この記事はバンダイのトレーディングカードゲーム(TCG)「ONE PIECE CARD GAME」のエンジョイ勢の対戦日記的な何かです。今回は先日開催されたチャンピオンシップ2024の東京エリア予選の模様についてです。
チャンピオンシップ2024 wave2(2次予選)の最後のエリア大会となる東京エリア予選は第一大会(参加約1200名)と第二大会(参加約1070名)が連日行われました。10弾環境初の大型大会でもあります。
<第一大会ベスト16>
青ドフラミンゴ……4人
黒ティーチ……3人
赤シャンクス……2人
紫ルフィ……2人
緑ボニー……1人
緑黄ロー……1人
黒ルッチ……1人
黄エネル……1人
黄キッド……1人
<第二大会ベスト16>
青ドフラミンゴ……5人
黒ティーチ……5人
青黒ウソップ……2人
赤ゾロ……1人
赤シャンクス……1人
紫ルフィ……1人
黒ルッチ……1人
9弾環境の新リーダーの中で早くも実績を残していた黒ティーチはブースターパック第10弾で強化され、10弾環境の環境トップと目されています。一方、9弾環境で環境トップだった青ドフラミンゴはブースターパック第10弾で強化はありませんでしたが(おそらく今後強化はない)、青ドフラミンゴと戦えるリーダーの多くは黒ティーチを苦手とするため、青ドフラミンゴの立ち位置は10弾環境でもあまり変わらず、依然環境トップと目されています。
実際、ベスト16の分布は青ドフラミンゴと黒ティーチが最も多く、青ドフラミンゴと黒ティーチの直接対決では依然青ドフラミンゴに分があるため、今のところ、青ドフラミンゴが真の環境トップという感じです。
10弾の新リーダーでは、黄緑ロー、黄キッド、青黒ウソップが早速ベスト16に入っており、デッキパワーを感じさせます。黄キッドと青黒ウソップは青ドフラミンゴに有利なリーダーなので、これらのリーダーが増えてくると、今後、青ドフラミンゴの母数は減っていきそうです。
しかし、新環境が始まったばかりですので、環境はまだ全然定まっていません。個人的には、青黒レベッカや新リーダーのもう1つ赤緑スモーカーに注目しており、今後伸びてくることを期待しています。
<第一大会>
第一大会決勝トーナメントのベスト4には青ドフラミンゴが2人、黒ティーチが1人、黄エネルが1人残り、準決勝、決勝を
黄エネルがガン有利対面の青ドフラミンゴとマッチングして、そのまま優勝しました。意外なことに黄エネルの大型大会優勝は初めてでした。
決勝の盤面では、青ドフラミンゴがジンベエを連打してブン回り、手札9枚の黄エネルに対して「プリン」が直撃。しかし、神視点では黄エネル側のカウンター値は3000しかなく、「プリン」は寧ろ救いの手となってしまいました。
この後、黄エネルのラストライフは「フランキー」で、トリガーで1ドローして場に登場。リーダー効果でデッキトップから追加したライフは「お前が消えろ」で、トリガーでデッキトップからまたライフ追加。ターンが返ったドローでは9「ヤマト」を引き、青ドフラミンゴの盤面を全処理。
デッキシャッフルがなければ、こんな状況にはならなかったかも、と……「プリン」が完全に裏目となってしまいました。とは言え、手札9枚も相手が持っていれば「プリン」は投げてしまいます・・;
<第二大会>
第二大会の決勝トーナメントは新リーダーの青黒ウソップもフィーチャーされましたが、環境落ちして久しい
赤ゾロも注目株でした。この赤ゾロは「動物型」という型で、3コストのSR「チョッパー」とイベントカウンターの「うるせェ!!!行こう!!!」を軸に多面展開するデッキです。
環境デッキではないゆえに然程強くないですが、10弾環境初のエリア大会では初見殺し性能が高かったのかもしれません。実際、配信卓では、対面した青ドフラミンゴ側はレストで出てくるキャラに構いすぎて状況を悪くしていました。結局、青ドフラミンゴミラーのような局面になり勝ちましたが。
「動物型」はレストで登場するキャラは弱く、キャラを放置されると面が埋まってやる事がなくなるため、キャラに構う必要はあまりないんですよね。青ドフラミンゴとしては、パワー下げの「チョッパー」だけを確実に取っていれば問題ないわけです。
決勝は青ドフラミンゴのミラー対決となり、青ドフラミンゴが優勝しました。
10弾環境は始まったばかりで、来年1月に行われるチャンピオンシップ2024決勝大会までには新カードも追加されていますので、環境がどう変わっていくのか非常に楽しみです。コスト参照の新しいサーチカードの登場により黄エネルがさらに強化されそうで
(黄エネルはずっと強化されてんな…)、アグロデッキには厳しい環境になりそうではあります。
ワンピカード対戦思案#59 【OPCG】