思われます。
矢尾さんが登場するたびに、これに触れるとキリがないのでブログではもう言及しないようにしていましたが、今年に入ると、
体調不良のためにONE PIECE DAY’24(8月11日)の出演取りやめ、矢尾さんが演じるジャンゴの代役(1121話、10月6日放送)があり、声優業に支障が出る状態になっていたのかもしれません。
同じ理由で、矢尾さんが演じる
ジャンゴと
ボン・クレーも交代がありそうですが、これについては特に触れられていません。ジャンゴの後任はそのまま
高木渉さん(「ワンピース」では他にベラミー、デッケンなどを演じる)になりそうです。高木さんは元々、劇場版短編の『ジャンゴのダンスカーニバル』(2001年)でジャンゴ役を演じていたこともあり、代役になっていました。
フランキー役の後任は既に決定しているようで、12月22日開催のジャンプフェスタ2025のステージ上で発表され、
矢尾さんの卒業セレモニーも行われるそうです。
これまでに代役はあれど、25年も放送されているTVシリーズの麦わらの一味声優が交代することは初めてのことで(ジンベエ役は仲間になる前に交代)、非常に特別なことです。だからこその”
卒業”であり、矢尾さん自身にとっても、麦わらの一味声優陣、ファンにとっても、このようなセレモニーが執り行われることは良いことですね。
後任のプレッシャーは計り知れませんが。
そして、”卒業”システムの前例が出来ると、以降、交代が受け入れられやすくなるのは事実です(卒業システムはモーニング娘。で定着したんだよなぁ)。今後、さらに麦わらの一味声優の交代があるかどうかは分かりませんが、キャストの高齢化は年々進んでいますので…。
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